グーグル「Pixel 7 Pro」は超広角から超望遠までスゴい写真が撮れるスマホだ!

三井公一
グーグル「Pixel 7 Pro」は超広角から超望遠までスゴい写真が撮れるスマホだ!

Pixel 7 Proは独自チップ搭載のスゴいヤツ

カメラ性能がダントツに優れたグーグル「Pixel 7 Pro」が登場しました。先代モデルからパワーアップした独自のチップ「Tensor G2」を搭載して描写力をグンと向上させ、超広角から超望遠まで幅広い画角で素晴らしい描写を堪能できるオススメ端末になっていましたよ。カメラ性能が高いAndroidスマートフォンを購入しようと考えている人にはまさにピッタリのモデルと言えるでしょう。

Pixel 7 Proは3つのカメラのカバー範囲が素晴らしい!

「Pixel 7 Pro」は3つのカメラを搭載しています。12メガピクセルのウルトラワイドカメラ、50メガピクセルの広角カメラ、48メガピクセルの望遠カメラとなります。

4つのピクセルを1つに束ねて高画質化および高感度化する「ピクセルビニング」という技術を使っているため、撮影される写真は12.5メガピクセル(4080×3072ピクセル)となります。

カメラの切り替えは画面上に表示される4つのアイコン(x0.5、1、2、5)をタップすれば瞬時に画角を変更可能です。またアイコンをドラッグすることによりシームレスにズーミングができるようになっています。ではウルトラワイドカメラから順にその写りをご覧いただきましょう。

画角比較

■0.5倍
■1倍
■2倍
■5倍
■10倍
■15倍
■20倍
■30倍

驚きの描写ですよね!とても広大な景色を写し込むことも、ピンポイントに被写体を拡大することも「Pixel 7 Pro」なら自由自在です。これだけのカバー範囲を持ちながら、スッとポケットに入ってしまう恐るべきスマートフォンと言えるでしょう。超望遠域でも手ブレ補正機能がしっかりと効いてシャープな写真を撮れるのも魅力ですね。

ポートレートモード

ポートレートモードもしっかりと被写体を切り抜いて効果的に浮かび上がれせてくれます。竹林で1本の竹を狙いましたが、印象的に背景をぼかすことができました。文字どおり人物ポートレート撮影も素晴らしいですし、このような風景や静物など商品撮影でも使える優秀な機能になっています。

ナイトモード

グーグルの「Pixel」シリーズというと「夜に強いスマホ」という印象をお持ちの方が多いでしょう。「Night Sight(ナイトサイト)」と呼ばれるナイトモードは誰が使っても美しい夜景シーンを撮影できるのです。ヨコハマの薄暮シーンを撮りましたが、みなとみらいの建物群と明るさが残った空、そして横浜港の様子までしっかりと写しだしてくれました。明るさのバランスが絶妙ですよね。さすが夜景番長と異名を取るPixelシリーズの最新機「Pixel 7 Pro」と言えます。

マクロモード

「Pixel 7 Pro」はウルトラワイドからスーパーテレフォトがスゴいのですが、マクロモードもスゴいのです。里山をブラブラ中に発見したカマキリにググッと迫ってみましたが、ご覧のとおりシャープに写すことができました。ピントといいボケ感といい文句なしの仕上がりです。「Pixel 7 Pro」はスキがなくオールマイティーに写真撮影ができるスマートフォンだと実感させてくれました。

Pixel 7 Proでブラブラスナップ撮影

「Pixel 7 Pro」の超望遠はこんなカットを手軽に撮影できます。対岸にある防波堤で釣りをする人をググッと引き寄せて撮れました。しかもディテールも良好です。スマートフォンとは思えない仕上がりですね。

ウルトラワイドカメラも負けてはいません。雲の立体感から地上の浜の様子まで克明に写しとることができました。グーグル独自のチップ「Tensor G2」のおかげでヒトの見た目に近い明るさに仕上がっています。

旅先での食事シーンでも「Pixel 7 Pro」は活躍します。お寿司のシズル感がとてもいい印象ですね。室内でしたがホワイトバランスも自然に補正されており、雰囲気をうまく残した色再現だと思います。

暗い室内でシャンデリアを望遠カメラで狙いました。ガラスでできた装飾ひとつひとつをリアルに描き出しています。光のきらめきも美しいですね。手ブレしそうな暗さでしたがシャープな写真を手にすることができました。

竹林をウルトラワイドカメラであおって撮影しました。画面中央部はもとより、周辺部までシャープな写真になっています。葉の様子までちゃんと確認できるほどの描写力ですね。空とは明暗差がかなりあったのですが、AIパワーによるコンピュテーショナルフォトグラフィーのおかげで、肉眼に近い印象のカットになっています。

日没直後の渋谷ハチ公前スクランブル交差点です。信号待ちの間に「Pixel 7 Pro」を頭上に掲げて何気なくシャッターを切ったカットですが、空からネオンサイン、人々の様子までちゃんと捉えられています。夕方から夜に変わりつつある街の雰囲気をしっかりと再現してくれました。「Pixel 7 Pro」は本当にスゴいですね!

