子連れ旅でスナップもセルフィーも!親目線で語るソニー α7C II本音レビュー
はじめに
皆さん、こんにちは!
6歳と1歳の2児の母で、写真家・フォトグラファーのMakiです。
先日α7C IIとともに家族で八重山諸島巡りをしてきたので、その旅写真と共に実際感じた使い心地など本音レビューしていきたいと思います。製品のスペック情報や詳細数値などの難しいお話は今回ちょっと傍に置いておいて、子連れ旅で感じたもう少し感覚的でよりリアルな感想をお伝えできたらと思います。
フルサイズデビューされたい方、これから本格的に写真を頑張りたいと思っている方で、α7 IVとα7C IIを比較検討されている方も多いかと思います。そんな視点も含めて、率直な感想を綴っていきます。

ソニー α7C II + FE 24-70mm F2.8 GM II
大きさ、重さの重要性
普段、α7 IVとα7R Vを愛用していて、今回の旅行にはα7R Vも持って行きました。α7R Vとα7 IVの外観のサイズ感はほぼ変わりません。そのα7R Vとα7C IIを並べて見ると、ボディの厚みもグリップの大きさも、明らかに違うことが一目で分かります。α7C IIは実際に手に持った時の軽さ、握った時の薄さ、そして肩から掛けている時の負担も全然違いました。基本的にいつもストラップを斜めがけしながら、子どもを抱っこしたり手を繋いだりして動いていますが、その時の手捌きや扱い方も想像している以上に違って、断然α7C IIの方がストレスが少なかったです。
よく子育て中のママには「軽い・コンパクトは正義だ」と言いますが、実は最近はあまり重要視していませんでした。それよりも、より美しく鮮明に我が子の今を残したいという気持ちが強くて、解像度やスペックを重視して選んでいました。でも、いざ比較しながら使ってみると、軽くて小さいってこんなに楽なんだと、改めて実感して驚きました。二人育児、そしてまだ下の子が小さい今、やっぱり「軽い・コンパクトは正義だ」と身をもって痛感したわけです(笑)

特に旅行の時は、ただでさえいつもより荷物が増えるもの。旅の最中も、一つでも無駄なものを持たないようなるべく荷物を厳選しますよね。特に今回は離島巡りをしたので、車移動の時間よりも、船やバスなどの移動や乗り降りがとにかく多くて、ベビーカー、抱っこ紐、子どもたちの荷物、そこにカメラ機材と三脚、そして2人を引き連れて・・・もう何をするのにも大変でした。途中で主人が先に帰ってワンオペになるタイミングもあったので、もう修行でしかないなと思うこともありました(笑)そんな中、少し軽いだけで、少し小さいだけで、体の負担も心の負担も全然違うことをまじまじと思い知りました。特にこの心の余裕が子育て中のママパパにどれだけ大きな意味を持つか、安易に想像していただけるのではないでしょうか。
ワンハンドで操作できる価値
特に私が一番感動したところは、ワンハンドで操作できるところです。α7 IVの場合、片手でカメラの設定操作&構えて撮るとなると、手がプルプル震えて、正直女性では難しいな〜と思うんですが、α7C IIだとそれが難なくできてしまう。撮りたいと思った瞬間にさっと構えて、さっと撮れる。その瞬間的な機動力は、スナップにも、動きの速い子どもを咄嗟に追いかけるママパパにも大きな魅力!もはやスマホと変わらないくらいの瞬発力なのに、フルサイズでしっかり描写力も持ち合わせているって驚異的だと思う。どんな場面でもワンハンドでさっと撮れる、これは間違いなく日常の中でカメラを身近なものにしてくれるとても大きなポイントだと思います。
―石垣島から西表島へ―
石垣島をベースにして、そこからいろんな離島を巡りました。石垣島の離島ターミナルから、西表島へ高速船に乗り込むところです。私は左手に大きな荷物を持ちながら3人を追いかけつつ、片手で構えてさっと撮りました。今回の旅の間ずっと、このワンハンドの手軽さに救われたからこそ、たくさんの思い出を残すことができました。

