フォトライフ四季

協力:カメラのキタムラ

カメラノキタムラ
Studio Mario

夏 vol.81 SUMMER|撮っておきたい それぞれの夏 たったひとつの夏をとらえる

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 PCC会員の腕自慢

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今月のいぶし銀表紙の声・扉の声

有秋の美を飾る 今月のいぶし銀 中道慶一さん

PCC会員からたくさん寄せられる、季節の写真の数々。プロとはひと味ちがう技が光る作品をピックアップするのが「今月のいぶし銀」です。
今月は、フォトインストラクター・中道慶一さんにスポットを当て、写真を撮りはじめたきっかけや、講師としての心がけをうかがいました。

写真の原点に感謝する

中道慶一さん

 私が写真をはじめたきっかけは、今から60年も前のことになります。友人からコダック社のボックス型ブローニー版のカメラを貰ったことが写真との出会いでした。はじめて撮影をして写真店で現像した写真は今も記憶に残っています。時を経て社会人となり、趣味として本格的に写真をはじめました。モノクロ写真のフィルム現像、引き伸し、暗室作業のすべてがとても懐かしく思い出されます。現在は進化の激しいデジタルカメラ全盛の時代であり、あらたな知識や技術を身につける必要がありますが、過去の体験が今でも役立つことも多く、あらためて自分の写真の原点に感謝しています。

「秋彩の庭園」

すべてを被写体にして、写真を楽しむ

 現在は、PCCフォトインストラクター認定を受け、写真教室の講師をつとめています。激動のデジタルカメラ時代にもかかわらず、熟年の生徒さんのカメラ熱は高く、そして女性の受講生が増えたことも喜ばしく感じます。普段は特にテーマを意識せず、「被写体はどこにでもある」と思い、撮影しています。身近なものから旅行、風景、祭り、花、移りゆく季節の情景など何でも被写体になるでしょう。写真を撮るときは、主題となる被写体を中心にフレーミングしてから、カメラのポジション、アングル、光線の状態を見極めて構図を決定。特にスナップ写真では、シャッターチャンスを逃さないように気をつけています。
写真は楽しみながらやっていくものであり、そこから生まれる個性の表現でもあります。このことを講座を通して多くの人達と共有することを心がけています。

 今後も、受講生の熱意を高め、写真を楽しんでもらえるように教えていきたいと思います。

「晩秋の景」

「錦秋のお茶席」

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Web限定!表紙の声・扉の声

表示の人:林昌幸さん

熊が出るほどの山奥でススキを見つけました。天の川と一緒に撮りたいと思い1年間待って、この写真を撮りました。当日は熊に襲われないよう、ラジオの音を絶やさずに撮影をしました。ストロボを使って撮影していたところ、偶然通りかかった車のライトでススキが黄金に輝きました。ススキも天の川もそのときの自然次第。撮影のときに出たゴミは必ず持ち帰り、将来へ自然を残せるように気をつけています。これからも気ままに、自然のままに撮ることを大切にしていきたいです。

キヤノンEOS 50D、EF-S10-22mm、F4、6分、徳島県神山町、2010.9.9

「カメラのキタムラフォトコンテスト2010秋冬」より

「the Milky way」

扉の人:田辺強さん

「秋の苗名滝-遠景-」

赤く染まる山に囲まれた苗名滝の雄大な姿をおさめました。妊娠中の妻と自然の力をもらうため、出かけた家族旅行での記録です。雲ひとつない晴天だったので、明暗差が大きく撮影に苦労しました。また、吊橋に人が通るのを三脚を立てて待ちましたが、岩の上で不安定な体勢だったのを覚えています。被写体をねらいすぎると良い写真が撮れないのであまり考えすぎずに、撮影をしていきます。撮影旅行は家族旅行でもあるので、写真がひとりよがりの趣味にならないように、これからも写真を楽しんでいきたいです。

ニコンD300S、AF-S VR18-200mm、F8、1/20、新潟県妙高市、2010.11.7

「カメラのキタムラフォトコンテスト2010秋冬」より

今月のいぶし銀表紙の声・扉の声
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