風景写真家が使うカメラバッグが知りたい!|ロープロ ノバ200AW II

GOTO AKI
風景写真家が使うカメラバッグが知りたい!|ロープロ ノバ200AW II

はじめに

こんにちは!写真家のGOTO AKIです。

先日ご紹介させていただいたカメラバッグ「ロープロ プロトレッカーBP550AW II」は、日帰り~一泊二日のトレッキングや登山で活躍するカメラバッグでしたが、今回は日帰りの撮影旅行や、移動距離が少ないけど機材はしっかり持っていきたい方などに大変便利なショルダータイプのカメラバッグ「ロープロ ノバ200AW II」をご紹介したいと思います!

デザインとスペック

「ロープロ ノバ200AW II」は実用度が高く、使い勝手の良いバッグです。最初は一つだけ使用していたのですが、用途の広さに感動し、今では同じバッグを2つ所有しています。フォトグラファーが実際に使うシーンを想定して細部まで作り込まれているので、それぞれのポイントを一緒に見ていきましょう。

カメラやレンズなどを収納するスペースの内寸は、長辺・短辺・深さそれぞれ「34.5 × 18.5 × 20(センチ)」、外寸は「39 × 26 × 24.5(センチ)」で、重量は1.22kgです。長方体の四角いフォルムで安定感抜群です。

カメラバッグの容量が大きいと機材をフルに入れた時に重くなりますが、ショルダーストラップの幅が広く、荷重が分散して肩が痛くならないのがいいですね。実際の重量よりも軽く感じます。

このストラップ自体は大きな金属パーツで繋がれていますが、簡単に取り外しができる設計です。カメラバッグの上蓋にハンドル(取っ手)が付いているので、不要な場合ははずして使えます。

筆者は飛行機の移動の際に、預け荷物である大きなスーツケースにストラップを外した「ロープロ ノバ200AW II」をいれて、機材の保護バッグとしても活用しています。

地味に素晴らしいなと思うのはメインの収納エリアへのアクセスとなるジッパーの箇所です。ガバッと開けた時に、機材が落ちてきたら嫌ですよね。「ロープロ ノバ200AW II」は開いた時に機材が落ちないように、収納スペース上部よりも低い位置にジッパーが配置されています。

収納スペースを上部から写した一枚です。 マクロレンズ、広角ズームレンズ、標準ズームレンズ、望遠ズームレンズの4本の他、撮影小物、ブロアーやクリーナー、フィルターなどをザクっと入れてもまだ余裕があります。中敷きパッドが多めに入っているので、皆さんの機材に合わせてのカスタムも自由自在です。

斜めから見ると深さに余裕があることが伝わるでしょうか。レンズ交換の仮置き場としても、落ちない安心感で使いやすい設計です。

長さ約20.8センチの望遠ズームレンズなどを入れる動画です。深さに余裕があるので、筆者は「RF16mm F2.8 STM」などの小型単焦点レンズを追加で収納したりしています。深さよりも少し長めのレンズをいれても上蓋に余裕があるので簡単にジッパーが締まります。

ここはiPadなどのタブレットや小型のPCが入るスペースです。筆者はレンズキャップを入れたり、カメラやレンズに触れると傷がつきそうな金属系のパーツを入れることが多いです。撮影地のパンフレットなども入れやすい大きさですね。

裏蓋はメモリーカードやバッテリーなどの小物を収納するスペースです。 筆者は予備バッテリーとレンズクリーナーを入れておくことが多いです。

メインの収納スペース以外も結構広く、カスタムの自由度がとても高いバッグです。フロントアクセスポケットには、車の鍵などなくしたくないものをキーホルダーに取り付けて、フィルターを入れたり、ドローンを収納する時はコントローラーやケーブル類をまとめてこのスペースに収納します。ゴムのバンドに挟んでおけば、フルに開いても落ちない設計ですね。

さらにバッグの左右にはよく伸びて、よくホールドするメッシュサイドポケットが付属しています。500mlのペットボトルはちょっと引っ張るだけでスッと入ります。走ってもよほどのことがない限り落ちないのが素晴らしい。

実際の撮影現場ではこのようすぐに使いたいレンズを入れてしまうこともよくあります。良い子の皆さんはマネしないでください。

バッグの背面写真には二箇所のスペースが見えますが、下のスペースには底がなくてトンネル状態になっています。この「トンネル」をキャリア型・ローラータイプのスーツケースやカメラバッグの引き手に通して運ぶことが可能です。

上のスペースは小型のタブレットが入るぐらいの広さがあります。

外ポケットの下部にレインカバーが収納されています。前面下についているので、引っ張って被せるだけの簡単設計です。急な雨の時など助かりますネ!

まとめ

「ロープロ ノバ200AW II」のお気に入りポイントを書いてみると、収納力と自由度の高さに魅力を感じていることをあらためて発見しました。このバッグはギュウギュウに機材を詰めるのではなく、少しスペースを残した状態で使うと、レンズ交換などの際に臨時の機材置き場になるので、撮影中の作業に余裕がうまれていいなぁと思います。

収納力抜群の「ノバ200AW II」は、ロープロ使用歴20年の筆者が自信を持っておすすめするカメラバッグです。是非皆様もお店などでその余裕あるスペースを体感してみてください!

 

■写真家:GOTO AKI
1972年、川崎生まれ。1993~94年の世界一周の旅から今日まで56カ国を巡る。現在は日本の風景をモチーフに創作活動を続けている。2020年日本写真協会賞新人賞受賞。武蔵野美術大学造形構想学部映像学科・日本大学芸術学部写真学科 非常勤講師、キヤノンEOS学園東京校講師。

 

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