「ポートレート撮影&モデルに喜ばれるAIレタッチ講座」写真教室レポート

水咲奈々
「ポートレート撮影&モデルに喜ばれるAIレタッチ講座」写真教室レポート

はじめに

2026年2月1日に開催されたカメラのキタムラ写真教室「ポートレート撮影&モデルに喜ばれるAIレタッチ講座」は、前半は自然光でのポートレート撮影を、後半は写真編集ソフト「Evoto」を使ったAIレタッチを学べる、珍しい2本立て講座でした。今回は、こちらのセミナーの様子をレポートいたします。

どんな講座内容?

会場はカメラのキタムラ本社のイベントスペース。広くて自然光が綺麗に回る、撮影しやすいスペースです。

本講座は、新宿のカメラのキタムラ本社内で行われました。午前、午後共に3時間の講座で、モデルの衣装は変えましたが、同内容のためどちらかの時間帯にお申し込みいただきました。モデルはShaShaのレビューでもお馴染みの大川成美さん。お陰様で講座のお申し込みは満席!参加者のみなさんには綺麗なイベントスペースで、じっくり撮影とレタッチをご体験いただきました。

前半:自然光ポートレート撮影

講師のお手本撮影を見てもらい、絞りやシャッタースピード、画作り設定などをレクチャー。カメラメーカーがバラバラでも設定する内容は大きくは変わりません。

前半90分はポートレート撮影実践です。会場のイベントスペースは、オフィス内とは思えないほどおしゃれで綺麗なスペースで、広さもあるのでポートレート撮影にピッタリです!

まずは講師の水咲がお手本撮影をして、その写真を見てもらいながら、カメラ設定と撮影ポイントをレクチャーします。これをスペース内のあちこちの場所で繰り返します。窓が多いスペースなので、場所を変えると光の入り方がガラリと変わり、撮れる写真のムードもまったく違うものになります。

一人の撮影時間は1~2分程度で名簿順に撮っていきます。モデルへのお声掛けが途絶えると、水咲から「無言ですよー?」と優しく指導が入ることも!?
広角レンズでの撮影は構図が難しいので、カメラの角度調整は、講師にカメラを動かしてもらうとわかりやすいです。

水咲の講座では、基本的に一人ずつ撮影する時間を多く設けています。モデルとカメラマンがお互いに楽しく撮影をするため、いい写真を沢山撮るために、モデルとのコミュニケーション方法も学んで帰っていただきたいからです。話が苦手な方でもコミュニケーションが取りやすくなる、お勧めの話術などもお教えしています。

水咲が撮影のときにいつも使用している、REVORINGとフィルターのお貸し出しも。REVORINGを使用すると、様々な径のレンズにフィルターを装着できるので、このようなセミナーで重宝します。

この記事をご覧のみなさんも、勉強のために色々なセミナーに行かれているかと思います。講師からレクチャーを受ける、このようなセミナーのお勧めの勉強方法は、講師の写真を真似して撮ることです。

このシチュエーションだったら、このモデルだったら、この衣装だったら・・・ご自分でも撮りたい構図や露出があるでしょう。でも、せっかくお金を払って勉強に来ているのですから、講師の技術をしっかり会得して帰ったほうがお得です!

その近道は、講師の写真をそっくり真似ることです。カメラやレンズが違っても、絞りや立ち位置を変えることで、お手本写真に近付けて撮ることは可能です。もちろんセミナーですので、絞りやISO感度などの数字、構図は講師に聞けばOK。

そっくりの写真が撮れたら、その後の時間は自分の好きな露出、構図で撮ってもいいでしょう。講師のお手本写真が好きかどうかが問題なのではなく、真似できる技術を持つこと、いつか同じようなシチュエーションになったときに、引き出しのひとつとしてその撮り方を保持することで、いつも同じような写真ばかり撮ってしまうマンネリから脱出できますよ!

基本は一人ずつの撮影ですが、メインで撮っている人の邪魔にならなければ脇撮りOK。撮影も後半になると、みなさん熱が入って脇撮りが活発になってきます。

今回のセミナーでも、講師から最初の真似カットのOKが出た後は、ご自分の好きな構図のお写真を撮られている方が沢山いらっしゃいました。

また、メインの方以外が撮影する脇撮りですが、私は自然光撮影のセミナーでは基本的にOKとしています。この脇撮りは、実は指導をしながら私もポイントを探していて、良いポイントを見つけた場合は「ここ脇撮り美味しいポイントですよ!」とお教えしていますので、セミナー中は常に講師にくっついていると、美味しい情報をGETできるかもですよ。

後半:Evotoレタッチ講座

30分の休憩中に撮影した画像をセレクトして、レタッチ実習を行いました。

後半1時間はイベントスペース内にある会議室に移動して、Evotoを使用したレタッチレクチャーです。水咲が用意したテキストをご覧いただきながら、先程撮った写真のレタッチを実際にEvotoで行いながら解説します。

AIレタッチソフトのEvotoは、ダウンロードと編集作業は無料です。書き出し時にのみチケット消費します(お金がかかる)ので、編集は安心して行えます。今回は、PC版の画面を参考に、主に美顔効果についてのレクチャーを行いました。

すでにEvotoを使われている方も多くいらして、Evoto人気を体感しました。
肌を綺麗にするのはもちろん、目の充血を取ったり、髪を綺麗に整えてくれたり、手の甲の血管まで取ってくれるEvotoは、一度使うと手放せなくなります!

