わが子の写真をソニー α7C IIと|yuria
2025/9/20(土)に開催されるソニープロカメラマンセミナーでは、本記事でもレビューしているyuriaさんが登壇して「季節と残す子ども写真」を開催します。もっと素敵なお子さまやご家族の写真を撮りたいと考えている方へオススメのセミナーです。普段からαを使って撮影を楽しまれている方をはじめ、SONYのカメラやレンズを使ってみたいと考えている方も方奮ってご参加ください。セミナーの詳細は文末に記載しています。
はじめに
お子さんが生まれたら、カメラで撮ってみたいと思う方は多いのではないでしょうか。
お子さんの行事などをきっかけにカメラの購入を考える方もいらっしゃいますよね。
私もそんな1人でした。
新婚旅行のために買ったカメラを引っ張り出してきたのは、現在10歳の長男が1歳になる頃。
そういえばカメラがあるし、息子をカメラで写してみようかなと思ったのです。
カメラで撮る、という行為も、カメラが写しだす世界も楽しくて新鮮で、気づけば毎日毎日子どもの写真を撮っていました。

■撮影環境:135mm F1.8 1/1000秒 ISO160
「子ども写真を撮る」とひとことで言っても、どこでどんなふうに撮るかは人それぞれ。
写真の持つ幅広さはとても魅力的に思えるし、自分も楽しみながら子どもの成長を残していけるというのは、親としても趣味を楽しむ一個人としても嬉しいことです。
今日はそんなわが子をカメラで撮る、ということについてお話ししていけたらと思います。
子ども撮影にSONY α7C IIという選択
私はSONY α7C IIというカメラを愛用しています。
はじめはお借りして使わせていただいたのですが、あまりの良さにその後購入しました。
α7C II、子ども写真と相性がとてもいいなと思っています。
子ども写真におすすめな理由を、使ってみて感じたことをもとに、3つご紹介します。
1つ目はピント精度です。
ありがたいことに子ども写真の講座をさせていただく機会があります。
そこで本当によくご質問いただくのが「ピント」について。
子どもたちは自由に、縦横無尽に動き回ります。
じっと何かに夢中になっている時や、ある程度予測できる動きの時はピントを合わせやすいのですが、猛ダッシュや急カーブでピントが外れてしまうことがあります。
ピントが外れるのは仕方がないことと割り切っていたのですが、SONY α7C IIを使ってみて、ピントが瞳にすぐに合う、外さない、バシッと決まることに驚きました。
今までは撮れたらラッキーと思っていた動きの多いシーンも、本当によく追いかけてピントを合わせてくれます。
またα7C IIのピント精度は私の撮影スタイルとも相性が良いなと感じています。
私はお花に埋もれたような写真や、少し距離をとって後ろ姿を撮ることがあります。

■撮影環境:135mm F1.8 1/1250秒 ISO100
そうするとまわりのお花にピントがもっていかれたり、子どもの小さな後ろ姿を認識してくれなかったりということがあるのですが、α7C IIはそんなシーンでもしっかりと子どもを認識してピントを合わせ続けてくれます。
ご機嫌で撮らせてくれるわずか数秒で撮ったり、その場を通り過ぎる一瞬を撮ったりするのに、このピント精度には本当に助けられています。ピントを外しても、子どもたちはもう一回撮らせてくれるとは限らないですからね。
SONY α7C IIがおすすめの2つ目の理由は、コンパクトさと軽さです。
α7C IIはフルサイズ機で描写力に優れているのですが、驚くほどコンパクト。
カメラは重くて大きいものという私の中のイメージが覆りました。
フルサイズ機でこの軽さとコンパクトさはとても嬉しいです。
特に子どもを連れてお出かけするときって、どうしても荷物が多くなりませんか?
子どもたちそれぞれの水分、食事に必要なもの、オムツや着替えなど…その大荷物の中に大きなカメラを持っていくのはなかなか大変です。
軽くてコンパクトだと、ちょっとしたときにもカメラを持っていこうかなという気持ちにさせてくれます。
特にコンパクトなレンズをつけているときは重さを感じなくて「あれ!私カメラ忘れてきた?」と慌てたことも…笑
軽いのに性能が良い優等生なんですよ。
つくりがしっかりしていて、操作をした時のレスポンスの速さも安心感があってとても気に入っているポイントです。
見た目も可愛くて、使うほどに愛着のわくカメラなんです。

