初心者が持っていたいカメラアクセサリーを紹介|カメラ用語を正しく理解しよう vol.13
はじめに
こんにちは! ShaSha編集部です。いつもご覧いただき、ありがとうございます。
ShaShaはご存じのとおりカメラやレンズなどの機材、また撮影方法などを写真愛好家の皆さまに紹介するサイトです。毎日更新される記事内では、少し難しい専門用語がたくさん飛び交っていますね。もちろん内容をすぐに理解できる写真上級者の方も多いかと思いますが「それってなんのこと?」と、?マークが出ている読者の方もいらっしゃると思います。
このシリーズではそんな初心者の方に、つまずきがちな写真用語をわかりやすく解説していきたいと思います。「なんとなくはわかってはいるけど……」という方も、用語をきちんと理解できると写真生活がますます楽しいものになるはずです。
もちろん中・上級者の方も、おさらいに是非読んでみてくださいね。
初心者に必要なカメラアクセサリーは?
念願のカメラとレンズを買って写真を撮ることはできるようになったけど、ほかにはなにを揃えればいい?と迷われている方も多いと思います。カメラアクセサリーは撮影には必需品といったものから、撮影をより快適にしてくれるものまでたくさんのグッズがあります。今回は初心者の方に最低限持っていただきたいカメラアクセサリーを紹介します。
ケンコー・トキナーさんにおじゃましてきました!
カメラアクセサリーといえばカメラ用品メーカーのケンコー・トキナーさん。今回はショールームにおじゃまして初心者向け撮影グッズを色々紹介していただきました。まずは少し店内をご案内します。







このたくさんのカメラアクセサリーの中から、初心者におすすめのグッズを紹介していただきました。
おすすめグッズを紹介
まず揃えたいのがカメラバッグ。こちらはオーソドックスな形のショルダーバッグですが、フラップが外側に開くので機材の出し入れが便利です。ショルダーベルトは取り外しが可能。サイドや背面にポケットがついているので、カメラ用品以外も様々なものが入れられます。写真を始めたらひとつ持っておきたいタイプです。
まだそんなに機材も持っていないし、もっと簡単にカメラを収納できるバッグが欲しいという方にはこちらがおすすめ。LOGOS ショルダートートは、トートバッグを半分に折った状態にするとショルダーバッグとしても使える便利な2ウェイタイプ。アウトドアっぽいデザインで普段用のバッグとしても使えそうです。
ライトなバッグと同時に揃えたいのがインナーボックス。普段使っているバッグにカメラ一台を入れて撮影に出かけるのは理想ですが、バッグの中は思いのほかごちゃつきます。そんな時インナーボックスがあるとバッグの中をすっきりと整理することができ、撮影もスムーズに進めることができます。
そして三脚。こちらはスローシャッターや長時間露光のときなどに必要になります。最近では手ブレ補正搭載のミラーレスカメラが主流になってきましたが、やはり一台は持っておきたいもの。イベントや動画を撮るときなどにも役立ちます。本格的なタイプになるとかなり重くなり操作もヘビーになるので、初心者向けには軽めのものがおすすめです。その中でもこちらの「ライトカーボンE73 II」は重量が2キロを切り、操作も簡単で快適に使用できる上に、本格的な機能もあります。
■全高1,775mm 縮長640mm 地上最低高315mm 1,700g 2ハンドル3ウェイ雲台 三脚ケース付き
次におすすめなのがこちらの「GX-S 6400」。大ヒットした「GX 6400」にスマートフォン対応クイックシューを装備したモデルです。縮めると47センチとかなりコンパクトになります。スマートフォンで動画なども撮影したいという方におすすめです。
■全高1,540mm 縮長470mm 地上最低高455mm 1,250g 3ウェイ雲台
カメラやレンズのお掃除には必需品となるブロワー。ほこりだけでなく、雨粒なども吹き飛ばしてくれますので必ずひとつ持っておきましょう。お掃除グッズはカメラやレンズを購入したら同時に手に入れたいですね。
カメラやレンズを拭くクリーニングクロスです。こちらは抜群の吸水性、吸油性を持っており、保水量は綿の3倍以上という高性能。さっと拭くだけでレンズについた指紋やほこりを取り除きます。ケバがつきにくく、レンズに繊維くずがつかないのも優秀。
使い捨て用のクリーニングティッシュです。アルコール成分が配合されているため、ムラが残りにくく、速乾性にも優れています。個別タイプなので持ち運びにも便利で清潔に使用することができます。
内部などにカビが生えやすいレンズやカメラの保管には防湿庫を使用するのがベストですが、初心者にはなかなかハードルが高いもの。そんな方は、ビニール袋などにこちらの乾燥剤を入れてカメラやレンズを保管すると、湿気によるカビの発生を防ぐことができます。
レンズ保護フィルターです。水滴や指紋汚れからレンズを守ります。こちらは水滴などを強力にはじく撥水・撥油機能を持ちながらも超低反射を実現し、レンズの性能を邪魔しません。
さて、次からは撮影シーン別にグッズを紹介していきます。どんな写真が撮りたいのかで参考にしてみてくださいね。
風景写真を撮りたい方向け
風景写真といえばPLフィルター。PLフィルターには光の反射をコントロールする機能があり、水面やガラス面の反射を抑えたり、被写体の色をより鮮やかに再現できるフィルターです。フィルターは2重構造になっており、前面のフィルターを回転させることで光の反射を調整することができます。こちらのタイプは通常のPLフィルターに1/4λ位相差板を組み合わせたC-PL(サーキュラーPL)フィルターです。




