#『モノクロの世界観』|フィルムカメラの魅力 国分真央 

国分真央
#『モノクロの世界観』|フィルムカメラの魅力 国分真央 

はじめに

こんにちは。国分真央です。

今回は長く愛されているモノクロフィルム撮影の楽しみ方や、おすすめの撮り方をご紹介します。モノクロはSNSにはあまり出していないものの、個人的にずっと好きで撮り続けています!

では、早速見てみましょう。

 

「+1」で気軽に持ち歩いてみよう

■機材:Konica Big mini
■フィルム:Lomography 100 Earl Grey B&W
樹が並行に並んでいる森が印象的だったので横に立ってもらい撮影。
メタファーを含むような写真に。

まず、カラーに比べてモノクロフィルムはまだ使ったことがないという方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

当然のことながらカラーネガに比べてモノクロは情報量も少ないので、選択肢としてカラーネガのほうが選ばれがちですが、もしカメラを2台以上お持ちの方は、並行してモノクロフィルムでの撮影をおすすめします!現像から戻ってきた時に、その感動に気付くはずです。

私もカラーネガ1台にモノクロフィルムをコンパクトカメラに入れて2台で撮影したり、デジタルカメラに合わせたりと、一緒に持ち歩くことが多いです。特にコンパクトカメラに装填しておくと、気軽に撮影することが出来ます。

 

規則性のある場所にモノクロが合う

■機材:Konica Big mini
■フィルム:Lomography 100 Earl Grey B&W
規則性のある低木とのお気に入りの1枚です。

1枚目の写真もこの写真も当てはまるのですが、規則性のある風景にモノクロはよく合う気がしています。

感覚的な話になってしまうのですが、モノクロはカラーに比べて固い質感だと感じているので、規則的に並ぶ樹や光の斜線、都市風景など硬質な景色にマッチするのかなあと考えています。

こういった風景を目の前にした時に、私はモノクロフィルムのシャッターを切ります。

 

ハーフカメラで昔の映画のように

■機材:OLYMPUS PEN EES
■フィルム:ILFORD XP2 super 400
雪深い山の喫茶店の中で撮影。
■機材:京セラ SAMURAI X3.0
■フィルム:Lomography 100 Earl Grey B&W
朝焼けに照らされた手すりの光を生かして友人と撮影。

この記事を執筆しながら思うのですが、改めてハーフカメラ×モノクロフィルムを推していきたい。ハーフカメラだと今迄の記事にも記載してきた通り、1本のフィルムで倍の枚数撮れますし、モノクロフィルムでも流動的な印象を持たせることが出来るので好きです。

私の感覚ではモノクロで撮る写真は「止まって見える」ように強く感じるので(そこがまた良い所ではあるのですが)、ハーフカメラで撮影すると、昔の映画のコマが流れていくような動きを感じることが出来ると思っています。また色が無い分、光と影を見る力も蓄えられるのでそういった楽しみ方も出来ます。

それからILFORD XP2 super 400は、モノクロフィルムでありながら通常のモノクロフィルムの現像方法と違い、C-41現像というカラー現像処理に対応している為、多くのお店で早い期間での受け取りが可能です。撮ってから早くモノクロを感じたい方には、おすすめのフィルムです。私も常にストックを用意しているフィルムで、とてもオススメです!

 

フラッシュ撮影でより印象的に

■機材:Konica Big mini NEO
■フィルム:ILFORD XP2 super 400
雪の降る湖での1枚。レンズの特性により雪が面白い形に。
■機材:Konika Big mini
■フィルム:Lomography Lady Grey B&W 400
真夜中に雪と電柱を見上げて撮影。

フラッシュ付きのカメラをお持ちの方は、これからの時期、雪が降ったら是非フラッシュをONにして撮影してみてください!作例として日中と夜ver.を載せました。

Konika Big mini NEOで撮影した写真はプラスチックレンズの為、フラッシュを付けた時に五角形のような形になっています。使っているフィルムはISO400ですが、雪の時は明るいので100でも撮影OKです。

夜に雪が降ると、真夜中の”黒”と、雪や光の”白”をより印象深くさせてくれます。

 

モノクロのインスタントカメラをもっと楽しく

■機材:HARMAN technology ILFORD XP2 super400

インスタントカメラ(使い捨てカメラ)という特性を活用して、レンズにワセリンを塗って撮影。

モノクロのインスタントカメラもあるので、気軽にモノクロを試してみたい方はこちらのカメラもオススメです。この時の撮影は、ワセリンをレンズの右半分に塗って撮影してみました!カメラにワセリンを塗るのは、なかなか勇気がいると思いますので、使い捨てカメラなどにこういった加工をし、撮影するのも楽しいです。

インスタントカメラはそういった遊び心満載で使えるカメラなので、私も大好きなカメラです。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回はモノクロフィルムやカメラ、撮影の楽しみ方について執筆させていただきました。

私個人としては、モノクロはカラーよりも、より作品性が高く感じられ、撮っていて楽しいです。まだモノクロフィルムで撮影したことがない方は、是非試してみてください。今回もお読みいただきありがとうございました!

 

 

■写真家:国分真央
1990年 東京都生まれ。映像制作会社や写真事務所を経て独立。2020年に東京都から山梨県に移住する。書籍の表紙や広告写真、CDジャケットなど幅広いジャンルで活躍中。独特な色合いと自然が溶け込むような写真が特徴で、独自の世界観を作り上げる。近年はフィルム写真での撮影にも力を入れ、執筆活動も行っている。

 

 

 

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