■撮影環境:f/2.8 1/500秒 ISO100 焦点距離24mm

■撮影環境:f/2.8 1/500秒 ISO100 焦点距離25mm

■撮影環境:f/6.3 1/320秒 ISO100 焦点距離34mm
ちなみに、α7C IIはデフォルトの状態だと、F値とSSはボタン一つで操作できますが、ISOだけ2アクション必要になっています。背面のコントロールホイールのISOボタンを押すと、ISOの設定ができる画面が表示されますが、片手操作の時は正直手間取る。咄嗟に、撮りたい!と急いでいる時は、余計あたふたしてしまうことも。
そんなことにならないように是非オススメしたいのが、ボタンのカスタマイズ機能を使うこと。ISOをボタンのカスタマイズで「後ダイヤルR」に割り当てしておけば、親指だけで1アクションでさっと操作できるようになるので、かなり効率アップします。そうすれば、F値、SS、ISO全てを1アクションで、なおかつ完全に片手だけで設定完了できるので、操作ストレスが減って、シャッターチャンスも逃さずに済むと思います。
▶︎ MENU → (セットアップ) → [操作カスタマイズ] →[カスタマイズキー設定]
▶︎ 後ダイヤルRにISOを割り当て
―西表島でマングローブ遊覧船に―
西表島に着いて、日本最大級のマングローブ林を有する仲間川の遊覧船に乗りました。光の強い日で、なおかつ船の中では移動もできないので、順光のシーンも多かったのですが、瞬時に設定を調整しながら撮ることができました。抱っこひもで子どもを抱っこしながらでも、片手で子どもが落ちないよう抑えながらでも(笑)、さっと構えてパチパチと撮ってこの仕上がり。

■撮影環境:f/4 1/500秒 ISO100 焦点距離24mm

■撮影環境:f/4 1/500秒 ISO100 焦点距離70mm

■撮影環境:f/4 1/500秒 ISO100 焦点距離47mm
―西表島から由布島へ―
西表島東部から、水牛車でしか行けない由布島へ。15分ほどの距離ですが、三線の演奏を聴きながら海を渡って新しい島へ向かうワクワク感は特別でした。
旅行の写真は、子どもや家族が写った写真以外にも、こういう情景をそのまま切り取ったり、感じたままにシャッターを切る、そんな写真も思い出を鮮明に蘇らせてくれるものになると思います。フォトブックを作る時などは特に、こういう写真が良い仕事をしてくれるもの。目で見た景色をそのまま残した写真が数枚あると、より広く濃く思い出を呼び起こしてくれるはずです。

■撮影環境:f/2.8 1/2500秒 ISO100 焦点距離52mm

■撮影環境:f/4.5 1/250秒 ISO100 焦点距離70mm
フルサイズならではの解像度
軽い・コンパクトなだけでなく、描写もα7 IVに全く引けを取らないレベルだと感じます。α7 IVと同等の解像度で、おまけに軽くてコンパクトならα7C IIの方が良いに決まってる、早々にそう思ってしまいました(笑)細かいところで気になる点については後でまとめて語りますが、使い始めて早々に「α7C II最高じゃん!」という気持ちでいっぱいでした。
特に沖縄の強い日差しの中、明暗差の大きなシーンで撮る時でも、細部までしっかり描写してくれる安心感はすごく大きかったです。α7 IVに対して持っている信頼感と同様に、寄りでも引きでも、明るい時でも暗い時でも、どんなシーンでも鮮明に美しく切り取れるという自信を与えてくれました。
―自然豊かな由布島―
八重山諸島巡りで一番楽しみにしていたのが、この由布島でした。周囲約2kmの小さな島ですが、島全体が亜熱帯植物園になっていて、楽園と呼ばれている島です。どこを切り取っても緑豊かな自然、色鮮やかな植物が溢れていて、まさに楽園そのものでした。

■撮影環境:f/2.8 1/250秒 ISO125 焦点距離17mm

■撮影環境:f/2.8 1/250秒 ISO125 焦点距離24mm

■撮影環境:f/8 1/250秒 ISO100 焦点距離16mm
―由布島のブーゲンビリアガーデンで―
南の島のお花の象徴であるブーゲンビリア。由布島の中には、温室でブーゲンビリアを育てている場所があり、色とりどりのお花が綺麗に咲き誇っていました。

