ピンホール写真が簡単に楽しめます

　ピンホール写真とは針穴写真とも呼ばれ、極く小さな穴をレンズ代わりにして写す方法です。このピンホールカメラは各人が創意工夫して自作するのが従来の方法でしたが、針で穴を開けて自作したピンホールは「真円でない」「円の大きさが正確でない」「円の周りにバリが残る」などの理由から、像がくずれたり、周辺のケラレ、適正な露出計算ができないなどの難点があります。ケンコーはこうした悩みを解決するピンホールレンズ02を４月上旬に発売します。
　このレンズは 0.2mm径の真円に近いピンホールで、35mm判カメラボディに取り付けるだけで、手軽にピンホール写真が楽しめるというものです。光学ガラスに遮光膜をコーティングし、その遮光膜にエッチング処理を施すことにより 0.2mm径の正確で、真円度の高いピンホールとなっています。従って、正確な露出計算が可能となり、くずれやケラレのない像を写すことができます。また、マルチコートによりゴーストやフレアーの発生を妨ぎます。
　右上の写真はフオクトレンダー　ベッサL 使用　28mm　露出：30秒　IS0100フィルムで撮影（30秒という長時間露出により、雲が流れ、海面は銀盤のように描写され、ピンホール独特の写真となっています）
［メーカー希望小売価格　一眼レフ用 4,600円　Ｌマウント用セット 6,800円　別売のカメラマウント 2,500円］

朝夕の空を感動的に写す

　夕暮れ時、地平線から上空にかけて赤から青へと変わっていくカラーグラデーションは絶好の被写体です。この情感あふれる色彩に表現する夕やけ（朝やけ）撮影用のMCトワイライトフィルターがケンコーから販売されています。
　レッドとブルーの２タイプがあって撮影目的とイメージに合わせて使い分けできます。また、マルチコート採用により、ゴーストやフレアーの発生を防ぎます。
　太陽の沈む西の方向の撮影に最も効果的。日没前30分位から、日没後30分頃までが最適です。東の方向に近付くにつれて効果は弱まりますが、また違った独特の効果が得られます。
＊トワイライト・レッド＝深みのある赤いトーンで、段々と暮れてゆく空のイメージを表現。
＊トワイライト・ブルー＝深みのある青いトーンで、刻々と近付く夕闇の空のイメージを表現。
参考)トワイライトフィルターは、作為的に色付けするフィルターではありません。自然界がつくり出す条件をより良く表現するように設計されています。 ［メーカー希望小売価格 49mm径 3,400円～82mm径10,000円］

レンズ付フィルムにオートデート機能搭載

　富士フイルムは、レンズ付フィルムとしては世界初のオートデート機能を搭載したフジカラー「写ルンです　デート　Flash 25を４月下旬に発売を予定います。
　このレンズ付フィルムは、デートモジュールを搭載し、レンズ付フィルムとしては世界で初めて、写真に撮影日付を表示できるオートデート機能を実現しています。内蔵されているデートモジュールは日時（日本時間）や閏年などを記憶しており、購入時には何のセットもせずに撮影日付の写し込まれた写真が撮れます。また、日付が不要な場合は「日付ＯＮ・ＯＦＦスイッチ」の使用で、通常通りの撮影も可能です。
　内蔵フィルムはＡＰＳフィルムのフジカラーnexia H400。小型・軽量で携帯性に優れると共に、インデックスプリントで焼き増しにも便利です。
家族や友人との旅行、お子様の成長記録、ペットや花の生育記録、業務用途など、様々な目的で手軽に使えます。
［メーカー希望小売価格 1,800円］

高解像力を実現した1,200dpiのフラットベッドスキャナー

　キヤノンは３月下旬より、新開発のTrue（トゥルー）1,200dpi CCDを搭載した高解像力のフラットベッドスキャナー“キヤノン カラーイメージスキャナ CanoScan FB1210U ”を発売します。また、オプションとしてフィルム読み取り装置もあって、便利なスキャナーです。