おすすめポイント3つ目は動画性能。
カメラで動画?と思っていたのですが、α7C IIは動画機としても優れています。
操作ひとつ、ボタンひとつですぐに動画が撮れますし、動画のときにもピントはしっかり合わせてくれます。
大袈裟に聞こえるかもしれませんが、まるで映画のようにわが子の動画が撮れるのでぜひ体感してほしいです。
アップデートによりダイナミックアクティブ手ブレ補正が搭載されたので、手持ち撮影が多い子ども撮影でも手ブレを抑えて動画が撮れるようになりました。愛用している機能です。
小さいカメラひとつで写真も動画も残しておけるのが、子ども撮影には嬉しいです。
レンズによる写りの違い
一眼カメラのいいところのひとつは、レンズが替えられるということだと思っています。
カメラを始めた頃、はじめて単焦点レンズをつけたときの感動は今でも忘れられません。
同じカメラでもレンズによって見える世界がガラリと変わるのが面白いです。
あの「わぁっ」とときめくような感動があったからこそ、今も写真を続けていると思っています。
カメラを通して見る世界の美しさ、好きな雰囲気で子どもたちを撮れた時の喜びがあるからこそ、カメラで写真を撮りたい!という気持ちになります。
私の好きなレンズの焦点距離を2つ紹介します。
1つ目は50mmの単焦点レンズ。
お子さんを撮るのにおすすめです。
標準レンズなので子どもを屋内で撮る時も屋外で撮る時も撮りやすい画角です。
私は普段は50mmの単焦点レンズを付けっぱなしにしています。
下の2枚の写真はFE 50mm F1.2 GMを使って撮影したもの。

■撮影環境:50mm F1.2 1/640秒 ISO200
寄っても引いても撮れるところと、1本で幅広いシーンで撮れるのがお気に入り。

■撮影環境:50mm F1.2 1/2500秒 ISO100
50mmではないですがFE 55mm F1.8 ZAはスッキリ青みのあるような写りもぼけ感も良く、とてもコンパクトで使いやすいレンズです。

■撮影環境:55mm F2.5 1/4000秒 ISO100
2つ目は85mmF1.4や135mmF1.8などの中望遠単焦点レンズや、望遠ズームレンズ。
中望遠〜望遠域のレンズで撮ることで、肉眼で見ているのとは違って背景がぐっと圧縮されたような印象的な写真が撮れます。
綺麗な景色やお花畑と一緒に撮ると、子どもたちがぐっと際立って物語の主人公のようになります。

■撮影環境:85mm F1.4 1/4000秒 ISO100

■撮影環境:200mm F2.8 1/800秒 ISO100
景色の中の一部分だけを切り取って、背景をぐっと圧縮して撮ってくれるのでお花と撮るのにも使いやすいレンズです。
望遠ズームレンズは運動会などお子さんの行事にも使えるところも嬉しいですよね。
離れて撮る必要があるので、おうちの中などの室内撮影にはあまり向いていません。
レンズを変えることよって、いろいろな世界を見られるのが一眼カメラの楽しいところかなと思います。
広角レンズ、標準レンズ、中望遠~望遠レンズと、写る世界がガラリと変わるので、好きな画角を見つけてみるのも楽しいです。
困ったらクリエイティブルック
SONY α7C IIにはクリエイティブルックという機能が搭載されています。
クリエイティブルックとは写真のフィルターのようなもの。
写真を編集するのが苦手という方や、編集をする時間がないという方もこのルックひとつで編集したような写真になる、便利な機能です。
クリエイティブルックはポートレートに合うPTや鮮やかに撮れるVVなど10種類。
たくさんの種類が入っているので、気にいるものが見つかると思います。
私はフィルムのような雰囲気のFLがお気に入り。
撮って出しでも雰囲気のある写真が撮れます。

■撮影環境:55mm F1.8 1/2000秒 ISO100

■撮影環境:49mm F2.8 1/2000秒 ISO100
こちらの2枚の写真はクリエイティブルックFLを使って撮影した、撮って出しの写真。
撮影時からこの色味がモニターに映し出されるので、撮っていて楽しくなります。
緑や青の色味、光と影の雰囲気にフィルムっぽさを感じるルックです。
お好きなクリエイティブルックを選んでから、さらにハイライトやシャドウ、彩度など自分好みにカメラ内で調整もできます。
自分の好きな雰囲気や色にカスタマイズして写真を撮れるのが嬉しいですよね。
わが子をカメラで撮ること
わが子の写真を撮るのに、1番気軽にいつでも撮れるのはスマホだと思います。
私自身写真も動画もスマホで撮ることも多いです。
でもやっぱりカメラでも撮りたいなぁと思います。
一眼カメラで撮ると「綺麗」というのはもちろんなのですが、そのときの記憶や、空気感、情感が残りやすい気がします。
それはカメラが光により反応して写してくれるからなのか、どう撮ろうかと考えながら撮るからなのか、理由は分かりませんがその曖昧な部分がとても好きです。