■撮影環境:f/2.8 1/250秒 ISO100 焦点距離70mm

■撮影環境:f/2.8 1/400秒 ISO100 焦点距離59mm

■撮影環境:f/2.8 1/400秒 ISO100 焦点距離59mm

■撮影環境:f/2.8 1/250秒 ISO125 焦点距離57mm
進化したAF性能の食いつき力
α7 IVからさらに進化したα7C IIのA Iによる高度な被写体認識力はどうなんだろうと思っていましたが、確かにAFの食いつき力は強くなったように感じました。ただα7 IVでもAF性能の高さは十分満足できるレベルだったので、比較してみると劇的な違いがあるというよりかは、なんとなくα7C IIの方がスムーズに認識して食いついてくれる気がする、個人的にはそんな感覚でした。
―竹富島の集落へ―
石垣島から高速船でわずか10分程で行ける竹富島にも行きました。赤瓦の家並み、サンゴの石垣、色鮮やかな花々が特徴的で、国の重要伝統的建造物群保存地区に選ばれているだけあって、集落全体に昔ながらの沖縄の原風景が色濃く残っていました。
横顔や後ろ姿でも、動いている水牛でも、しっかりAFが働いてくれました。そしてこの日はすごく風の強い日だったのですが、大きく揺れているお花にも粘り強くピントを合わせ続けてくれたのも助かりました。

■撮影環境:f/2.8 1/500秒 ISO100 焦点距離35mm

■撮影環境:f/3.2 1/1250秒 ISO100 焦点距離27mm

■撮影環境:f/2.8 1/400秒 ISO100 焦点距離21mm

■撮影環境:f/2.8 1/320秒 ISO100 焦点距離24mm

■撮影環境:f/2.8 1/400秒 ISO100 焦点距離35mm

■撮影環境:f/2.8 1/500秒 ISO100 焦点距離32mm
―石垣島のビーチでお散歩―
この日はあいにくのどんよりお天気だったので、ホテルの近くのビーチにドライブに行きました。寒くて海には入れなかったのですが、なんとビーチに立派な遊具があって、子どもには嬉しいスポットでした。
引きの場面で、かつ背景の情報が多いシーンでも、小さな被写体をしっかり認識してピントを合わせてくれました。

■撮影環境:f/2.8 1/200秒 ISO320 焦点距離23mm

■撮影環境:f/2.8 1/200秒 ISO320 焦点距離23mm

■撮影環境:f/2.8 1/250秒 ISO100 焦点距離50mm
セルフィーでの使用感
旅行中の親子写真も残したくて三脚を持って行っていたので、いろんな場面でセルフィーもしました。この記事に載せている親子写真はすべてセルフィーで撮影したものです。
α7 IVでセルフィーする時に私がよく使っているインターバル撮影機能というものが、α7C IIにも搭載されているので、普段セルフィーするのと同じように撮ることができました。ただ、ピントを置きピンして撮る時は、α7 IVについているマルチセレクターがα7C IIには無いので、最初は少しだけ戸惑いました。いつもはマルチセレクターでピント枠を微調整して撮るのですが、α7C IIではモニターをタッチ操作してピント枠の位置を調整しました。これは単純に、慣れてしまえば問題ないことだと思います。
―石垣島のホテル―
お部屋についていたテラスで、みんなでよくのんびりと景色を眺めたりしました。室内の暗さと外の明るさの差が大きいシーンでしたが、両方とも綺麗に描写してくれて、ピントもしっかりガチピンで撮れました。また、気温の低い日が多くて、今回屋外のプールには入れなかったのですが、ビーチ前のプールの景色とともに思い出を残したくて撮りました。

