Nikon Z fc ブラックモデル速報レビュー!|水咲奈々

水咲奈々
Nikon Z fc ブラックモデル速報レビュー!|水咲奈々

はじめに

ブラック、シルバー共にNIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VRを装着

2021年に発売された「Nikon Z fc」は、ニコンの銀塩一眼レフ機 「FM2」にインスパイアされた、クラシカルなデザインで話題を呼び、人気となった機種ですが、今年(2023年)の3月3日、新たにブラックモデルが発売されます。今回は、この新たなブラック塗装の本機を、シルバーモデルと見比べてみたいと思います。

シルバーモデルとの違いは?

カメラボディ前面で目立つのは、やっぱり「Nikon」と「Z fc」の刻印文字でしょう。シルバーモデルと同様に、単なるペイントではなくしっかりと彫り込まれています。特にペンタプリズム部の「Nikon」の文字は彫り込みが深いので、光の当たり具合によって、白い文字のなかが艷やかにきらめくのが美しいです。

ブラックモデルとシルバーモデルの比較画像は、キットレンズの「NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR」を付けて撮影しています。本レンズは繰り出し式で繰り出し部分は黒色なので、シルバーモデルでは「はい、繰り出しましたよ」という主張が強かったのですが、ブラックモデルではそれが薄らいでいるのが好印象でした。

背面のモニター横、右手でグリップするあたりの革シボ風の加工は、ブラックもシルバーも同じ加工なのですが、上下でサンドしている色合いが違うと、風合いまで違って見えますね。背面左上の再生ボタンは、黒地に白い字のほうが見やすいと感じました。

上部のISO感度、シャッタースピード、露出補正ダイヤルは、筆者が2021年にZ fc購入の決め手になったデザインでもあるのですが、ダイヤル上部以外も黒くなったため、ダイヤルとボディ面の一体感はシルバーモデルよりも強くなりました。このあたりは、好みが分かれるところかもしれませんね。

カメラの機能は色違いのシルバーモデルと同様、有効画素数2088万画素、APS-Cサイズ(DXフォーマット)で、レンズマウントはニコンZマウント。バリアングル式3.0型TFT液晶モニターと、電子ビューファインダー搭載。大きさは、幅約134.5mm、高さ約93.5mm、奥行き約43.5mmで、重さは約445gです。動画撮影は4K UHD/30pをクロップ無しで撮影可能。もちろん、USB Type-C端子での充電が可能です。

また、本モデル発売日の3月3日から、新たなキャンペーンが始まります。まだ一度もプレミアムエクステリアキャンペーンを受けていない、Z fc製品をお持ちの方は、新しい無料張替キャンペーンを利用して、チョークブルー、マスタードイエロー、オリーブグリーン、ウォルナットブラウン、ミッドナイトグレーの、前回よりもシックなくすみカラーのいずれかの色に、カメラボディのお色直しができます。

今回ブラックモデルを購入する方は、そのまま使用される方が多いでしょうが、すでにお持ちの方で、上記キャンペーンでの張替を行っていない方は、NEWカラーをチェックしてみると、お好みの色があるかもしれませんよ。

Z fc プレミアムエクステリア張替キャンペーンの詳細はこちら

「NIKKOR Z 40mm f/2(SE)」を装着して撮り歩き!

2023年1月に発売された「NIKKOR Z 40mm f/2(SE)」もお借りできたので、ブラックモデルに装着して撮り歩いていみました。

■撮影機材:Nikon Z fc ブラック + NIKKOR Z 40mm f/2(SE)
■撮影環境:絞りF2 1/500秒 ISO100 AWB ピクチャーコントロール:スタンダード
■撮影機材:Nikon Z fc ブラック + NIKKOR Z 40mm f/2(SE)
■撮影環境:絞りF2 1/125秒 ISO100 AWB ピクチャーコントロール:スタンダード
■撮影機材:Nikon Z fc ブラック + NIKKOR Z 40mm f/2(SE)
■撮影環境:絞りF2 1/4000秒 ISO100 AWB ピクチャーコントロール:ビビッド

 

 

■写真家:水咲奈々
東京都出身。大学卒業後、舞台俳優として活動するがモデルとしてカメラの前に立つうちに撮る側に興味が湧き、作品を持ち込んだカメラ雑誌の出版社に入社し編集と写真を学ぶ。現在はフリーの写真家として雑誌やWEB、イベントや写真教室など多方面で活動中。興味を持った被写体に積極的にアプローチするので撮影ジャンルは赤ちゃんから戦闘機までと幅広い。 (社)日本写真家協会(JPS)会員。

 

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