おもしろフォトグラファー 田津原理音の芸人撮影記 #05

田津原理音
おもしろフォトグラファー 田津原理音の芸人撮影記 #05

はじめに

こんにちは田津原理音です。
初めましての人は初めまして(そりゃそうじゃ)

僕は普段お笑い芸人をしながら趣味で写真を撮っています。
その趣味が高じてイベントのポスターやライブ写真、宣材写真など、お仕事として写真を撮らせてもらうことが多くなりました。
さらにはこうしてコラムを書かせてもらうお仕事まで!
なんて素敵なフォトライフ!

みたいな感じでカメラを使う仕事をしているのですが、今回はそんな可愛らしいカメラにくっついている可愛らしい円筒。
『レンズ』について、僕のちょっとしたこだわりをお話ししたいと思います。

レンズのこだわり

まず僕は普段15-35mmの広角レンズというものと70-200mmの望遠レンズというものの2本をメインで使っています。

勘のいい人はもうお気づきですね?素晴らしい!
そうです。僕のレンズにおいてのちょっとしたこだわり

それはズバリ。

『標準域のズームレンズを持たないこと』です。

レンズにはざっくり分けて
広角レンズ 標準レンズ 望遠レンズの三種類があります。

画角の話ですね。
さっき言った15-35mmとか70-200mmとかいう初見殺し丸出しの数字が画角を表す数字です。
数字が小さいほど広角で、数字が大きいほど望遠です。
特徴としましてざっくり言うと
広角レンズは広く写せるレンズで、望遠レンズは遠くのものを近く写せるレンズです。

そして標準レンズというのはその名のとおり広角と望遠の間であり標準的な画角のレンズです。
24-70mmというズーム域のレンズが有名です。

こちらも特徴をめちゃくちゃざっくり簡単に言わせてもらうと
「一個もいらんことしてない普通のレンズ」です。

ザ・スタンダード
原点にして頂点
王道中の王道
世界はそれをレンズと呼ぶんだぜ
ともいえるでしょう。

正直標準域のレンズはすごいです。
一本あれば本当になんでも撮れます。
なのに何故僕は持たないのか。
理由は超シンプル。

楽しんで撮りたいから

です。

標準レンズ一本で撮るのもぜんぜん楽しいです。
でも写真はスマホで事足りるといわれるこの時代に、わざわざでっかいカメラを持ち運んで写真を撮っているのです。
せっかくならより色々思考し楽しみながら撮り続けていたいじゃないですか。

仕事として撮らせてもらう機会が増えてもこの考え方は変わりません。
むしろ強くなっていってる気も。

あと芸人という職業柄人とは違うちょっと変わったことがしたい
と思うことが多いです。

その尖りがレンズ選びに出てしまっているのも結構あります。
結構お恥ずかしい。

なので
今回はキヤノンのRF15-35mm F2.8 L IS USMという広角ズームレンズを持って日常のスナップを撮ってきました。

それでは広角レンズ旅スタート!

広角レンズで撮った仲間たち

■撮影機材:キヤノン EOS R5 + RF15-35mm F2.8 L IS USM
■撮影環境:焦点距離15mm F4.5 1/40秒 ISO100

まずは電車に乗ってレッツゴー

ホームから電車を撮るときは広角にしてしまいがちです。
こんなにも長い乗り物を見る機会が電車以外にはなかなかないからでしょうか。
奥行きを出したくなります。

■撮影機材:キヤノン EOS R5 + RF15-35mm F2.8 L IS USM
■撮影環境:焦点距離35mm F2.8 1/25秒 ISO800

向かった先は映画館
朝からホラーを見たいというので

■撮影機材:キヤノン EOS R5 + RF15-35mm F2.8 L IS USM
■撮影環境:焦点距離15mm F2.8 1/25秒 ISO800

後輩の女性コンビオダウエダと

■撮影機材:キヤノン EOS R5 + RF15-35mm F2.8 L IS USM
■撮影環境:焦点距離15mm F2.8 1/15秒 ISO800

ホラー好き友達同期ラニーノーズの山田と。

当たり前ですが広角レンズは広く撮れるので映画館での隣の席のような近い場所でもお手のもの。
撮ってる最中、近いけどそれ写ってるの?と聞かれることもしばしばです。
そんなときに撮れた写真を見せてあげるともれなくみんな驚いてくれます。
広角レンズはコミュニケーションツールにもなるのです。

