シグマ 16-300mm F3.5-6.7 DC OSと紡ぐ、息子と日々のキロク

シグマ 16-300mm F3.5-6.7 DC OSと紡ぐ、息子と日々のキロク

レンズ交換より、もっと大切なこと

子どもと過ごす毎日は、宝物のような瞬間にあふれている。
ふとした時に見せる、大人びた横顔。
公園の遊具にはしゃぐ、全身の喜び。
「見て!」と差し出す、小さな発見。

そんな二度とは戻らない「今」を、写真として残しておきたい。カメラ好きの親なら、誰もがそう願うはず。でも現実はレンズ交換が間に合わなかったり、撮りたい距離にレンズが対応していなかったり…もどかしい思いをすることも少なくない。

「どんな瞬間も、撮り逃したくない」
そんな切実な願いを叶えてくれる、SIGMA 16-300mm F3.5-6.7 DC OS | Contemporary。

今回はこのレンズと一緒にすぐそばにある日常と、少し特別な日の息子の様子を追いかけてみます。性能やスペックだけでは語れない、このレンズと紡いだ宝物のような日々のスナップ写真たちをご覧ください。
(未来の息子に配慮して、あえて引きの構図を多めに選んでいます)

このレンズが、パパ・ママの「相棒」である理由

このレンズの最大の魅力は、なんと言ってもその圧倒的なカバー力。広角16mmから超望遠300mm(RFマウントの場合35mm判換算25.6mm~480mm相当)まで、これ一本でカバー。FLDガラスやSLDガラスといった特殊硝材を採用し、高倍率ズームで課題になりがちな色収差などを良好に補正している点も、クリアな画質に貢献しています。そして何より初めてこのレンズを手にして驚いたのは、想像をはるかに超える軽量でスリムな設計であること。荷物が多くなりがちな子どもとのお出かけなどには、このコンパクトさが何よりありがたい…!

思いがけないシャッターチャンス

スプリング遊具に乗り、風を切ってロックに遊ぶ息子。急なハイテンション&猛スピードでこぎながら、さらに頭を高速前後する様子を瞬間撮影。このレンズには手ブレ補正アルゴリズムOS2が搭載されており、高速連写で被写体を追いかけることに集中できるのは心強い。アップもいいですが、あえてのポツンと感の構図がまたユニークさが増します。

その後すぐ寄って大胆な構図も撮りたかったのですが、リクエスト暖簾に腕押し。既に飽きて“無”になる姿を見ると、改めて子どもの写真は光より速い瞬間的な判断が必要だと、日々思い知らされます。

■撮影機材:Canon EOS R10 + SIGMA 16-300mm F3.5-6.7 DC OS | Contemporary
■撮影環境:F5.6 1/250秒 ISO200 焦点距離28mm
■撮影機材:Canon EOS R10 + SIGMA 16-300mm F3.5-6.7 DC OS | Contemporary
■撮影環境:F5.6 1/640秒 ISO400 焦点距離22mm
■撮影機材:Canon EOS R10 + SIGMA 16-300mm F3.5-6.7 DC OS | Contemporary
■撮影環境:F5.6 1/500秒 ISO400 焦点距離16mm

階段途中で、赤鬼のお面をつけてこちらをジーッと覗う姿。室内で離れた場所からレンズ交換をしていたら、きっと撮り逃していた瞬間も決して離しません。ズームリングを回すと、重みがあるしっとりとした確かな手応えが伝わってきます。急いでいる時はこの重さがもどかしく感じる瞬間もあるかもしれませんが、慣れれば問題なくカバーできる範囲。

また、このレンズは広角側で6段、望遠側で4.5段という極めて高い手ブレ補正性能をもち、そのおかげで1/40秒という少し不安になるシャッタースピードでも、ISO感度をむやみに上げることなく綺麗な画質を保つことができます。室内でもフットワーク軽く撮影に臨めるのは頼もしい…!

■撮影機材:Canon EOS R10 + SIGMA 16-300mm F3.5-6.7 DC OS | Contemporary
■撮影環境:F5.6 1/40秒 ISO500 焦点距離39mm
■撮影機材:Canon EOS R10 + SIGMA 16-300mm F3.5-6.7 DC OS | Contemporary
■撮影環境:F5.6 1/40秒 ISO500 焦点距離32mm

時短で構図切り替え

「ご機嫌な息子が起きている」という前提で立てた撮影計画は、あっけなく白紙へ……グズグズから熟睡中のままお散歩シーンに。広大な景色の中にいる姿を、少し離れた場所から望遠でそっと切り取る。望遠の圧縮効果が木々の密度を高め、より2人の温度感や表情を印象的にしてくれました。一方でくるりと広角側へ切り替えれば、高くて荘厳な杉並木の雰囲気がまた違った印象に早変わり。この1本のレンズで多彩な写真表現ができるのは大きな魅力です。

■撮影機材:Canon EOS R10 + SIGMA 16-300mm F3.5-6.7 DC OS | Contemporary
■撮影環境:F6.3 1/50秒 ISO200 焦点距離101mm
■撮影機材:Canon EOS R10 + SIGMA 16-300mm F3.5-6.7 DC OS | Contemporary
■撮影環境:F7.1 1/80秒 ISO1000 焦点距離16mm

悪天候にも対応する心強さ

一面の銀世界に、心躍らせて冒険に向かう息子。悪天候が気になる日でも、このレンズはマウント部に防塵防滴構造とレンズ最前面の撥水防汚コートが採用されているため安心して撮影に臨むことができます。もちろんどんな機材でも油断は禁物なので、レインカバーも忘れずに。

