アップル「iPhone 18 Pro」絞り羽根を搭載した最新鋭端末

三井公一
アップル「iPhone 18 Pro」絞り羽根を搭載した最新鋭端末

はじめに

今年もスマートフォンの季節、新しい「iPhone」の秋がやってきました。全国にあるカメラのキタムラ店頭でもさっそく視線を独占していますが、ShaSha 読者の皆さんもカメラ性能が高い「iPhone 18 Pro」と「iPhone 18 Pro Max」には注目していることでしょう。

昨年の「iPhone 17 Pro」シリーズは望遠カメラの48MP化などで話題になりましたが、今年の「iPhone 18 Pro」シリーズは、メインカメラにiPhone史上初となる「物理的な可変絞り」が搭載されるという、まさにビッグチェンジと呼ぶにふさわしい劇的な進化を遂げています。近ごろカメラ機能で先行するAndroidのハイエンド機と完全に肩を並べる形となりました。

今回はその「Pro」シリーズの「iPhone 18 Pro」の撮り心地をお伝えしたいと思います。

「iPhone 18 Pro」の第一印象

「iPhone 18 Pro」を手にしてまず感じるのは、その絶妙なサイズ感です。幅71.9mm、高さ150.0mm、重さは211gと、程よい重厚感がありながら、日常の持ち歩きに苦にならないバランスを保っています。6.3インチのSuper Retina XDRディスプレイ(OLED) は、2622 x 1206ピクセル(460ppi)の高精細さで、撮影現場でのプレビューや仕上がりの確認が非常に快適です。

「iPhone 18 Pro」のカメラ特徴

今年の「Pro」シリーズの最大の目玉は、なんと言ってもメインカメラに搭載された「可変絞り(物理絞り羽根)」です。ついにiOSのスマートフォンでも、ソフトウェアの処理だけでなく、レンズの絞り羽根を使って光の量や被写界深度をコントロールできるようになりました。

・48MP Fusionメインカメラ: 24mm相当 可変絞り(ƒ/1.48〜ƒ/4.0)
・48MP Fusion超広角カメラ: 13mm相当 ƒ/2.2
・48MP Fusion望遠カメラ: 100mm相当 ƒ/2.8 (光学4倍ズーム / 48MPセンサーを活用した光学品質8倍ズーム 200mm相当に対応)

各カメラの写りはこんな感じになっています。デジタルズーム最大の40xをのぞけば、iPhoneらしい高いクオリティです。誰でもシャッターボタンを押すだけで見たまま以上の美しい写真を撮ることが可能なスマートフォンになっています。

▼0.5x

▼1x

▼2x

▼4x

▼8x

▼40x(デジタルズーム最大時)

絞り値はƒ/1.48、ƒ/1.8、ƒ/2.8、ƒ/4.0の4段階から選択可能。これまではソフトウェアによる処理でボケ感を演出していましたが、レンズ側の絞りを変えられるようになったことで、暗い場所では絞りを開けて(ƒ/1.48)光を多く取り込み、風景やテーブルフォトでは絞り込んで(ƒ/4.0)奥までしっかりピントを合わせる、といった本格的な使い分けが可能になりました。フルサイズデジタルカメラなどと違って、センサーサイズが小さいのでボケの効果は限定的ですが、ShaSha の読者ならきっとうまく活用できることでしょう。これはメインカメラのみの機能となります(1x、2x)。

▼f/1.48

▼f/1.8

▼f/2.8

▼f/4.0

AIが支える次世代のコンピュテーショナルフォトグラフィー

ハードウェアの進化に加え、「Apple Intelligence」による高度なAI画像処理の恩恵も見逃せません。「A20 Pro」チップの強力なNeural Engineが撮影の瞬間に膨大な演算を行い、最適な露出やホワイトバランス、ノイズリダクションを瞬時に適用します。

可変絞りが捉えた豊かな「光学情報」を、最先端のコンピュテーショナルフォトグラフィーがさらに磨き上げることで、かつてないほど自然で階調豊かな一枚が生み出されます。また、写真に写り込んだ不要な被写体を自然に消去できる「クリーンアップ」機能などの生成AIツールもさらに精度を増しており、撮影後の作品作りまで強力にサポートしてくれます。

