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運動会を撮るVol.338 2017年09月08日更新

私の住む地域では運動会はだいたい10月の1週目か2週目の週末に行われます。他のところも大抵そうだと思っていたので運動会の話は9月下旬くらいにしようかな、と思っていたのですが車でラジオを聴いていたら「9月の楽しみは子供の運動会です」という話が流れ「え?9月にもう運動会やるとこあるんだ!」と思いました。考えてみれば小学校の運動会とその下の子がいる可能性が高い幼稚園や保育園の運動会の日にちが被ると保護者が大変ですし、そういうことも考慮しての日取りなのかもしれません。今年はちょっと早目に運動会の写真の撮り方を紹介することにしました。

スタート直後よりちょっと走ってから撮る

長い棒を何人かで持って並んで走る競技を運動会や体育祭でよく見かけます。大抵はパイロンなどが設置されていて、それを回りながら走って次の人にパスするという進行です。徒競走などもそうですが正面から撮る場合、スタート直後に撮ると後ろに並んでいる次の走者がすぐ後ろに写るので今走っている子が引き立たないという場合が多く見られます。私も自分の子供の番が来たら、すぐに撮りはじめますが作例1のようにスタート直後はいまいち絵にならない場合が多く、「これがベストかな」と思うのはだいたいしばらく走ってから撮った写真になります。正面から撮る場合スタート直後だと後ろの子がすぐ近くにいるので背景が、ごちゃっとしたイメージになってしまうからです。作例2の方は最初のパイロンを回った後くらいに撮っているので次の走者の子が重ならず、背景がすっきりしています。もちろん次の子たちが写っていても距離があればボケになりますからそれはそれでいいのですが、やはりある程度距離が離れてから撮った写真のほうが見栄えが良くなります。スタート直後から撮るにしても気合を入れて撮るのは走りはじめよりも中盤くらいと考えて撮るといいと思います。

作例1 スタート直後はイマイチ

作例1 スタート直後はイマイチ

作例2 ちょっと走ってからのほうが背景すっきり

作例2 ちょっと走ってからのほうが背景すっきり


トラックを一周する競技は逆光側からねらう

走る距離が短い種目の場合は直線コースになることが多いので光の状況を選べるようなものではありませんが、トラックを一周するような競技なら逆光側で撮れるポジションがおすすめです。当日の天気が晴れであったなら、私なら逆光側から撮れるポジションを選びます。もちろん会場によって撮れる場所が制限されている場合もあるのでその範囲内でのことですが順光側よりもドラマチックな感じに撮ることができます。逆光で撮る場合はちょっと+補正する必要がありますが、特に表情をアップで撮りたい場合などはこのほうがきれいに撮れます。作例3は子どもが帽子を被っていることもあり+0.7補正して撮っています。

作例3 逆光側がおすすめ

作例3 逆光側がおすすめ

物の写真も撮っておく

作例4は会場にかざられた旗の写真です。これは保育園の運動会で撮りましたが旗の一枚一枚が手描きの絵で、どうやら子供たちが一枚ずつ描いたもののようです。こういった工作物は記念にもなるので飾られた状態を撮っておくと良い思い出になります。また、後でアルバムを作るとき、写真をレイアウトしてみたら中途半端に空いているスペースができてしまったということがよくあります。そんな時そのスペースを埋めるのにこういった物の写真が役に立ちます。旗以外にもその時食べたお弁当の写真とか、プログラムの写真でもいいと思います。自分の子が描いた旗を見つけられたらその旗をアップで撮るのもおすすめです。

作例4 物の写真も撮っておこう

作例4 物の写真も撮っておこう


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