【その3】 一般ウケする写真と作品的な写真は違う!?
ところで、よく聞く話ですが、フォトコンテストなどで評価される作品性の高い写真と、結婚式などの記念写真は、一般ウケする観点がちょっと違うようです。
どういうことかと言うと、依頼人は、自分たちの表情や写真写りに注目して写真の良し悪しを評価します。ここぞとばかりに意気込んで芸術的なセンスを発揮したり、絶妙な構図で撮影しても、とかく一般人には評価されにくいのです。
とは言え、左のようなイメージ重視の作品的写真が1〜2点あっても良いかも知れませんね(オリジナル写真集の扉写真に最適!)。
つまり、プロが評価する作品的な写真よりも、人物の写りを第一に考えたごくごくオーソドックスな撮影に終始するほうが、結果的には喜ばれやすいと言えるでしょう。

【その4】 デジタルカメラの撮影テクニック・アレコレ

その他、心得ておきたいデジタルカメラの撮影テクニックを挙げておきましょう。
ズーム機能を使おう・・・撮影中、ずっと新郎新婦の近くにくっついているわけにも行きませんよね。ズーム機能を使えば、少し離れた位置からでも確実に二人の表情をとらえることができます。光学3倍ズーム程度で十分でしょう。
●感度の設定をISO400以上に・・・結婚式や披露宴は、暗く演出された場面での撮影が多いため、ストロボ使用は不可欠です。しかし、ストロボを禁止している場面もあるので、そのようなときには、カメラ側で感度設定を変更して撮影すると良いでしょう。暗い場所での撮影に適する「ISO400」「ISO800」以上に設定すると、光が少なくても 撮影しやすくなります(高感度フィルム400とか800に相当)。
※感度設定は、デジタルカメラの機種によって対応していない場合があります。

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明るいレンズも効果的・・・カメラのレンズには、
明るさを示すF値というものがあります。(F=5.6、3.6、2.8・・・など) この値は、数字が少ないほど明るいレンズであることを意味します。ですから、明るいレンズを搭載したデジタルカメラなら、多少暗い場所でもキレイに撮影しやすいということになるのです。デジタルカメラを購入する際、ひとつのポイントとして覚えておくと良いかもしれませんね。

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