主な特長

1)True 1,200dpi CCD の採用＝１ラインに1 インチあたり 1,200個の読み取り画素が配列された「True 1,200dpi CCD 」を採用。これにより、緻密な原稿細部まで忠実に再現することができます。特に、「フィルム読み取りオプション FAU-S11」と組み合わせて、35mmフィルムなどの小さな画像を読み取る際に威力を発揮します。
2)高性能大口径レンズの搭載＝５群５枚構成のガリレオレンズの搭載で色収差や像面湾曲収差といった画像を劣化させる要因を最小限に抑えています。
3)高照明効率設計＝光源の前面だけでなく背面にもＬ字型の反射板を設置することで、光の照射量を大幅に増やし、感度を高めています。これにより、CCD の読み取り画素サイズが小さくなることで心配される感度の低下を防ぎ、ノイズを低減させています。
4)薄型の洗練されたデザイン＝スタイリッシュなデザインで、フィルム読み取りオプションがついても、薄型になるよう仕上がっています。
5)高階調 42bit入出力＝RGB 各色14bit （16,384階調）での入出力を実現。これにより、入力時に認識できる色の幅が広がることで高い色再現性を実現したほか、出力においては、豊富なデータ量により、ガンマ補正やハイライト／シャドウの修正など様々なレタッチを行った場合でも、画像の劣化を抑えます。なお、RGB 各色8bitでの出力も可能です。
6)フィルム読み取りオプション FAU-S11＝オプションとして低価格で用意し、手軽にフィルムスキャニングが楽しめる環境を提供。35mmフィルムはもちろん、ブローニーや４×５インチなど様々なサイズのネガ・ポジフィルムの読み取りが可能なほか、フィルムの自動露光調整機能も搭載しています。
7)多彩なプラットフォームに対応＝Microsoft Windows 98を搭載したパソコンおよびUSB インターフェースをサポートしたMacintosh （Mac OS 8.5以降）にハイブリッドに対応。 ［メーカー希望小売価格 スキャナー 39,800円 フィルム読み取りオプション 10,000円］
http://www.canon-sales.co.jp/Product/CanoScan/fb1210u.html

記録メディアを選ばないプリンター

　最近はいろいろな記録メディアがあるために、プリンターを選ぶにも接続の整合性を心配りしなければなりませんが、ソニーが３月25日に発売するデジタルフォトプリンパDPP-MS700 はこうした悩みを解消してくれます。メモリースティック、スマートメディア、コンパクトフラッシュなど、デジタルスチルカメラのほとんど記録メディアからダイレクトに写真画質のプリントができます。
　このプリンターはメモリースティックのスロットとPCカードスロットを搭載し、市販のアダプターが必要ながらもほとんどのデジタルスチルカメラに対応しています。また、パソコンやビデオ機器とも接続でき、パソコンで加工した画像やビデオ静止画のプリント、記録メディアへの書き込み、パソコンへの画像転送なども可能です。さらに暗い画像でも自動的に明るく補正してくれるオートファインプリント機能や、好みで選べる光沢、微粒、絹目のプリント仕上げなど、使いやすさと機能がさらにアップしています。プリントの品質は昇華型ならではの階調豊かな美しさで 300万画素以上の画像サイズにも対応し、銀塩写真に迫る高画質プリントが、さらに使いやすく身近になりました。
（市販のPCカードアダプターが必要）一部対応していない機種があります。
［メーカー希望小売価格　64,800円］

携帯電話の電池切れ緊急対応

　松下電池工業は携帯電話の電池切れ緊急対応として、安心して使える「ケータイ用電源」“どこでもトーク”を４月１日から発売します。
　この製品の電源には、新たに開発した新型リチウム一次電池パック(CR-V6）を採用するとともに、各種の制御機能を組み込むことにより、携帯電話及び本体電池への悪影響を防止しています。約３時間連続通話可能です。

主な特長

1)携帯電話及び本体電池を壊さない安心回路設計＝過充電・過放電などの制御機能を組込み。
2)長期保存・低温特性に優れた軽い新型リチウム一次電池パック(CR-V6P)を採用＝電池パックの重さは約39g 。
3)軽くてコンパクト＝本体重量は約78g(電池含）。大きさは携帯電話本体並み。 ［メーカー希望小売価格（新型電池パック CR-V6付） 3,880円］

＜ホームページチェック！！＞

写真講座「ニコン塾」第一期を５月開講
初心者から誰でも楽しめる写真講座
http://www.nikon.co.jp/main/jpn/photography/class/nikonjyuku01_00.htm

フジカラーで「当たルンです！」キャンペーン
http://www.fujifilm.co.jp/news_r/nrj581s.html