カメラのキタムラスタジオマリオカメラのキタムラ

デジカメプリント・フォトブック・カメラのことはおまかせ!

閉じる

ママカメラマン山ちゃんの写真教室コラム・ギャラリー

花火を撮るVol.070 2012年6月29日更新

そろそろ花火大会も近づいてきました。昨年は自粛ムードの中、中止になった花火大会も多かったようです。
わが地元の花火大会もやはり中止になり昨年は花火の写真は撮れていません。
でも、今年は開催されるとのことなので、花火の写真の撮り方(我流)をご紹介します。

シャッター速度は5~10秒くらいで

花火の撮影といえば、一眼レフに三脚とレリーズ、さらに黒紙があればなおよしというのが通常の装備です。私ももちろん三脚と一眼レフは使いますがシャッター速度は先にセットしてしまうことのほうが多い(大抵は5~10秒)、というのが正直なところです。まず、花火大会というのは時間が限られていて短い時間の間に撮らなければなりません。なるべく無駄な失敗はしたくない、と言うのが本音です。そこで私が普段やっている撮り方は、まず三脚にカメラをセットしたらとりあえずISO感度200、WBタングステン、シャッター速度5秒、絞りはF8にセットします。はじめのほうで何枚か撮ってモニターで確認してシャッター速度を変えたりしながら撮っています。


(1)花火を追いながらフレーミングを決める

(1)花火を追いながらフレーミングを決める

フレーミングは打ちあがった玉を見ながら決める

最初に花火の写真を撮ったとき、一番「困った」と思ったことが、花火は打ちあがってみないとどの程度の高さ、どの程度の大きさなのかが予想できないということでした。最初からフレーミングを決めてしまうと半分切れてしまったり、上下に無駄な空間がボコっと空いてしまい間抜けなフレーミングになってしまうという失敗が山のようにありました。そこで私が現在やっているのは打ちあがった玉をファインダーで確認しながら追いかける、と言う方法です。三脚にがっちりとめてしまったらそんなことは出来ませんから、上下のパン棒だけちょっと緩めておくのです。このときファインダーで玉を追いながらピントあわせもしてしまいます。そして玉が最高点まで来たと思ったらすばやくパン棒を占めてカメラを固定し、同時にシャッターを切ります。すると花火が開くところをちょうどよいフレーミングで捕らえることが出来るというわけです[作例(1)]。ちょっと忙しいですが今のところ私はもっぱらこの方法で撮っています。

(2)水面の映り込みを入れる

(2)水面の映り込みを入れる

水面の映り込みを入れる

アップにするときは別ですが地上もフレーミングするなら水面の映り込みを入れるとバランスのよいイメージになります。真っ暗な地上を入れてもただの黒い空間にしか写らないので、入れるなら地上にもそれなりの華やかな色や明るさが必要だからです。水面ギリギリでフレーミングするよりも映り込みが入るくらいスペースに余裕を持ってフレーミングするとよいでしょう[作例(2)]。


山ちゃんにリクエストお待ちしています!

こんな撮影がしたいけど、どうやって撮ればいいの?など、ママカメラマン山ちゃんに撮影テクニックのリクエストを大募集中です!

リクエストはtwitterからキタムラあてにつぶやいてください!
カメラのキタムラtwitter


LINEで送る