デジタル一眼レフ専用交換レンズ

ニコンは、レンズ交換式デジタル一眼レフカメラD1X、D1H、D1、D100の専用交換レンズ「DX（ディーエックス）Nikkor」の開発を進めていると発表。その第一弾として、超広角ズームレンズ「AF-S DX ズームニッコール ED12～24mm F4G（IF）」を、来春の発売を予定しています。
現在、ニコンのデジタル一眼レフは、23.7×15.6mmサイズの撮像素子（CCD）を搭載して いますが、この撮像素子のサイズでは、従来の35mm判用交換レンズを使用した場合、35mm判換算での焦点距離が1.5倍相当の画角になります。望遠系レンズでは、開放F値が変わらずに画角が小さくなる利点となるものの、広角系レンズでは撮影できる範囲がせまくなるため、超広角系レンズの充実化を課題として開発しています。
フィルム用交換レンズと共用設計では超広角レンズの完成は、困難とみて、デジタル一眼レフカメラ専用の設計となっています（フィルム用一眼レフでは使用不可）。
専用の設計による主な特長
1)フィルムとの共用では得られない機能の追加。
2)デジタル一眼レフカメラに最適な画質を提供。
3)小型・軽量化が可能。
4)高いコストパフォーマンスを実現。
5)12～24mmのズームは、35mm判換算でも18～36mm相当の超広角。
なお、同社では、ニコンデジタル一眼レフカメラに最適な専用交換レンズを「DX Nikkor」と名づけ、大口径レンズ、広角系高倍率ズームレンズのラインナップの拡充をさらに図るとしていました。
メーカー希望小売価格は未定ですが、15～16万円で想定されています。

新しい規範を作る世界初の中判カメラ

駒村商会は先に、ドイツ・ローライ社の世界初の６×６cm判オートフォーカスシステムカメラ「ローライフレックス 6008AF」発表しました。
デジタルバックが搭載できるローライフレックス6008AFは、新たな時代を拓く、世界初の６×６cm判オートフォーカスシステムカメラで、カメラの主要機能・焦点調節・露出・フラッシュ制御が全て自動化されています。創造的な作品を残そうとするマニュアル制御での撮影も可能です。発売は来春を予定。
専用レンズはシュナイダー製の180mmF2.8 AFテレクスナーHFT、80mmF2.8 AFクセノタールHFT、60-140mmF4.6 AFバリオゴンHFTの３本、また、従来の6000システムと共用できます。
1)シャッター速度、絞り、合焦状況、プレフラッシュ測距、フラッシュの準備状況、絞り優先かシャッター優先か、露出補正などが、常時視認可能なコントロールセンターとなる液晶ファインダーにディスプレー。
2)必要に応じて変換が可能なフラッシュ・シンクロ時間、プリフラッシュ測距、フィルム巻上げ停止オン・オフ、中央重点測光オン・オフ、AFの３ゾーン測距、連続撮影時のコマ数設定など。
3)AFモジュールはＨ形センサーを装備し、AFモードの切替も搭載。
4)TTL測光によりプラスレンジでの露出補正がフラッシュの追加露光につながり、SCAフラッシュのスイッチがオンにるなどフラッシュ機能を充実。
5)光量不足やコントラストの低い被写体の時は、システムフラッシュに組み込まれたLED光学系が縞パターンを被写体に照射。これによりAFモジュールが正確、迅速に被写体までの距離を測定。
6)デジタルバックは6008AFのシリアルポートを経由で作動し、カメラ接点を通じて直接に各機能を制御。
7)パソコンを通じてカメラの機能を個々にプログラムが可能。 ［メーカー希望小売価格　未定］

本格的な英語学習ができるニュータイプ電子辞書

カシオ計算機は、電子辞書「エクスワード」シリーズの新製品として、語学通信講座で定評のあるアルクとのタイアップにより、業界初の本格的な学習機能を備えた電子辞書を開発。「エクスワード　データプラス　XD-CP100」の名称で、１月８日より発売します。
この電子辞書は、広辞苑やジーニアス英和辞典など６種類の辞書を本体に収録するとともに、アルク制作のTOEICRテスト用学習ソフトをCD-ROMで付属。必要な単元をパソコンから本体に転送することにより、テキストとイラストが液晶画面に表示され、ネイティブスピーカーから正確な発音を聴くことができ、好きなとき、好きな場所でTOEICRテストの学習が行える電子辞書です。
主な特長
1)初中級者向け総合学習プログラムをCD-ROMで付属。
2)必須語彙習得、リーディング・リスニング訓練、文法の基礎強化が可能。
3)広辞苑など６種類の辞書の収録で、学習効率が一層高揚。
4)見やすい4.5型の大型ハイコントラスト液晶画面。
5)場所を選ばずにリスニングができる内蔵スピーカーと付属ヘッドホン。
6)学習効率向上に役立つ豊富な検索機能。
7)ステップアップ用、ビジネス英会話用の別売ソフト２本も用意。
［メーカー希望小売価格 45,000円］