Evotoには、ワンタッチで綺麗なポートレートにレタッチしてくれるプリセットが、沢山搭載されています。簡単に編集画面と書き出しについてお話しした後に、今回のような自然光ポートレートにお勧めのプリセットをご紹介。美顔効果の強さの順などを元に、レタッチした写真をどこに使用するかによって、使い分ける必要性についてお話ししました。

お勧めの使い方が沢山ありすぎて、かなり厳選しないと3時間くらい話せてしまうので、今回は基本操作と顔のレタッチに絞って解説しました。

次に、プロのモデル用のレタッチとして、水咲が作成した2つのプリセットをご紹介。ナチュラルテイストなレタッチのプリセットと、モデルがSNSにアップしたくなるレタッチのプリセットです。ご自身のEvotoにインポートしていただけば、そのレタッチをワンタッチで写真に充当できるプリセットトークンを、プレゼントとしてお持ち帰りいただきました。

Evotoは進化するソフトなので細かいアップデートが沢山あります。こちらで回答しきれなかった質問は正式に確認後、後日、私のXとInstagramで回答させていただきました。

また撮影状況やモデルによって、今あるプリセットを充てるだけで終わらず、パラメーターを細かく調整して、ベストなレタッチを目指して欲しいこと、レタッチはやりすぎてしまって本来の肌を見失うこともあるので、迷ったら保存して一日置いて、冷静な目で見直してみる重要性などについてもお伝えしました。

Evotoについてのご質問も多くいただきました。日々進化して色々な機能がアップデートされているソフトですので、私もアップデートを取り込んでそのときにベストなプリセットを、またみなさまにご紹介したいと思います!

講師作品:午前の部

■撮影機材:Nikon Z8 + NIKKOR Z 50mm f/1.8 S
■撮影環境:絞りf/1.8 1/320秒 ISO160
■アクセサリー:H&Y REVORING H&Y EVO ストリークフィルター 82mm レインボー
■撮影機材:Nikon Z8 + NIKKOR Z 50mm f/1.8 S
■撮影環境:絞りf/1.8 1/500秒 ISO800
■撮影機材:Nikon Z8 + NIKKOR Z 50mm f/1.8 S
■撮影環境:絞りf/1.8 1/320秒 ISO250

講師作品:午後の部

■撮影機材:Nikon Z8 + NIKKOR Z 50mm f/1.8 S
■撮影環境:絞りf/1.8 1/320秒 ISO1800
■撮影機材:Nikon Z8 + NIKKOR Z 50mm f/1.8 S
■撮影環境:絞りf/1.8 1/250秒 ISO1000
■撮影機材:Nikon Z8 + NIKKOR Z 50mm f/1.8 S
■撮影環境:絞りf/1.8 1/250秒 ISO400

CP+2026 Evotoブース セミナー開催

2026年のCP+のEvotoブースでは、今回のセミナー内容をブラッシュアップした公開セミナーを行います。

「被写体目線のレタッチ術~モデルがもらって嬉しい写真の作り方~」をテーマに、モデルがSNSにアップしたくなる写真について、カメラマンがフォトブックを作るときにお勧めのレタッチについてお話しします。

30分のセミナーですが、撮り下ろし作品を使った実際のプリセット・レクチャー、モデルの沙倉しずかさんを実際に撮影してプリセットを充てるライブシューティング、お家で実践できるように写真を撮って持ち帰ることのできるミニ撮影会と、盛り沢山の内容となっています。

ぜひカメラを持って、ステージ前に遊びにいらしてください!

▼CP+2026
2026年3月1日(日) 15:00-15:30
パシフィコ横浜1F 展示ホールD
Evoto AIブース<No.52>
ゲストモデル:沙倉しずか
入場:無料(事前登録をお勧めします)
セミナー聴講:無料

 

 

■モデル:大川成美
https://www.instagram.com/naru_coco/
https://x.com/NaRu_0320

■写真家:水咲奈々
東京都出身。大学卒業後、舞台俳優として活動するがモデルとしてカメラの前に立つうちに撮る側に興味が湧き、作品を持ち込んだカメラ雑誌の出版社に入社し編集と写真を学ぶ。現在はフリーの写真家として雑誌やWEB、イベントや写真教室など多方面で活動中。興味を持った被写体に積極的にアプローチするので撮影ジャンルは赤ちゃんから戦闘機までと幅広い。日本写真家協会(JPS)会員。

 

 

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