■撮影環境:50mm F1.2 1/1600秒 ISO100
何年も撮り続けることで、そのときは当たり前に思えた子どもたちの姿も、そのときだけの可愛い瞬間だったことに気づきます。
そんな写真を見返すたびに、カメラでわが子の写真を撮り続けていてよかったと思います。
私は季節のお花や景色と写真を撮るのが好きですが、お家や送り迎え、近所の公園に遊びに行ったときなど、日常的なシーンでも写真を撮っています。
もちろん行事や旅行など、特別なシーンにも。
カメラひとつで、当たり前ですが、どんな場面でも写真を撮って残しておくことができます。

■撮影環境:50mm F1.2 1/4000秒 ISO100
いつでもどこでも、忘れてしまいそうな些細なことでも写真に残しておけるのは、パパ、ママだからこそ。
可愛いと思った瞬間、綺麗だな、なんか良いなと思った瞬間はあなただけの感覚。その自分の感覚を写真に残しておくことができるのです。
何気ない瞬間も、特別なシーンも、いろいろな場面で、カメラでわが子の写真を残しておくのがおすすめです。
きっと将来の宝物になると思います。
【2025/9/20】yuriaさん登壇の「季節と残す子ども写真」セミナーを開催
2025年9月20日(土)講師に素敵なお子さまの写真を撮られているyuriaさんをお招きして、「季節と残す子ども写真」を開催します。もっと素敵なお子さまやご家族の写真を撮りたいと考えている方へオススメのセミナーです。その中で今回の記事で紹介したα7C II含むα7シリーズを使用した撮影のポイントや、おすすめのFEレンズの紹介、各レンズの特徴などをお話しいただきます。
本セミナーは全国のカメラのキタムラ50店舗でライブ中継にて開催いたします。参加費は無料!講師への質問もできますのでこの機会にぜひお気軽にご参加ください。セミナー終了後、一部の店舗では普段取り扱いのない特別なカメラやレンズが体験できます。開催店舗をぜひご確認ください!
▼yuria氏メッセージ動画
【概要と申込み】
■開催日:2025年9月20日(土):yuria氏「季節と残す子ども写真」
■開催時間:【第一部】11:00~12:00【第二部】14:00~15:00
■費用:無料
■場所:カメラのキタムラ ライブ中継先店舗(下記店舗一覧よりご確認ください)
■定員&申込み:希望店舗へお問い合わせ、ご連絡ください
■申込み期限:各開催日前日の店舗営業時間内
【店舗一覧】
募集状況や申込み、ご質問などは申込み希望店舗へお電話ください。
★の表記がある店舗では当日限定のラインナップでカメラやレンズの体験ができます。
■北海道:札幌/羊ケ丘通り店★
■北海道:札幌/元町店
■青森県:弘前/高田店★
■青森県:青森/青葉店
■秋田県:秋田/広面店★
■山形県:山形/馬見ヶ崎店★
■福島県:いわき/平店
■栃木県:小山/小山店
■群馬県:太田/太田店
■茨城県:水戸/下市店
■茨城県:つくば/つくば店
■埼玉県:埼玉/狭山富士見店
■千葉県:千葉/おゆみ野店
■東京都:新宿/北村写真機店
■神奈川県:平塚/平塚店★
■静岡県:富士/市役所前店★
■静岡県:静岡/草薙店
■静岡県:藤枝/田沼店
■新潟県:新潟/とやの店
■長野県:松本/並柳店★
■富山県:富山/掛尾店★
■石川県:小松/小松店
■石川県:金沢/有松店
■石川県:金沢/浅野本町店★
■福井県:武生/武生店★
■福井県:福井/バイパス南店
■愛知県:豊橋/牧野店
■愛知県:豊川/諏訪店
■愛知県:一宮/中島通り店
■三重県:四日市/西浦店★
■滋賀県:草津/野村店
■京都府:京都/四条西院店
■大阪府:堺/福田店
■大阪府:河内長野/河内長野店
■兵庫県:姫路/英賀保店
■岡山県:岡山/東岡山店
■岡山県:岡山/下中野店★
■鳥取県:鳥取/鳥取店
■島根県:松江/学園通り店★
■広島県:広島/祇園店
■山口県:宇部/南浜町店
■香川県:高松/高松南店★
■愛媛県:松山/朝生田店
■高知県:高知/堺町店
■福岡県:福岡/ミーナ天神店★
■福岡県:久留米/上津店
■大分県:大分/光吉店
■熊本県:熊本/東バイパス中央店
■宮崎県:宮崎/中央店★
■鹿児島県:鹿児島/中山バイパス店
【yuria氏プロフィール】
岐阜県在住。3児の母。第一子である長男が生まれ、日々成長をしていく我が子を見て少しでもその時の姿を写真に残しておきたいと考え、一眼レフカメラで写真を撮り始める。岐阜の花畑や自然の中で過ごす何気ない子どもたちの瞬間を作品としている。
・Instagram:yuriaphoto
















