古の宝もの

大山の大先生が田口ウインドーを見て懐かしいフィルム缶があるよ！とお持ち下さいました。
左から、鉄製のSAKURA缶・真ん中２ヶがコダックアルミ缶・右側が、蓋がプラスティクになったコダックのアルミ缶。
不要品として処分されていても可笑しくありません物が、時の流れに見いだされ郷愁を感じます。撮影をしておりますと、お客様が「之はお宝だ！」と言われました。

左から、ラピッドパトローネ・金属製セミのスプール・金属製ブロニーのスプール。
ブロニーのスプールには木製もあるとのことです。
時代の遍歴を伝えています。

ニコン製のガンを飾っておきましたら、フラッシュバルブが無いのは寂しいとお持ち下さいました。

「ニコン製BC-５の時代はマツダですよ」と時代劇さながらに時代考証までして下さいまして、一種類では寂しいだろうと三種類も頂きました。
本当に有り難う御座います。
勝手、使用されたお客様がご覧になりまして、会話が弾みます。

「古銭も展示品の脇役としてみたら」と、お客様から頂きました。
中古と古銭、何処か共通する物があるようです。
過日、他のお客様より銅銭を根付けに所望され喜ばれた経緯があります。
主役を引き立たせる脇役、子供の頃、遊び道具であった古銭や、使われなくなった写真の小道具に哀愁を感じるのは、私だけでは無いようです。

日本橋店中古売場　田口由明