「らくらくスマートフォン」の魅力をNTTドコモさんに聞きました！

2012.07.10 UP

NTTドコモから今年の7～8月に発売が予定されている「らくらくスマートフォン F-12D」。5月16日（水）に行われた夏モデル新商品・新サービス発表会で初お目見えし、その日の夕方のテレビニュースで大きく報じられるなど、早くも注目を集めています。

そこで今回は、発売に先駆けて、「らくらくスマートフォン F-12D」の企画担当者さんにインタビューを実施。使いやすさや“安心・安全”への取り組み、“らくらく”へのこだわりなど、魅力をたくさん聞いてきました！

（お話をうかがった人）

今田剛さん（左）／NTTドコモプロダクト部第二商品企画担当課長
大堀敬広さん（右）／NTTドコモプロダクト部第一商品企画担当

タスク管理でスマートに節電！

――「らくらくスマートフォン」開発のきっかけを教えてください。

今田さん（以下、今）「ここ1年ほどで、スマートフォンはかなり普及してきました。実際、店頭でもシニア層の方々にスマートフォンをお買い求めいただくケースが増えてきています。でもやはり、“難しそう”という印象を持たれることが多いようなんですね。『スマートフォンに興味はあるけど、操作が複雑なんじゃないかしら』と。
そこで、シニア層の方々にご好評をいただいている『らくらくホン』をスマートフォンにすることで、簡単で分かりやすく、タッチ操作やインターネットなどスマートフォンを使う楽しさを感じていただきたいと思い、企画しました」

――“「らくらくホン」らしさ”というのは受け継がれているのでしょうか？

大堀さん（以下、大）「はい、『らくらくホン』のキーワードである“使いやすさ”と“安心・安全”を第一に考えて設計しています。たとえば、『1』『2』『3』という番号がかかれた『ワンタッチダイヤル』です。あらかじめ登録した3つの連絡先に、その場で電話やメールができるのですが、これは『らくらくホン』が登場した13年前から入っている機能です。

また機種の背面には、ワンタッチブザーを設置しており、緊急の時にブザー音を鳴らすのと同時に、登録しておいた番号に自動で電話をかけることができます。
それと『らくらくホンセンター』ですね。分からないことや困ったことが起きた時に、専門アドバイザーに直接話して相談することができ、無料でアドバイスさせていただきます」

テンキーボタンも大きくて、これなら押し間違いもなさそう。分からないことを専門アドバイザーに相談できるのも安心ですね

操作性はスマートフォン、
操作感覚はらくらくホン

――ワンタッチで自宅やお子さんに電話をかけることができたり、緊急時に周りに音で知らせられたり、困った時に電話で専門アドバイザーに相談できるのは「らくらくホン」ならではですね。ではその上でスマートフォンにするにあたり、追加された部分は？

今「特徴はホーム画面の見やすさと使いやすさです。画面は大きく、ひとつひとつのアイコンも大きく、誤動作が起きにくいように設計しています。アイコンは『電話』『メール』『電話帳』『ワンタッチダイヤル』と、お客様がよく使われる機能の順に上から並べています。
今回、画面には特殊なタッチパネルを採用しており、軽くタッチするだけでは反応しないような作りになっています。アイコンを触れることで選択カーソルが表示され、そこからさらに押し込むことで選択され、バイブレーションが伝わってくるので、違うアイコンを押してしまうこともなく、“ボタンを押した感覚”をしっかり感じていただけると思います」

――電話とメールの使いやすさはいかがでしょうか？

大「騒がしい場所で電話をした時に、音域ごとに相手の声を強調してくれる“はっきりボイス”、通話相手の声のスピードを少しだけ遅らせて聞きやすくする“ゆっくりボイス”という、『らくらくホン』からの機能をしっかりと受け継いでいます。はっきりボイスは開発メーカーである富士通さんの技術なのですが、実は最先端の技術で、爆音が鳴る『フォーミュラニッポン』でドライバーとピットのクルーが会話をする時にも使われています。
またメールは、従来のケータイ電話の入力と同様のやり方で行えるほか、手書き入力にも対応しており、画面に指で直接で書いていただくと、それを読み取ることができます」

メールは、従来のケータイ電話と同じ入力方式。手書き文字にも対応しています

料金も“らくらく”設計

――料金プランについて教えてください。

今「従来のスマートフォンでご利用いただいている『パケ・ホーダイフラット』の利用料は月額5460円ですが、『らくらくスマートフォン』向けに、月額2980円のパケット定額サービス『らくらくパケ・ホーダイ』をご用意しています。spモード通信のみ可能で、データ量が500MBに達すると、その月の月末まで通信速度が送信/受信とも128kbpsに制限されますが、今までらくらくホンをご利用されていたお客様がらくらくスマートフォンをご利用されても、大多数の方が安心してご利用いただけます」

――ではそのほかのポイントは？

大「最近、CMなどでもお知らせしております『しゃべってコンシェル』にも対応しており、“調べたいこと”や“やりたいこと”を『らくらくスマートフォン』に話しかけると、音声と画面情報でお答えいたします。
またNTTドコモの『dメニュー』も『らくらくスマートフォン』用にカスタマイズしています。シニアの方々にニーズが高い『天気・ニュース』『証券・株式情報』『乗換・交通・旅行』といったコンテンツを上から順番に分かりやすく表示し、調べることができます。
さらに、『dメニュー』の中に『らくらくニッポン探訪＆コミュニティ』というコンテンツを設け、コミュニティサイトの機能を加えています。旅行など趣味についての情報をほかのユーザーの方と共有することができ、コミュニケーションが取れるようになります」

使いやすさ、分かりやすさ、そして“安心・安全”という『らくらくホン』の特長をしっかりと受け継ぎ、さらにインターネットやタッチ操作というスマホならではの魅力がプラスされた「らくらくスマートフォン」。初心者ならずとも魅力的な機種になりそうですね！