標準のカメラアプリ内に「Pro向けコントロール」が追加され、絞りだけでなくシャッタースピードやホワイトバランス、ヒストグラムなどをデジタルカメラのように細かく調整可能です。頭脳である「A20 Pro」チップと、次世代のベイパーチャンバーを採用した新しい冷却機構のおかげで、高負荷な撮影や編集でもサクサクと快適に動作し、バッテリー駆動時間も延長されています。

iPhoneもようやく純正カメラアプリでシャッタースピードをマニュアルで設定できるようになりました。

そしてホワイトバランスもついに純正カメラアプリで設定ができるように進化しました。デジタルカメラのように色温度をオート含む6種類の中から選ぶことができます。

スタイルでは「標準」を含む16種類のカラースタイルで好みの色合いを適用することが可能です。「カスタマイズ」でパレットによるトーンとカラーの調整のほか、テクスチャー効果も加味することができるようになりました。

またマニュアルフォーカスもついに実現しました。3つのカメラのうち1つを指定して、任意の距離にピントを置くことができます。近接撮影時のシビアなフォーカスもこれなら安心ですね。

タイムラプスもようやく4Kに対応しました。気軽に高解像度のパラパラ動画がこれで撮影可能になったわけです。

「iPhone 18 Pro」でブラブラ実写スナップ!

新機能をドサッと搭載した「iPhone 18 Pro」。シャッターボタン押すだけでも今まで同様にキレイな写真が撮れますが、メニューを開いて自分なりの個性を出す撮影も可能になりました。ブラブラとフォトウォークしましたが、iPhoneographyを楽しむことができましたよ。

■撮影環境:13mm f/2.2 ISO160

超広角カメラで東京都庁を撮影。広大な画角の中に巨大な建造物を閉じ込めることができました。

■撮影環境:24mm f/1.8 ISO100

メインカメラの写りは3つの中でもピカイチ。サインのテクスチャー感がよく伝わってきます。発色もなかなかのもの。

■撮影環境:24mm f/1.8 ISO64

ここのところ雨続きで撮影に苦慮しました。ようやく晴れたわずかな時間に青空をゲット!ヌケ感のあるカットになりました。

■撮影環境:24mm f/1.8 ISO80

メニューが増えてとっつきにくくなった印象もある新型iPhone Proシリーズですが、今まで通り何も考えずにシャッターを切るだけでも使用可能です。キビキビと動作し、バッテリーの持ちも向上したので快適に撮影することができますよ。

■撮影環境:200mm f/2.8 ISO100

望遠カメラの写りに驚かされました。スポーツカーのホイールを撮ったのですが、そのカーボン繊維のリアル感から、ディスクローターの質感まで見事にキャプチャーしてくれました。

■撮影環境:48mm f/1.8 ISO100

ポートレートモードも進化しています。今までやや境界判定が微妙なところがありましたが、しっかりと被写体を浮かび上がらせています。後ボケだけでなく前ボケもキレイになりましたね。

■撮影環境:24mm f/1.8 ISO400

通常では12MPまたは24MPでの記録ですが、いざというときには48MPでの撮影も可能です。しっかりと描写したい被写体や、大切な記録撮影などの場合は高解像度での記録も可能です。

■撮影環境:13mm f/2.2 ISO200

夜間撮影性能も向上して他社のハイエンド機と同様にナイトシーンにも連れ出せます。ホワイトバランスやスタイルをいじることによって、より自分らしい写真表現ができるスマートフォンにようやく進化しました。

アップル「iPhone 18 Pro」のまとめ

ご覧いただいたように、「iPhone 18 Pro」は、単なるスマートフォンのアップデートモデルではありません。iPhone初の「可変絞り」による純粋な光学系の進化と、「Apple Intelligence」によるAI処理が高度に融合したことで、写真好き、カメラ好きにとって「自ら設定を操り、作品を創り上げる」ことができる真の「Pro」モデルへと進化しました。

超広角から、スナップに最適な 1xと2x、使いやすさが光る 4x、そして強力な 8x 光学品質ズーム。さらに絞りまでコントロールできるこの端末は、どの焦点距離を選んでも高画質な描写が得られ、撮影を本当に楽しくしてくれます。

ぜひ、お近くのカメラのキタムラ店頭で、その驚異的なカメラ性能と新しい操作感を体験してみてください。

 

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■写真家:三井公一
新聞、雑誌カメラマンを経てフリーランスフォトグラファーに。雑誌、広告、ウェブ、ストックフォト、ムービー撮影や、執筆、セミナーなどで活躍中。さまざまな企業のイメージ撮影や、ポートレート撮影、公式インスタグラムの撮影などを多く手がける。スマートフォン撮影のパイオニアとしても活動中。

 

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