コミュニケーションが苦手な僕にはうってつけ。

いや誰がコミュニケーション苦手やねん。

ほんで朝からホラー映画て。

■撮影機材:キヤノン EOS R5 + RF15-35mm F2.8 L IS USM
■撮影環境:焦点距離15mm F2.8 1/100秒 ISO800

そのあとランチへ。
しっかりと相方に半分おすそ分けしてあげてるチキンカツも写ってます。

■撮影機材:キヤノン EOS R5 + RF15-35mm F2.8 L IS USM
■撮影環境:焦点距離17mm F2.8 1/15秒 ISO100

そこからは劇場へ
写っているのはゼロカランのたいが。
人が行き交う楽屋なのでいっそのこと前を通りがかった人をブラして前景に。

■撮影機材:キヤノン EOS R5 + RF15-35mm F2.8 L IS USM
■撮影環境:焦点距離35mm F2.8 1/15秒 ISO100

逆に寄ったたいがの相方ワキも。
今回使っているレンズは広角と言いながらも望遠端は準標準といわれる画角、35mmまで寄れます。
なのでこんな日常的な写真も撮れます。
さすがにコンタクトワキは日常的な写真すぎる気もするけど。

■撮影機材:キヤノン EOS R5 + RF15-35mm F2.8 L IS USM
■撮影環境:焦点距離15mm F2.8 1/1000秒 ISO1600

楽屋ではスタッフさんによる色んな芸人撮影会が行われていることもしばしば。
この日は漫才劇場のSNS用に僕と山口コンボイの2人で学ランショットを撮ってもらいました。

■撮影機材:キヤノン EOS R5 + RF15-35mm F2.8 L IS USM
■撮影環境:焦点距離15mm F2.8 1/1000秒 ISO1600

せっかくなのでスタッフさんと撮り合いっこ。

俺も撮ってるときこんな一塁ランナーみたいな姿勢になってるんかなぁ。

■撮影機材:キヤノン EOS R5 + RF15-35mm F2.8 L IS USM
■撮影環境:焦点距離15mm F2.8 1/200秒 ISO320

帰りはそのまま山口コンボイと。

■撮影機材:キヤノン EOS R5 + RF15-35mm F2.8 L IS USM
■撮影環境:焦点距離15mm F2.8 1/100秒 ISO320

渋谷駅の人波にもまれても余裕の表情

隣で撮るのももちろん好きですが
僕は一歩引いて撮る写真が大好きです。
その場の空気感も写せてる気がします。

写るなら写してしまえホトトギス

写真は以上です!
見てもらった通り広角レンズでのスナップは画角こそ広いですが
そのぶん写すはずじゃなかったものまで写してしまうし、背景はボケないしでなかなか思い通りにいかないことも多いです。
そんなときはこの言葉を胸の片隅に置いておいてほしいです。

写るなら写してしまえホトトギス

写さない方法を考えるより、どうすれば写っているものを効果的に使えるか。
そのほうが僕はわくわくするしうまく撮れたときの満足感は高いです。
ついでに構図を整理して撮る練習にもなります。

そしてなによりさきほども言った一歩引いた写真が好きな人にはうってつけです。
そもそも寄れないので。

といった感じで僕なりの広角レンズの使い方、考え方は以上です!
みなさんもレンズ選びに悩んだとき、ちょっとでも参考にしてもらえれば嬉しいハッピーです!

それではまた!

 

 

■芸人/フォトグラファー:田津原理音
1993年5月25日生まれ。奈良県出身。B型。NSC(吉本総合芸能学院)大阪35期を卒業後、コンビ活動を経て、2015年からピン芸人として活動。2023年「R-1グランプリ」チャンピオン。2025年「R-1グランプリ」3位。特技は、写真撮影、デザイン、イラスト、レタリングなど。フォトグラファーとして、2023年に大阪で、2024年に東京で個展を開催。芸人ライブのポスターの撮影やデザインなども手がけている。

 

 

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