【鬼石町総合グラウンド】川原沿いに見事な桜のトンネルができていました。

【七輿山古墳】平地部分は整備途中で、土がむき出しの場所が多かったですが、古墳全体に咲く桜はボリューム感たっぷり。

【白石稲荷山古墳】古墳の頂上に大根花をしたがえて堂々と咲く桜。

【妙義町の枝垂れ桜】細い道を登ってたどり着くと、雨模様も手伝って幽玄な色調の枝垂れ桜が現れました。

【安中市の桜】九十九川周辺で後閑小学校の少し南にある、川野さんが今年撮影したばかりの桜。
【鬼石町総合グラウンド】

 藤岡市の南に接する、多野郡鬼石町(おにしちょう)。その東の埼玉県境を流れる神流川(かんながわ)の河川敷の総合グラウンドには、川沿いに百数十メートルにも及ぶ桜並木が2列あり、見事な桜のトンネルを作っていました。
 前のページに掲載した川野さんの作品は、川の対岸(埼玉県側)からのショットですが、少し下流に調整ダムがあるため川の流れはとても緩やかで、その静かな川面に写る桜の姿を幻想的にとらえています。
 また深紅の花弁の種も並んで咲いているので、様々なトリミングを楽しめます。

【下久保ダム】

 鬼石町から神流川をさらに上流に進むと、下久保ダムがあります。ダム湖の周辺は豊かな自然が広がり、四季折々の撮影スポットの宝庫。
 今回川野さんからご紹介いただいたのは、国道462号を逸れ、ダムを渡った埼玉県側斜面のモミジ林。
 他の樹木がないと言っていいほど、ほぼ一面にモミジが整然と立ち並んでいて、秋の紅葉はそれは見事なのだとか。

【七輿山(ななこしやま)古墳】

 白石古墳群の代表的な古墳で、全長145メートルもある、6世紀代の古墳としては東日本最大級の前方後円墳。
 周囲は駐車場が整備され、展示室で藤岡市の文化財や散策のガイダンスを見ることができます。
 桜の撮影スポットとしては有名で、高くなった古墳の上には、桜の木が多くならび、満開時にはまるで桜の山のようになります。

【白石稲荷山古墳】

 これも白石古墳群のひとつで、お茶碗をひっくり返したようなこんもりとした小山の上に、桜の木がチョコンと乗っている姿がどことなくユーモラス。青空の中に桜だけをトリミングすることも可能。
 年代は七輿山古墳よりも古く、5世紀前半の前方後円墳です。

【妙義町の枝垂れ桜】

 私たちが到着した頃は、あいにく小雨になってしまいましたが、ほんのりとピンクに染まる兄弟のような2本の枝垂れ桜が寄り添うようにそびえていました。周辺は田畑で、背景は小山に囲まれるというまさに被写体として存在するかのような絵になる桜です。取材当日も数人のカメラマンが周囲からベストショットを狙っていました。
 ただしここは私有地。撮影時はマナーを守って撮影したいものです。また、道が大変狭くワゴン以上の大きさの車は通れませんので、ご注意ください。

【安中市の桜】

 逆に気軽に行ける場所に見事な桜があるのが、安中エリア。国道18号のバイパス脇の枝垂れ桜をや、バイパスの北約1キロほどのところを流れる九十九川周辺にも、川野さんお気に入りの桜があります。

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