次にNDフィルターです。明るい場所でスローシャッターを切りたい撮影のときなどに、露出オーバーになってしまうことがあると思います。そんな時にこのNDフィルターをつけると光量を減らすことができ、スローシャッターによる表現が可能になります。ND4、ND8など番号がついていて、数が大きいほどフィルターの色が濃くなり、シャッタースピードを遅くすることができます。


風景写真は山の中など自然の中での撮影が多くなります。足場の悪い道を三脚を持ちながら歩くことがあるかもしれないので、リュックサックがベストです。こちらのリュックはスリムで大容量、天面からもサイドからもチャックを開けることができます。中に仕切りがついているのでとても使いやすいです。
花を撮りたい方向け
花をふんわりと表現したいときに持っていたいのがソフトフィルター。光を拡散し、やわらかで幻想的な表現をすることができます。背景のボケもさらに美しく華やかな印象になります。


花撮影といえば接写ができるマクロレンズを思い浮かべますが、お値段が高いものが多いので初心者の方は迷われることもあると思います。そんなときにはこちらのクローズアップフィルターを使うと、簡易的にマクロ撮影を楽しむことができます。レンズの前につけると虫眼鏡のような役割をします。


ポートレートを撮りたい方向け
影になってできた暗い部分に反射した光をあてることで、明るく持ち上げることができるレフ板。ポートレート撮影の必需品ですね。大きいものから小さいものまで色々なサイズがあり、白、銀、金などの色を選ぶこともできます。まずはオーソドックスな白×銀がおすすめです。
ストロボの前面にこちらの「影とりII」をつけるとストロボ光が拡散され、影がフラットになることで被写体を柔らかに表現することができます。内蔵、外付けストロボどちらにも対応します。ワンタッチで装着でき、1/3に折りたたむことができます。
今、写真家の間で流行っているブラックミストフィルター。ソフトフィルターと同じ効果があり、ハイライトとシャドウ部のコントラストを抑え、ノスタルジックでシネマの1シーンのような表現をすることができます。No.05はNo.01の半分の効果になります。ポートレートをはじめ、様々なシーンで印象的な作品をつくることができます。




フィルターをつけてブラブラスナップ
ご紹介したフィルターをつけてスナップ撮影を楽しんでみました。






おわりに

さて、今回は初心者が一通り持っておきたいカメラアクセサリーのご紹介でした。様々なグッズが販売されていますので、ぜひご自身にあったものを見つけてくださいね。素敵な写真を撮るための強い味方になってくれるでしょう。フィルターやバッグなどは、お持ちのレンズの径や大きさを確認することをお忘れなく!
いかがでしたか? 理解できた方も、そんなこと知っているよという方も、なにかしら参考にしていただけたら幸いです。
それでは今日も楽しく撮影に出かけましょう! カシャカシャ!
■撮影協力:株式会社ケンコー・トキナー
https://www.kenko-tokina.co.jp/

































