おもしろフォトグラファー 田津原理音の芸人撮影記 #04

田津原理音
おもしろフォトグラファー 田津原理音の芸人撮影記 #04

はじめに

ご無沙汰しております。
田津原理音です。
とてもありがたいことに4回目の連載です。

今回はどんなものを書こうかと愛しい×2写真フォルダを見漁っていると、我ながらあたたかくてほっこりする写真が多いなぁと気づきました。
なので今回はその「ほっこり」にフォーカスしたコラムをお届けしたいと思います。

ほっこり写真とは?

そもそもほっこり写真って言われてもどんな写真?

といった声が聞こえてきますね。

分かりやすいひとつの表現方法といえば「暖色」かと思います。
読んで字のごとくあたたかさを感じられる色味のことです。赤色とか黄色とかです。
名付け親すごいですね。
色の種類の名前つけようってなったとき「暖色」と「寒色」て。
僕やったら「げんき色」と「しょんぼり色」とか付けちゃうと思います。
まぁそういった色温度とかもほっこり要素の一つであるとは思うのですが、なにぶんほっこり写真の定義はざっくりしていると思うのでとりあえず僕が直感でほっこり写真だなと思う写真を選んで、後からほっこりとはなんぞやを紐解いていきたいと思います
それではまず田津原的ほっこり写真をご覧ください。

田津原的ほっこり写真

最初はこの人。

レイザーラモンHGさん。
難波の街中でばったり会ったら流れでランチに連れってってくださるという
ほっこりっぷり。

お会計後に店員さんとパシャリしてるところをパシャリ。
ほっこり。

全ピン芸人憧れのピン芸人。佐久間一行さん
ライブの終演後客席でツーショット撮ろうとなったとき。
僕が嬉しくて佐久間さんをパシャリしてたら

佐久間さんもパシャリしてる僕をパシャリしてくれました。
その姿をパシャリ。

JPさんがパシャリしてくれた画面をパシャリ

滝音秋定さんがパシャリしてくれてる画面をパシャリ

爛々の萌々ちゃんがパシャリしてくれてる画面をパシャリ

こたけ正義感、ラニーノーズ山田、そいつどいつ市川刺身がパシャリしてるところをパシャリ。
そろそろパシャリのゲシュタルト崩壊してきましたねすみません。
やめときます。

人が写真を撮っている写真を撮るのが好きなんだと最近気づきました。
もれなくみんな楽しそうなので。

ほっこり写真と言ったらみんなの食事シーンも大好きです。
あったかい食べ物を食べてる人はあったかい表情を浮かべてくれます。

まずは休憩中の警備員さん。
ではないです。
ハイキングウォーキングのQ太郎さんです。
もちろんコント用の衣装とメイクなのですがものすごい哀愁ですね。
そしてあたたかい目。
あたたかいカップ麺も食べている。
まさにほっこり写真。

Q太郎さんの名誉のためにもう一度言わせていただきますがコント用のメイクです。

滝音の秋定さん

コットンきょんさんとゆにばーすのはらさん

どんぐりたけしとR-1グランプリの2回戦終わりにカフェしたときの写真です。
見てのとおり超安堵の表情。
2人とも手ごたえがあったのでいつもよりホットケーキが甘く感じました。

ダブルヒガシ大東とビスケットブラザーズのきんさん。
焼肉屋さんでたまたま隣の席になったとき。
なので後ろにプリント回すときみたいな画角なんです。
真ん中の女性は先生じゃなくてマネージャーさんです。

ご飯といえば蛙亭の中野さん。

食事ブロックは以上です。
あと少しお付き合いお願いします。

蛙亭イワクラさんが誕生日で楽屋でお祝いされていたとき。

やさしいズのタイさんがケーキを買ってきてくれてみんなで食べました。
ケーキなのにあったかい。
タイさんの写真他にないかなと探していたら
見つけたのがこちら

だいぶ先鋭的なアート?
どこがほっこり写真やねんと思われる方もいらっしゃいますよね。
彼、彼女も誰かの子供。
ほら、ほっこり。

みんな大好きヨネダ2000
新しい衣装を初めて着てみてご満悦だったときです。

マユリカ中谷さんが所属する芸人アイドルユニット「ZiDol」の新曲の歌詞をプロデューサーであるkento fukayaさんと確認し合っているところ。
アイドルの打ち合わせとは思えないくらい楽屋のすみっこの一番暗い場所でしてました。