広角側で、道の奥行きと雪に覆われた木々の静けさ、そしてその中へ冒険に向かう息子の存在感や、雪の中でお気に入りの恐竜と遊ぶ様子もスナップ撮影しました。
いつもなら素通りする道端のフェンスや、氷の上を流れる水滴を見て、「これ撮って」と息子。「見せてー」と画面を覗き込み、見たままの景色と写った写真の違いを感じて「おもしろいね、不思議だね」と目を丸くしていました。
日常に潜むセンスオブワンダーに気づかせてくれるのも、スナップ写真の醍醐味の一つです。

■撮影機材:Canon EOS R10 + SIGMA 16-300mm F3.5-6.7 DC OS | Contemporary
■撮影環境:F4.0 1/640秒 ISO250 焦点距離16mm
■撮影機材:Canon EOS R10 + SIGMA 16-300mm F3.5-6.7 DC OS | Contemporary
■撮影環境:F5.0 1/640秒 ISO250 焦点距離41mm
■撮影機材:Canon EOS R10 + SIGMA 16-300mm F3.5-6.7 DC OS | Contemporary
■撮影環境:F4.5 1/640秒 ISO250 焦点距離29mm
■撮影機材:Canon EOS R10 + SIGMA 16-300mm F3.5-6.7 DC OS | Contemporary
■撮影環境:F5.0 1/640秒 ISO250 焦点距離36mm
■撮影機材:Canon EOS R10 + SIGMA 16-300mm F3.5-6.7 DC OS | Contemporary
■撮影環境:F5.0 1/640秒 ISO250 焦点距離48mm
■撮影機材:Canon EOS R10 + SIGMA 16-300mm F3.5-6.7 DC OS | Contemporary
■撮影環境:F6.3 1/4000秒 ISO1000 焦点距離124mm

小さな世界の大きな発見、マクロ撮影

このレンズのもう一つの魅力は、ぐっと被写体に寄れるマクロ機能です。いちご摘みで出会った、宝石のように輝くいちごたちをこのレンズが最も得意とする撮影距離70mm時、最大撮影倍率1:2(ハーフマクロ)の特性を活かし、表面のツブツブや光の反射まで克明に描写。レンズフードを外して余計な影が入るのを防ぎつつ、サイドから半逆光気味に光を当てることで立体感とシズル感がぐっと増し、より美味しそうな一枚に。ちなみに広角側で最大撮影倍率1:3、望遠側で最大撮影倍率1:4と、ズーム全域でクローズアップ撮影ができるのも、このレンズのマルチな才能です。

そして美しいいちごの可憐な白い花にやってきた一匹のミツバチも少し離れて望遠側で撮影することで、警戒されずに自然な姿を撮ることができました。息子は最初こそミツバチを警戒していましたが、すっかり甘いいちごに夢中になり、モデルを放棄していました…

■撮影機材:Canon EOS R10 + SIGMA 16-300mm F3.5-6.7 DC OS | Contemporary
■撮影環境:F7.1 1/100秒 ISO200 焦点距離100mm
■撮影機材:Canon EOS R10 + SIGMA 16-300mm F3.5-6.7 DC OS | Contemporary
■撮影環境:F6.3 1/160秒 ISO200 焦点距離86mm
■撮影機材:Canon EOS R10 + SIGMA 16-300mm F3.5-6.7 DC OS | Contemporary
■撮影環境:F5.6 1/60秒 ISO800 焦点距離70mm
■撮影機材:Canon EOS R10 + SIGMA 16-300mm F3.5-6.7 DC OS | Contemporary
■撮影環境:F6.3 1/400秒 ISO200 焦点距離90mm
■撮影機材:Canon EOS R10 + SIGMA 16-300mm F3.5-6.7 DC OS | Contemporary
■撮影環境:F7.1 1/320秒 ISO200 焦点距離300mm
■撮影機材:Canon EOS R10 + SIGMA 16-300mm F3.5-6.7 DC OS | Contemporary
■撮影環境:F7.1 1/160秒 ISO200 焦点距離300mm

カメラと過ごす時間が、もっと愛おしくなる

SIGMA 16-300mm F3.5-6.7 DC OS | Contemporaryと過ごした、何気ない、けれど特別な日々。
このレンズは「完璧な一枚」を撮るための道具ではなく、何気ない幸せな瞬間や息子との大事なコミュニケーションの時間を作ってくれる心強い相棒になってくれました。

重い機材から解放されることで、心に余裕が生まれる。
レンズ交換という思考から自由になることで、目の前の息子の仕草や表情にもっと集中できる。
もちろん、より明るいF値を持つ単焦点レンズや、ズーム全域で開放F値が変わらない大口径ズームレンズもステキな写真が撮れます。でも、このレンズがくれる「撮りたいものすべてに応えよう」としてくれる懐の深さと抜群の対応力は何物にも代えがたい。

スペックや画質だけでなく、カメラと過ごす時間そのものを、もっと愛おしく、もっと豊かにしたいと願うなら、この一本のレンズがきっとその夢を叶えてくれるはずです。

 

 

■写真家:寺島由里佳(yuricamera)
ポートレイトを中心に、企業広告や雑誌媒体などで撮影や執筆活動を行う。ライフワークに動物園にいる動物たちを撮り続けている。写真のワークショップ、写真コンテストの審査員なども担当。日本写真家協会(JPS)会員。日本広報協会 広報アドバイザー。

 

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