フォトライフ四季

協力:カメラのキタムラ

カメラノキタムラ
Studio Mario

夏 vol.81 SUMMER|撮っておきたい それぞれの夏 たったひとつの夏をとらえる

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 PCC会員の腕自慢

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今月のいぶし銀表紙の声・扉の声

涼風そよぐ夏写真 今月のいぶし銀 小林弥生さん

PCC会員からたくさん寄せられる、季節の写真の数々。そんな、プロとはひとあじちがう技が光る作品たちをピックアップするのが「いぶし銀」。今月はフォトインストラクター・小林弥生さんにスポットを当て、写真を撮りはじめたきっかけや、ご夫婦の撮影生活のお話をうかがいました。

しっかりした観察で被写体の魅力を表現する

 普段は身近な被写体として、ペットや人物、風景や花、雑貨の写真や、お料理などを撮影しています。また、音楽ライブのステージなどアグレッシブなものも好きでよく撮影をしています。私が写真をはじめたきっかけは、中学の文化祭に展示されていた写真部の作品に感動し、自分も撮ってみたい!と友達や行事の撮影をはじめたことでした。

 撮影をするときに気をつけているのは、被写体をよく観察することです。この被写体の何処に魅かれたのか。どのように撮影をすれば、その魅力を表現できるか。ほんの少しの時間ですが、被写体とその周りをしっかり観察してから撮影をしています。また、自分の撮りたい場所が他の方の邪魔になっていることもあるので、周りにも気を配りながら、同じ場所にいつまでもとどまる事はしないようにしています。撮影の楽しさは皆で分かち合いたいですしね。

「そらをおよぐさかな」小林弥生さん

身近なライバルと感性を磨く日々

 実は、私の夫(倉本雅史さん)も写真家として活動をしているので、二人で写真セミナーや教室を開催しており、時間があうときには一緒に撮影に出かけています。同じ場所に行ってもまったく違うものを撮っていたり、気が付けば同じ様な写真を撮っていたりと、日々感性を磨いて、お互いの写真技術の向上に切磋琢磨しています。そういう意味では身近なライバルです。

 女性の写真愛好家は増えているようですが、女性のフォトインストラクターはまだ私ひとりですので、これからどんどん増えるといいですね。

「The last of summer」小林弥生さん

「雲海」倉本雅史さん

小林弥生さんが写真展を開きます。ぜひ足をお運びください 写真サークル創 作品展

開催場所:NHK広島放送局2階ギャラリー
開催日時:2012年8月14日~19日 9時~18時
作品展のテーマ:自由
あえてテーマを定めず、国内外のプロ・セミプロ・作家・ハイアマチュア・アマチュア・初心者の多彩なメンバーの「写心」作品が集まります。デジタルフォトフレームでの動画展示もしています。

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Web限定!ミラーレス一眼 こんなことできます 使ってみたくなる3つのポイント

横田康治さん

田貫湖からねらう朝焼けは、夏にとても強烈な赤色を発します。この日は暗い時間帯から準備し、徐々に麓から焼けてくるところを、上空に闇の蒼を残しながら撮りました。朝の表情は常に変化しているため、いつも真剣勝負です。富士山の雄大さと空の広大さをうまく表現できた一枚になりました。

ペンタックス645、45mmF2.8、F8、AE、ベルビア100、静岡県富士宮市(田貫湖)、2009.8.16

「夏の朝焼け」

前田陽一郎さん

「世界一と日本一の競演」

この日は、ダイヤモンド富士の撮影をしようと準備していました。事前に富士山とスカイツリーが見える位置を把握していたため、陽が降りるまでの間、被写体をかえて撮影していました。堂々たる富士山とスカイツリーに加え、近代的な街の風景、動きが伝わるような雲の造形がうまくマッチングし、物語性のある作品になりました。

ニコンD700、300mmF4(1.4倍テレコン使用)、F11、AE、千葉県市川市、2012.2.3(11:30)
遠く離れた富士山とスカイツリーが近くにあるように見えますよね。これは望遠レンズの「圧縮効果」という、距離が離れているはず同士の被写体がまるで近くにあるように見える効果です。大きな被写体を選ぶことで壮大な写真を撮ることができます。

望遠レンズは手ブレをしやすいので、手ブレ補正機能をうまく活用しましょう。

今月のいぶし銀表紙の声・扉の声
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