パナソニック LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6で残すソウル旅|Rinaty
はじめに
みなさんこんにちは!セルフポートレート写真家のRinatyです。
今回は使い勝手抜群の軽量便利ズームレンズをご紹介させていただきます。
それは……パナソニック LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6です!
私がLUMIXで最初に買ったものはS5IIとこのレンズでした。
LUMIXの色味がとても気に入り、導入したいと思った際、私はすでにいろんなメーカーのカメラを所有しており、いきなり高いボディと大三元レンズを購入することにかなり抵抗がありました。
そんな中、S5IIとこちらのレンズのセットは30万円以下で購入することができました。
キットレンズの写りって実際どの程度なんだろうと思い、早速使ってみることにしました。
スペック
LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6のスペックは以下の通りです。
| マウント | Lマウント |
| 焦点距離 | 20-60mm(フルサイズ対応) |
| 開放F値 | F3.5-5.6 |
| 最短撮影距離 | 0.15m(W端) / 0.4m(T端) |
| 最大撮影倍率 | 0.43倍 (焦点距離26mm) |
| 質量 | 約350g |
| フィルター径 | 67mm |
| 外形寸法 | 最大径Φ77.4mm × 全長約87.2mm |
特徴と魅力
「20mm」スタート
一般的な標準ズーム(24-70mm、28-105mmなど)よりも広い、広角端20mmからスタートしています。
私は普段から風景や建物などをしっかり入れ込んだ作品をよく撮影しています。そのため、標準で20mmから始まるのはかなりありがたいです。(最近発売されたLUMIX S 24-60mm F2.8も20mmスタートだったらいいのに!とすごく感じました)
「60mm」までカバー
ポートレートも十分に撮れる焦点距離となっています。ただし望遠端でのボケ量はF5.6と控えめです。
私は構造物や絶景など、強い特徴があるロケーションで撮影することが多く、背景の情報をしっかり入れ込むために絞って撮影する頻度が高いです。
そのため、ボケがそこまで必要ではない場所で撮ることが多い方や、日中の明るい場所で撮影することが多い方におすすめです。
超軽量350g
フルサイズ用としてはかなり軽い、350g!
レンズを持った時の軽さに私も驚きました。
普段から機材や衣装などで荷物量が多く、1gでも軽くしたい私にとってすごく助かります。
身軽にしたい旅行やスナップの撮影でもかなり活躍するレンズです。
かなり寄れる
最短撮影距離15cmという接写性能も魅力です。
広角で撮影する際、わざとカメラに近づいてダイナミックに撮ることがあり、表現の幅を広げてくれるレンズだと感じました。
テーブルフォト、小物撮影、商品撮りにも使えそうです。
作例紹介
ではこちらのレンズで実際に撮影した作品をご紹介させていただきます。
今回、韓国のソウルに行ってきました。
ソウルは徒歩で移動しなければならないロケーションが多く、チマチョゴリを着用して移動しなければならないため、軽いこちらのレンズを使用してみました。

■撮影環境:1/200秒 f/9 ISO200 34mm
こちらはソウルにある南山公園で撮影したセルフポートレート。
まるで万里の長城のような壁が続いており、どの角度から撮っても面白いロケーションでした。
この壁とソウルの都会的な街並みとの対比が面白いと思い、どちらも入るように構図を作りました。また、GNDフィルターを使用して空の部分を減光させ、壁のカーブを視線導入に利用して被写体に目が行きやすいようにしました。
さらにサイドからストロボで照らし、立体的に写しています。
フィルター径が67mmで、H&YのフィルターシステムであるREVORING Swift Systemが気軽に使えるためありがたいです。

■撮影環境:1/200秒 f/5.6 ISO200 56mm
こちらも南山公園で撮影。ソウルタワーが見える方向から撮ってみました。
タワーを少し大きく写したかったため望遠側を使用しています。階段のラインが被写体で隠れないように意識し、抜け感を出しました。

■撮影環境:1/320秒 f/5.6 ISO200 29mm
こちらは移動中に見つけた雰囲気の良い階段で撮影してみました。
少し色がごちゃごちゃしていると感じたため、カメラに搭載されている「ライカモノクローム」のモードを使用。
とても軽いレンズなので、このようなスナップ撮影にも向いているなと感じました。

■撮影環境:1/25秒 f/5.6 ISO1000 31mm
こちらは夜の街中にある広場で撮影したセルフポートレート。
ネオンがたくさんあり、とても眩しくてカラフルでテンションが上がりました!
背景の情報もある程度入れ込みたかったためF5.6に絞り、H&YのBlack Mist 1/4フィルターを使用してネオンの光を滲ませて映画の中のような雰囲気で撮影しました。

■撮影環境:1/20秒 f/4.2 ISO1000 30mm
ソウルに住んでいるカメラ友達に連れて行ったもらった、ネオンがいっぱいのバーでも撮影させていただきました。
スマートフォンサイズのLEDライト、Phottix M200Rを別のテーブルの上に設置し、コーラを小道具に使いました。
暗い場所でしたがノイズがほとんど気になりませんでした。

■撮影環境:1/20秒 f/3.7 ISO2500 23mm
同じくバーの中で撮影。ゲーム機のバーを視線導入として使ってみました。
私は超広角レンズでこのような迫力のある構図を作るのが好きですが、標準レンズでもこのようなダイナミックな構図で撮影できるのはとてもありがたいです。

■撮影環境:1/160秒 f/6.3 ISO100 20mm
ソウル市内にある景福宮で撮影しました。
かなり曇天だったため、GNDフィルターを使用して空の表情を引き出しました。この焦点距離でもケラれずにフィルターを使うことができて助かりました。
そして超広角レンズに変えなくても屋根や空まで入れ込むことができるため便利だと感じました。

■撮影環境:1/200秒 f/6.3 ISO100 60mm
大きな柱の近くでも撮影してみました。
柱の間隔を少し圧縮させたかったため60mmを使用しました。
そしてGNDフィルターのグラデーションが濃い部分を左端に当てて白飛びを防ぎました。
さらに暗くなった被写体をストロボで持ち上げています。

■撮影環境:1/200秒 f/5.1 ISO100 43mm
ソウルでは曇り続きだったため、別日に逆光耐性がわかる作例も撮影しました。
フレアが出ていますが、それが逆にいい味となっており、柔らかい雰囲気となりました。そして人物はかなりシャープに写っているなと感じました。
おわりに
いかがだったでしょうか?
このとても小さくて軽いレンズ一本で広角から中望遠までカバーして、街の魅力を残すことができました。
荷物をあまり増やすことができない海外での撮影やスナップ撮影に最適なレンズだと感じます。
移動が多い方やLマウントの最初の一本の購入を検討される方にぜひ使っていただきたいです。
■写真家:Rinaty
2021年よりフリーランスフォトグラファーに転身、大阪を拠点として全国で活動中。カメラマン・モデル・ヘアメイク・スタイリング・アートディレクションを全て一人でこなすセルフポートレート写真家として多くの作品を残す。フォトウォークやセミナー等の撮影イベントも多く開催し、上田安子服飾専門学校ファッションフォトグラフィックコースにて講師を務める。その一方でウェディング前撮り、成人式前撮り、プロフィール撮影、キッズ撮影、広告撮影、商品撮影など幅広く活躍している。
日本写真家協会 正会員・東京カメラ部2022 10選