■撮影環境:f/9 1/200秒 ISO800 焦点距離30mm

■撮影環境:f/2.8 1/250秒 ISO100 焦点距離29mm

■撮影環境:f/2.8 1/200秒 ISO320 焦点距離32mm
―石垣空港で記念撮影―
ちょっと時系列が前後してしまうのですが、石垣空港に到着した時に記念撮影もしました。行ったことがある人なら知っていると思いますが、ここ結構人が並んでいるフォトスポット。タイミングを見ながらさっと三脚をセットして、インターバル一回勝負で撮りました。

■撮影環境:f/2.8 1/500秒 ISO100 焦点距離33mm
私なりの「カメラ選び」ポイント
カメラを選ぶポイントや好みは人それぞれ色々あると思いますが、私の判断ポイントについていくつかお話ししていきます。
まずは外観。持っていて気分が上がるか、ワクワクした気持ちになれるかどうかを想像します。α7 IVとα7C IIを見比べた時に、大きさや重さに加えて外観も結構違います。α7 IVは黒一色でクラシックで、いかにも一眼カメラという印象。それに比べてα7C IIは黒一色のものに加えてシルバーと黒のツートーンのカラバリがあり、こちらは少しカジュアルなイメージ。こればっかりは本当に好みですが、どちらが可愛いか、どちらの外観が好きか、自分の感覚に正直になるのが一番だと思います。
あと、ちょっとマニアックな話になるかもしれませんが、すごく重視しているのが、シャッターの感覚と音です。α7 IVはシャッターがやや重め。ガシャ!としっかり鳴るイメージですが、α7C IIはもう少しシャッターを押す感覚も軽くて、音もカシャ!という軽めな印象です。完全に個人的感覚的感想ですが、これ、結構違うなと思いました。
私はシャッター音を聞くたびに、ぶわっとアドレナリンが出てきて、良いものが撮れる!という強さと自信を与えてくれるように感じるんですね。ちょっと大袈裟かもしれませんが(笑)なので、カメラのシャッター音を聞いた時、シャッターを押した時に、自分にパワーをくれるかどうか、そんな視点もカメラ選びのポイントに追加していただけたらと思います。特にシャッター音ってカメラによって結構大きく違うので、いろんなカメラを触ってみて好きなシャッター感覚を見つけるのも面白いかもしれないですね。
―石垣島にある一本マングローブ―
絶対に写真を撮りたいと思っていた場所の一つ。交通量のある道路沿いの海に、本当にポツンと一本だけマングローブの木がありました。息子が不思議そうに眺めていた一瞬のタイミングを逃さないよう集中してシャッターを切りました。こういう絶対にこの瞬間を逃したくない、今良いものを撮り切る!という強い意思の中で撮る時、シャッター音がするたびに集中力がどんどん増していくのを感じます。

■撮影環境:f/2.8 1/1600秒 ISO100 焦点距離17mm
個人的まとめ
α7C IIが今すごく人気だという理由が、今回の旅を通してとてもよくわかりました。結論から言って、α7 IVとα7C IIを比較検討した時に、写りは同等、サイズはα7C IIの方がコンパクト。もうそれだけでα7C IIを選ぶ十分すぎる理由になると思います。
写真のお仕事をされている方は、α7 IVはS Dカードを2枚入れられるダブルスロットなのに対し、α7C IIは1枚だけのシングルスロットなので、そこが少し不安要素になるかもしれません。
あとは、ファインダーの位置が、α7 IVは中央にあって覗きやすいのに対し、α7C IIは左端にあるので少し違和感があるかも。アイカップもα7C IIの方が小さいので、安定感という面では若干劣るかもしれません。でも、慣れれば気にならないレベルだと思いますし、そもそもファインダー派ではなくモニター派だという方には全く問題ないでしょう。懸念点を挙げるとすればそのくらいです。
今回、子連れ旅を通して、軽くて小さい、おまけにキレイというα7C IIの魅力を存分に体感しました。旅行が好きな方だけでなく、お家でも近所の公園でも日常の中で写真を撮りたい方、毎日持ち歩きたいという方にはかなりオススメしたいカメラです。私も今、α7 IVとα7C IIのどちらかを選ぶタイミングであれば、きっとα7C IIにすると思います。
みなさんの日常の中でもっとカメラが身近に、そしてワクワクする気持ちとともに豊かなカメラライフになりますように!
