ちなみに同じ楽屋の明るい場所はこちら

か、彼らも誰かの子供。

こちらは舞台袖から舞台上をこっそり見て笑っている人たち。
劇場の舞台袖には公演を見守る芸人がたくさん集まります。
芸人を一番好きなのは芸人なんだなぁって改めて感じますね。
お笑いを好きすぎてやってるくらいなんですから。

ライブ終わり、駅のホームの秋定さん。

マユリカさんが大阪の劇場を卒業する日、送り出すための配信ライブがありました。
それに向けて待機しているマユリカさん。

見取り図さんの劇場卒業単独ライブ終わり、ゲストのみんなと舞台上で記念にパシャり

しているところをパシャリ

伏線回収みたいにしちゃってすみません。

ほっこり写真の正体

今回は以上になります。
というわけでほっこり特集を書いてみるにあたり改めてあたたかい写真ってなんなんだろうなって考えました。
もちろん暖色、明るい写真ってこともあるのでしょうが温度を感じる理由は他にもあるんだろうなと。
せっかく歯が欠けるくらいにはカメラをかじっているので僕なりの答えを出したいと思います。(正解とは言ってない)

以前、写真には撮影者と被写体の関係性も写るのではないかということを書かせてもらいました。
その関係性からくるお互いを想う『愛』がセンサーを通して画像に写る。
これがあたたかい写真の正体なんじゃないかと思います。

何言うてんねん。
おっしゃることも分かります。
どうか聞いてあげてください。

まず人を撮るとき、素敵だと思うところがあるから撮りますよね。
素敵な場所を探す、そして気づくという行為は愛でしかありません。
そして素敵な場所が見つかったらどうやってこの素敵を素敵のままみんなに届けられるだろうかと思考を巡らせ始めます。
その行為も愛。
そしてさらには撮られる側もいい写真になるようこちらに気を使っていい表情をしてくれたりします。
(芸人だから撮られ慣れているというアドバンテージはあります。楽してごめんなさい)
その行為も愛。

そしてその写真を表現するにあたっての「熱量」
これも大事ですね
熱量が多くなりすぎると文字通り「熱すぎる」写真になっちゃいます。
ここで目指していたのはあくまで「ほっこり」。
熱過ぎず冷た過ぎないちょうどいい温度感なのです。
それはやはり一方的な愛では表せません。

みたいな感じで撮影者と被写体の間に存在している愛が写真に写っているんだと思います。
いわば愛のフィルターです。ラブフィルター。
そのラブフィルターがデータという本来無機質なものに温度を生むんだろうなと。

以上が僕の考察するほっこり写真の正体です。

まぁ気づいてる方もいらっしゃいますね。
シンプルに愛情持って撮ろうぜ
って話です。

せっかくなのでちょっと贅沢に文字数を使わせていただきました。

今回も言語化することでまた写真と向き合ってしまいました。
勝手に成長してすみません。

それでまたお会いしましょう!

※撮影機材:すべてキヤノン A-1

 

 

■芸人/フォトグラファー:田津原理音
1993年5月25日生まれ。奈良県出身。B型。NSC(吉本総合芸能学院)大阪35期を卒業後、コンビ活動を経て、2015年からピン芸人として活動。2023年「R-1グランプリ」チャンピオン。2025年「R-1グランプリ」3位。特技は、写真撮影、デザイン、イラスト、レタリングなど。フォトグラファーとして、2023年に大阪で、2024年に東京で個展を開催。芸人ライブのポスターの撮影やデザインなども手がけている。

 

 

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