カメラのキタムラ松本/並柳店で開催された、トレイルランナー撮影教室に密着取材!
本記事で紹介するトレイルランナー撮影教室で撮影した写真をカメラのキタムラ松本/並柳店のギャラリーで10月30日(木)迄展示しています。詳細は記事末尾でご紹介していますので合わせてご覧ください。
「写真を育む場」から生まれる学びと交流
2025年7月11日(金)、新コンセプト全国第1号店として「カメラのキタムラ松本/並柳店」がリニューアルオープンしました。テーマは「写真を育む」。従来の販売・プリント中心の店舗から一歩進み、“撮る・学ぶ・楽しむ”を体感できる体験型フォトショップとして、ギャラリーや撮影体験コーナー、プライベートラボを設け、交流や学びを重視した空間づくりを行っています。
その取り組みの一環として、9月7日(日)に国内外の注目を集める「白馬国際クラシック2025」に合わせ、特別写真教室を開催。講師にプロカメラマン榮留皓太さんを迎え、座学と大会現地での撮影実習を実施しました。
店舗だからこそできるリアルな学び
参加者は8名。カメラのキタムラ並柳店や上田店のお客さまをはじめ、東京や埼玉からもご参加いただきました。
1日目の座学では、事前に提出いただいた作例や使用機材をもとに、講師の榮留さんが一人ひとりを紹介。写真への価値観を共有したうえで、トレイルランの作例を見ながら撮影のポイントを解説しました。翌日の実習に向けて「撮ってみたいシーン」をヒアリングし、具体的なアドバイスや注意点も伝えられました。
また、店内の体験コーナーを活用し、最新機材に触れながら撮影方法を学習。榮留さんに設定を直接教わったり、参加者同士で教え合ったりと和やかな雰囲気が広がりました。並柳店のスタッフに高価な望遠レンズを用意していただき「思ったより軽い」「使ってみたかった」と驚く声も上がり、機材に触れる喜びが座学を実践力へとつなげました。

2日目は白馬岩岳の山頂へロープウエイで上がり、選手が駆け上がる山道やフィニッシュ地点で撮影実習を実施。専用ビブスを着用し、通常は立ち入れないエリアから間近でランナーを撮れる貴重な体験に、参加者は真剣な表情でシャッターを切っていました。選手に声援を送りながら撮影する姿も見られ、会場は迫力と一体感に包まれました。
さらに榮留さんから経験やレベルに応じたアドバイスを受けられたほか、実際にプロカメラマンが撮影する場に居合わせ、並んで撮影できたことは特別な経験となりました。撮影の合間には写真を見せ合い、終了後にはSNSを交換するなど交流も自然に広がり、「次は品評会をしたい」との声も上がりました。
こうして座学と実習を組み合わせた2日間は、学びと体験、そして仲間とのつながりを得られる濃い時間となりました。




参加された方の感想

以前から撮影したいと思っていたトレイルランの大会に参加することができるので、ワクワクしながら当日を迎えました。講師や参加メンバー、運営スタッフの皆さんが気さくで、和やかな雰囲気の中で過ごすことができました。
事前の座学で撮影イメージを持てたことで本番もスムーズに実践でき、選手の笑顔や白馬岩岳山頂の絶景を背景にした写真など、貴重な瞬間を切り取ることができました。応援と撮影を同時に楽しめ、大満足の二日間でした。

マラソンの撮影は経験したことがあったのですが、トレイルランの撮影はなかなかチャンスがありません。ひとりで山を登ることも難しいですし、こんな機会があって良かったです。
ロケーションも素晴らしく、講師の榮留さんも親しみやすいお人柄と丁寧な説明で、個別に色々とおうかがいできて、とても良かったです。次回もまた、参加させていただきたいです。
講師:榮留皓太氏からのメッセージ
今回の参加者はマラソンランナーや写真愛好家の方が多く、撮りたいイメージや日頃の悩みが明確でした。そのため資料を一方的に説明するのではなく、個別に対話する時間を多く設け、疑問や不安にリアルタイムで答える形式を取りました。使用機材や撮影スタイルはさまざまでしたが、それぞれの課題に合わせたアドバイスを行い、プロカメラマンならではの“あるある話”にも大きな反応がありました。
講座を通じてお伝えしたのは「写真に正解はなく、心のままに撮ることが大切」ということです。誰かの素晴らしい写真を見て自信を失いがちですが、「素敵!」「好き!」と感じる心を大切に、自分らしい表現へ挑戦してほしいと伝えました。
実習ではランナーのスピードや天候に戸惑いながらもすぐに改善し、声援を送りながら撮影する姿が印象的でした。白馬の景色を背景に新たな構図へ挑戦するなど、みなさんの熱意に私自身も嬉しくなりました。大会後もカメラを手に仲間や風景を撮影し、自然な交流が広がったのも微笑ましかったです。
撮影した写真は並柳店で展示予定です。撮影からプリント、展示までを通して写真を楽しむ喜びを体験し、今後もカメラのキタムラを気軽に活用いただければ嬉しいです。
白馬国際クラシック2025写真展

2025年9月に開催された「トレイルランナー撮影会」に参加された生徒さまの作品と、講師を務めていただいた写真家・榮留皓太氏の作品をカメラのキタムラ松本/並柳店 ギャラリーで展示しております。真剣にレースと向き合うランナーの躍動感を感じていただければ嬉しく思います。10月30日(木)迄開催していますのでお近くにお越しの際は是非お立ち寄りください。
期間:10月11日(土)~10月30日(木)
時間:10:00~19:00 ※最終日は15:00まで
場所:カメラのキタムラ松本/並柳店 ギャラリー
住所:長野県松本市出川3-5-16
共催:カメラのキタムラ・フォトクリエイト共催
ホームページ:https://blog.kitamura.jp/20/4994/2025/10/12052430.html


















