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こいのぼりを撮ろうVol.163 2014年04月18日更新

もうすぐ五月、すっきりと晴れ渡る青空が気持ちいい季節です。ゴールデンウィークが近づくと子供たちが集まるような遊戯施設や公園などにはこいのぼりが泳ぎ始めます。中にはたくさんのこいのぼりを流して、お祭りなどをやっているところもあるようです。私の地元では隣の市にゴールデンウィーク中にこいのぼりを流している公園があるのでそこに行ってみました。今回はこいのぼりを撮ってみましょう。

まずはこいのぼりのある場所をリサーチ

何千匹ものこいのぼりを流す大きな祭り会場もありますが、今回はどこの地元でも撮れそうな状況を想定して撮ってみます。ただし、確実にこいのぼりを撮るならあらかじめどこにいつからこいのぼりが飾られるのかくらいは調べてから行きましょう。ネットで調べたり、地元の観光協会に問い合わせるという手もあります。「確か昨年はあった」と思っても飾られる日にちがずれていたりすると、行ってみたけど撮れなかったということにもなりますので、できれば確認してから出かけましょう。

作例(1)順光側

作例(1)順光側

空の色は方角によってちがう

天気はもちろん晴れの日がおすすめです。できればちょっと白い千切れ雲などが浮いている晴天なら最高です。雨や曇りの日もダメとは言いませんが爽やかなイメージで撮るためにはできるだけ天気の良い日をねらいましょう。また、晴天の日であっても空の青い色は均一ではなく、太陽の方向によって濃さが違う方角があります。一般的に、太陽のある方向は青が薄く、太陽と反対側の空のほうが青が濃い色になっています。[作例(1)]、[作例(2)]を撮影したのは薄く晴れた日でした。晴れてはいるけど、空は薄い水色くらいの色で薄ーい雲がかかっているような感じの天気です。お昼に近い時間帯なので日は高かったのですが、それでも順光側[作例(1)]と逆光側[作例(2)]で撮り比べてみました。こいのぼりは空を泳いでいるためどうして見上げる角度で撮ることが多くなります。必然的に背景に空が入ることが多くなり、空の色が写真のイメージに大きく影響することになります。こうして比べてみると、順光側で撮った写真のほうが空の青がちょっと濃くなっているのがわかると思います。逆光側は下に菜の花が入るのはいいのですが、空がほとんど真っ白です。やはり空が白いとさびしいですね。

作例(2)逆光側

作例(2)逆光側

他のものと組み合わせる

[作例(2)]はこのままでは寂しい感じになってしまうので、手前のベンチに座ってこいのぼりを眺めているご夫婦の後ろ姿を入れてみました[作例(3)]。このほうが、まだ春の気持ち良いイメージに近い写真になると思います。自分が家族と一緒なら、家族に入ってもらってもいいと思います。このような時のポイントは、「気持ちよさそうなイメージ」のモノや人を脇役に使うことです。人物なら春らしい服装などです。[作例(3)]の場合は後姿の二人が中高年の夫婦であることと、女性が背中にデイパックをしょっていることが気持ちの良い休日のイメージを連想させてくれるポイントになっていると思います。背景に山などが入れられるような場所なら、それもいいでしょうし、手前に花などを入れるという手もあります。その時のロケーションを利用して自分なりのイメージを盛り上げる脇役をさがしてみましょう。

作例(3)人物を入れてみる

作例(3)人物を入れてみる


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