ニコン／ついにきた！ニコンAFデジタル一眼の小さな革命機
「D40」（12月1日発売）

初めての１台として、デジタル一眼レフのボディとレンズをセット購入する方におすすめしたい、小型・軽量なデジタル一眼レフカメラ。

「D50」の後継に当たるグレードですが、従来機との大きな違いとして、ＡＦ駆動方式がレンズ内蔵モーター型に一本化されました。ニコン用のＡＦレンズでは、実はこれまでカプラー駆動型とレンズ内蔵モーター型の両方式が混在していたので、従来機のボディでは、いずれのレンズもＡＦが使えるように、ボディ内にモーターを搭載する一方で、レンズ内蔵モーター用の電気接点も装備するという、ハイブリッド構造になっていました。しかし、今回新発売となる「D40」では、ボディ側にモーターを持たないシンプルな構造として、キヤノンＥＯＳシリーズと同様に、レンズ側のみでＡＦ駆動する方式へと大胆に設計変更。

ニコンのＡＦ一眼レフにはフィルム時代も含めて約20年の歴史がありますが、今回の革新は、ＡＦ技術のトレンドに合わせる形で、来たるべくして来たものと言えそうです。なお、レンズ内にモーターを持たないＡＦレンズと、旧式のＭＦ専用レンズも、このカメラに装着してマニュアルフォーカスで撮影することは可能です。旧式のＡＦレンズを持っているベテランの方にとっては少々不便かもしれませんが、これから１台目の一眼レフを買う初心者の方にとっては、ＡＦ方式の変更も特に問題はないでしょう。

有効画素数は、データ容量を考慮すれば実用的な600万画素クラス。低価格化が進んだＳＤメモリーカードを使って、コンパクト機と同じ気軽さで、とりあえず大量に撮って不要なカットは消すという使い方も実践可能です。本機では、フラッシュをフル発光で使える最高のシャッター同調速度も、一眼レフ全体でも最速レベルの1/500秒に対応しています。

D-ライティングや赤目補正などの画像編集、プログラム露出でのシーンモード選択など、コンパクトタイプでは定番の各機能も搭載。なお、レンズメーカー製のニコンマウント用レンズでは、ＡＦが動作しない場合があるので、個別レンズについて事前に対応をご確認ください。

（メーカー希望小売価格／オープン）

基本性能

レンズ交換式デジタル一眼レフ
有効6.1メガピクセル
APS-Cサイズ
モーター内蔵型レンズのみＡＦ可
液晶モニター2.5型
SDHC／SDメモリーカード対応
セルフタイマー2～20秒
最高シャッター速度1/4000秒
フラッシュ同調速度1/500秒以下
専用充電池使用
カラー２色

キヤノン／プロ仕様の10メガ画質ハイエンドコンパクト
「PowerShot G7」（発売中）

キヤノンのコンパクトデジタルカメラ全ラインアップの中では、最上位グレードに位置づけられるプロ仕様の高級機。ダイヤル設定を採用するなど、一眼レフに近い操作感覚を実現していて、小型・軽量・スリムなデジカメが多い中では、頭一つ飛び抜けた存在です。

画像センサーは余裕の10メガCCD、光学式手ブレ補正機構を搭載し、画像処理エンジンには顔認識ＡＦも利用できる最新の「DIGIC III」を採用。もちろんマニュアル露出も可能なので、プロ写真家や上級写真愛好家のニーズにも確実に応えることができます。外観デザインは、中判のレンジファインダー機を思わせる重厚さが特徴。アクセサリーシューがあるので、外部フラッシュの使用も可能です。各種のオート機能も豊富で、自動露出のシーンモード選択や、デジタルズーム、動画撮影など、コンパクトデジカメならではの機能も使用ＯＫ。デジタル一眼レフにはできない機能を、本機によって補完すれば、あらゆるシーンでの撮影をくまなくカバーできるでしょう。

「散歩写真」と呼ばれる都会の街中のスナップでは、一眼レフだと荷物の量も多くなり、人通りの多いところでは傍目にも少々大げさな感じがしますが、ハイエンドコンパクト１台なら気軽な撮影にピッタリ。これからは、芸術作品を撮るのが目的でも、被写体のタイプや行き先によって一眼レフとコンパクトをスマートに使い分けるのが、上級ユーザーの新常識になるかもしれません。

（メーカー希望小売価格／オープン）

基本性能

有効約1000万画素
光学6倍ズームレンズ
レンズシフト式手ブレ補正機構搭載
ブレ軽減機能あり（自動感度式）
光学ファインダーあり
顔認識ＡＦ可
液晶モニター2.5型
AEロック可
マニュアル露出可
16:9ワイド画面可
SD／SDHCメモリーカード／MMC対応
専用充電池使用

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