多摩川をブラブラと散策中にカナヘビを見つけたので捕まえて撮ってみました。マクロモードではなく2倍の望遠カメラなのですが、小さな恐竜のような肌の様子をリアルに撮影できました。背景ボケの感じも好印象です。

日没後の富士山を超望遠で狙いましたが、富士山の影が左斜めに延びているところをちゃんと「Pixel 7 Pro」は捉えてくれました。もし普通のデジタルカメラなら大きな超望遠レンズを装着してしっかりと構えないと撮影できないカットでしょう。それがポケットに入ってしまう薄い板状の端末で撮れてしまうのがスゴいですね。

稲刈りが終わった棚田に行ってみました。ポカポカと暖かい日だったのですが、その温度感も伝わってきそうな再現性を「Pixel 7 Pro」は見せてくれました。干されている稲穂から遠景の森、そして太陽までバランスよく、そして美しく撮影できました。このスマートフォンには本当に驚かされました。

グーグル「Pixel 7 Pro」のスペック

高さ:162.9mm
幅:76.6mm
厚さ:8.9mm
重さ:212g
ディスプレイ:6.7インチ、QHD+(1440 x 3120)LTPO OLED、最大輝度1,000ニト(HDR)、1,500ニト(ピーク輝度)
チップ:Google Tensor G2 Titan M2 セキュリティ コプロセッサ

アウトカメラ:
50メガピクセル Octa PD Quad Bayer 広角カメラ
ピクセル幅 1.2μm
絞り値 ƒ/1.85
画角 82°
イメージセンサーのサイズ 1/1.31インチ

12メガピクセル ウルトラワイドカメラ オートフォーカス機能付き
ピクセル幅 1.25μm
絞り値 ƒ/2.2
画角 125.8°
レンズ補正

48メガピクセル Quad Bayer PD 望遠カメラ
ピクセル幅 0.7μm
絞り値 ƒ/3.5
画角 20.6°
光学ズーム5倍
超解像ズーム最大30倍

LDAF(レーザー検出オートフォーカス)センサー
スペクトル センサー、フリッカー センサー
広角レンズ、望遠レンズ対応光学式および電子式手ぶれ補正機能

まとめ

もし今カメラ性能が高いスマートフォンを探しているのでしたらこのグーグル「Pixel 7 Pro」を一番の候補にすることをオススメします。カンタンに美しい写真が撮れるのはもはや当たり前ですが、この「Pixel 7 Pro」は超広角から超望遠まで幅広いレンジで撮影が可能だからです。

しかも低照度や夜のシーンにも強く、ポートレートモードのボケ感と切り抜きも優秀ですし、マクロモードも実用的です。スキがないカメラスマートフォンだと言えるでしょう。「消しゴムマジック」などユニークな機能もあるので長く楽しめる端末になっていると思います。

白:Pixel 7 黒:Pixel 7 Pro

画面が小さい兄弟機の「Pixel 7」もありますが、カメラの数では「Pixel 7 Pro」が勝っています。ぜひ実機をカメラのキタムラ店頭で手に取って試してみて下さい!

カメラのキタムラでGoogle Pixelシリーズを取扱中!

全国のスマートフォン取り扱い店舗にてGoogle Pixelシリーズを販売中。取り扱い店舗一覧はこちらのページからご確認ください。

カメラのキタムラではスマートフォンの買取も実施しております。不要になったスマートフォンをカメラのキタムラ店頭までお持ちいただければ、最短10分で査定いたします。買取金額などをチェックできるスマホ買取サイトはこちら

 

 

■写真家:三井公一
新聞、雑誌カメラマンを経てフリーランスフォトグラファーに。雑誌、広告、ウェブ、ストックフォト、ムービー撮影や、執筆、セミナーなどで活躍中。さまざまな企業のイメージ撮影や、ポートレート撮影、公式インスタグラムの撮影などを多く手がける。スマートフォン撮影のパイオニアとしても活動中。

 

関連記事

人気記事