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ママカメラマン山ちゃんの写真教室コラム・ギャラリー

紅葉を撮ろうVol.034 2011年10月21日更新

そろそろ紅葉が始まっている地域もあるのではないでしょうか。
山岡の地元では紅葉は12月上旬くらいが良い時期なのでまだ間がありますが、
この時期しか撮ることのできない被写体なので毎年撮りに行っています。
今回は紅葉を撮るときのコツをいくつか紹介します。

(1)真横から撮らない

(1)真横から撮らない

アップダウンのあるロケーションがおすすめ

まずはロケーション選びです。きれいな紅葉がある場所を選ぶのはもちろんですが個人的には「アップダウンのある場所のほうが撮りやすい」というのが私の印象です。上下に動けるほうが下から見上げたり、上から撮ったりといろいろな角度から紅葉を撮る事ができるからです。紅葉は基本的に木の葉ですから、当然人の背丈よりも高い場所にあることがほとんどで平坦な場所でも下から見上げてなら撮ることならできます。しかし上から撮るには木より高い場所に移動しなければならず、平坦な場所では上から撮ることができません。アップダウンのある場所なら自分が高いところに登れば下にある木を上から撮ることもできるので、バリエーション豊かな写真を撮る事ができます。


(2)露出補正なし

(2)露出補正なし

木の葉は水平方向に広がっている

作例(1)は枝と同じ高さから撮った写真ですが、木の葉は基本的に日光を受けるため水平方向に向かっては葉を広げています。つまり葉と同じ高さから撮っても葉の形がわからず、薄っぺらい赤い物体がゴチャゴチャ重なり合っている状態になってしまい、きれいに撮れないということです。紅葉は葉の形がわかるよう下から見上げるか上から撮るなど葉の角度に気をつけて撮りましょう。


(3)-1補正

(3)-1補正

こってりした赤に仕上げるならマイナス補正

作例(2)は露出補正なしで撮りました。おかしな色ではないものの、やや物足りない感じだったので-1補正でやや暗く撮りました。背景は暗く落ちて落ち着いた印象になりますし、色が濃く再現されるのでこってりした印象の赤に仕上げることができました。赤だからといっていつもマイナス補正が正解と言うわけではないのですが、作例(3)のように落ち着いた濃い目の色合いにしたいときはマイナス補正で撮りましょう。落ち着いた暗めの印象にしたいときは、主役以外のものは主役よりも暗いトーンで統一するのがコツです。


(4)広角で下から撮る

(4)広角で下から撮る

広角で見上げるように撮る

作例(4)は紅葉の雑木林の中から広角で真上を見上げるように撮りました。透過光で明るく撮るために+0.7補正しています。このような場合はなるべく紅葉だけで画面が埋まるようにフレーミングしましょう。空を遮るものがなく、上の空がス抜けになるようなスペースはなるべくカットして、常緑樹の葉のように黒っぽい緑の葉もなるべく入れないようにしましょう。

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