桜ポートレートを魅力的に撮る7つのテクニック|Rinaty
はじめに
みなさんこんにちは。セルフポートレート写真家のRinatyです。
さて、いつの間にかもう春になりました。
春といえば…そう、桜の季節です!いつの間にか満開目前!今年は開花が早くてびっくりしています。
今日は桜ポートレートで使える撮影テクニックをご紹介させていただきます。
撮影の前に
桜の木は非常に繊細です。腐食すると切り落とさないといけなくなることも多いです。
そのため、撮影する際は桜の花や細い枝に触れないように注意をしましょう。
桜の花を一房撮影したい時は、千切るのではなく、落ちているものを使うようにします。
そして他の観光客の方に配慮し、みんなが桜を楽しめるように心がけましょう。
魅力的に撮る7つのテクニック
桜×望遠レンズ
長い桜並木はいつ通ってもワクワクしますよね!
桜並木で活躍するのがズバリ、望遠レンズ。カメラと被写体との距離はかなり離れてしまいますが、非現実的な世界を作り出す事ができます。

■撮影環境:1/200 ISO100 F2.8 200mm
この作品では望遠レンズで桜並木をギュッと圧縮してピンク色で埋め尽くし、さらに桜を前ボケとして入れ込んで、立体感のある作品にしてみました。
行ってみたらまだあまり咲いてなかった、桜が散っていて少しスカスカだったという時も、望遠レンズで圧縮できればたくさん咲いているように見えるのでおすすめです。

■撮影環境:1/200 ISO100 F6.3 200mm
望遠レンズには遠くにあるものを圧縮して大きく写す事ができるという特性があります。
この作品では桜ではなく、背景にある立山連峰をギュッと圧縮して大きく写し込んでみました。
手前にある桜、遠くにある桜、そして立山連峰を贅沢に全部入れちゃいました!
桜だけでなく、桜以外の山や建物など、色んなものと一緒にぜひ撮影してみてください。
毎年色んなロケーションで撮影したくなります。
桜×CPLフィルター

■撮影環境:1/500 ISO50 F5.6 14mm
CPLフィルターとは、偏光フィルターとも呼ばれ、写真の反射光をコントロールするフィルターです。
この写真では空の錯乱光をコントロールして、青空を濃く、雲をくっきりと写す事ができました。
さらに広角レンズの歪みを活かして、衣装の袖を三脚にくくりつけてダイナミックに撮影してみました。
桜のピンクと青空の組み合わせは相性抜群です!
天気が良い日に撮影できる場合は、ぜひ空も一緒に写してみてください。

■撮影環境:1/100 ISO250 F5 33mm
こちらは川の近くで咲いていた大きな枝垂れ桜と共に撮影しています。
普通に撮ると空が反射して川の一部が白っぽく写ってしまう状況でしたが、CPLフィルターを使うことでで緑とピンクのコントラストが美しい1枚を残す事ができました。
川や海などと一緒に桜を撮られる方は、必ず一緒に持っていってほしいアイテムです。
桜×ホワイトミストフィルター
もう一つ、桜の撮影でぜひ使ってほしいフィルターがホワイトミストです。私はH&YのWhite Promistフィルターを愛用しています。
このフィルターはガラス表面に白い粒がたくさん付いており、逆光の時に使用するとふんわりと柔らかく光を拡散させてくれる効果があります。ソフトフィルターのように全体が滲みすぎず、被写体のディテールは残ってくれるので、非常に使いやすいフィルターです。

■撮影環境:1/125 ISO100 F2.8 33mm
この作品は日没前に夕陽と河津桜と共に撮影しました。
White Promistフィルターを使用することで、シャドウも少し持ち上がるので、ストロボ1灯だけでも綺麗に背中の部分を写す事ができました。

■撮影環境:1/200 ISO80 F6.3 59mm
また、このフィルターを使うと肌も柔らかく綺麗に見えるので、モデル視点でも嬉しいです。
この作品は桜が地面に近い位置に咲いているスポットで撮影しました。少し圧縮させて、桜に埋もれているような構図を作ってみました。
そして画角外にストロボを置いてライティングしています。
太陽の光が直接入っていなくても、木漏れ日のようなものがあれば、フィルターの効果を得る事ができます。
桜×超広角レンズ
大きな桜の木を見つけたら、ぜひ超広角レンズにもチャレンジしてみてください!
他の人とは異なる、面白い構図で撮れるチャンスです。

■撮影環境:1/200 ISO100 F7.1 14mm
こちらの作品では小道具の刀をレンズに近づけて、衣装の裾を投げながら撮影しています。
さらに桜の色が白飛びしやすいため、H&YのハーフNDフィルター「Soft GND 0.9」を使用しています。
桜×夜

■撮影環境:1/50 ISO2000 F2.8 18mm
桜はお昼だけでなく、夜も楽しむ事ができます。
こちらはライトアップされた桜とともに撮影しています。このような場所は、下からのライトがかなり強く、そのまま被写体を照らすとお化けライティングになりがちです。
ライトを別で用意するか、思い切ってシルエットで残すのもありです。

■撮影環境:1/15 ISO1250 F1.8
こちらの作品は桜も人物もセルフでライトアップしています。真っ暗な場所に行くと、光を当てたい範囲を自分でコントロールする事ができます。
桜×雨
桜の季節に雨が降るとガッカリしたことはありませんか?
雨の日も絶好の撮影日和です!雨の日にしか撮れないものが増えます。

■撮影環境:1/250 ISO100 F2.8 188mm
こちらの作品では雨をストロボで照らして、キラキラと光らせて写り込ませました。
雨の日は花や地面が濡れて、しっとりとした美しい雰囲気を作り出す事ができます。雨上がりには水たまりなどを活かすと面白い1枚を残す事ができるかもしれません。
桜×寝そべり
桜は満開の時だけが撮影できるタイミングではありません。個人的に散り際もすごく好きです。

■撮影環境:1/160 ISO200 F5.6 20mm
こちらの作品では川に落ちた桜の花びらがすごく素敵だと思い、まだ咲いている桜の花と、川に浮かぶ桜の花びらと共に撮影しました。
この時期はまだ川の水が冷たくて大変でした。
寝転んで撮る際は、被写体の鼻の穴が思いっきり写らない方向から撮ると、顔も綺麗に撮影する事ができます。
さいごに
いかがだったでしょうか。レンズやカメラ機材を変えるだけで、いつもとは違う面白い桜とのポートレートを残すことができます。
桜の時期は短いですが、ルールを守り、色んな撮影に挑戦してみてください!
■写真家:Rinaty
2021年よりフリーランスフォトグラファーに転身、大阪を拠点として全国で活動中。カメラマン・モデル・ヘアメイク・スタイリング・アートディレクションを全て一人でこなすセルフポートレート写真家として多くの作品を残す。フォトウォークやセミナー等の撮影イベントも多く開催し、上田安子服飾専門学校ファッションフォトグラフィックコースにて講師を務める。その一方でウェディング前撮り、成人式前撮り、プロフィール撮影、キッズ撮影、広告撮影、商品撮影など幅広く活躍している。
日本写真家協会 正会員・東京カメラ部2022 10選