毎分32枚の高速モノクロプリンター

リコーは、プリンターの高速化を図る一方、耐久力の強化、LANインタフェースを標準で装備した、A3モノクロレーザープリンターを、来年１月10日に発売を予定しています。A4サイズを毎分32枚出力する「IPSiO NX850」、毎分28枚機「IPSiO NX750」、毎分22枚機「IPSiO NX650S」の３機種。
３機種の主な共通特長
1)ファーストプリント時間の高速化（A4サイズで6.5秒）。
2)最大プリント解像度は、1200dpi×1200dpiの高品質。
3)250枚の給紙トレイと100枚まで収納できるマルチトレイを装備。
4)CPUは300MHz、メモリーは標準32MB( 最大288MB）、インタフェースはUSB2.0×6。
なお、NX850は、100万枚の出力が可能な耐久性を備え、業務用の大量プリントにも対応。 ［メーカー希望小売価格　NX850　178,000円、NX750　148,000円、NX650S　99,800円］

未現像のフィルムは『手荷物』として機内へ

年末年始を迎え、フィルムメーカーが飛行機利用の方に「未現像フィルムは、手荷物として機内へ持ち込むように」と、つぎのように呼びかけています。

【要 旨】

昨年９月の米国における同時多発テロ事件以降、多くの空港で預け入れ荷物検査用に、最新型の強力な検査用Ｘ線装置の導入が進み、これによるフィルムのカブリ事故が増加傾向にあります。このような状況からフィルムメーカー５社では、年末年始の海外旅行シーズンを前に、飛行機をご利用される方に搭乗手続き時のご注意を促させていただきます。
荷物検査は、国・機関などにより、一概には申せませんが、検査装置によってカブリなどの影響を受ける可能性を低減するために、以下のフィルム取り扱いをおすすめいたします。
撮影前か撮影済みかにかかわらず、未現像のフィルムは、搭乗手続き時に預け入れ荷物として航空会社に預けず、『手荷物』として機内に持ち込むことをおすすめします（現像済みであれば影響を受けません）。
最新型の荷物検査用Ｘ線装置は、Ｘ線とＣＴスキャン（コンピューター断層撮影）を組み合わせて、預け入れ荷物の中の不審物を検査するもので、精密な検査を要する不審物を検知すると、高出力スキャンに切り替わります。これにより縞模様やカブリなどがフィルムに生じ、写真が台無しになってしまうことがあります。
このような検査装置による影響は、撮影前か撮影済みかにかかわらず、未現像の写真感光材料〔例 カラーフィルム、黒白フィルム、スライド用（リバーサル）フィルム、レンズ付フィルム、インスタントフィルム等〕に起きる可能性があります。
機内持ち込み手荷物検査用Ｘ線装置の大多数は、ほとんどのフィルムには安全と言う実績があります。但し、Ｘ線検査を何度も受けることが予想されるときや、超高感度フィルム等で影響が懸念されるときは、機内持ち込み手荷物から取り出して、Ｘ線を当てない目視（手）検査を受けられることをおすすめします。
参考までに以下のホームページもご覧ください（編集部）。
http://www.fujifilm.co.jp/film110/xray/index.html

＜ホームページチェック！！＞

Best Products of 2002がペンタックスデジカメ機能付き双眼鏡を選定
http://www.pentax.co.jp/japan/news/2002/200249.html

ソニー　世界初の65ナノメートル世代DRAM混載システムLSI技術の開発
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press/200212/02-1203/

ポラロイド　プロフェッショナルユーザー向けPro-Specキャンペーン
http://www.polaroid.co.jp/event/campaign/pro-spec.html

アドビMac版Photoshop Elements 2.0不具合を修正するプラグインを公開
http://www.adobe.co.jp/support/downloads/1980.html