五十嵐さん作品
【日本海に影を落とす鳥海山】「新山と影鳥海」
 

五十嵐さん作品
【竜ヶ原湿原】「初霜」


五十嵐さん作品
【法体の滝】「秋彩」


竜ヶ原湿原(りゅうがはらしつげん)

 鳥海山矢島口5合目祓川(はらいがわ)には、祓川ヒュッテ、駐車場、キャンプ場、展望台などがあります。ヒュッテの前には竜ヶ原湿原が広がり、高山植物の中でも珍しい植物が分布しています。
 湿原の木道を歩いていくと冷泉の湧く池があります。そこは昔登山者が身体を浄めて祓川神社に祈願して登山したなごりの池で、そばには「わらじもり」があります。これは、下界と神聖な神の区域の境であり、ここでわらじを履きかえた「わらじ塚」の名残りです。登山道の先の緑一面の中に、夏でも雪渓が広がりアクセントになっています。


法体の滝(ほったいのたき)

 霊峰鳥海山の水を集めて下りながら、山頂に面して落ちる珍しい滝です。一の滝、二の滝、三の滝からなる流長100m、落差57.4mの名瀑で、日本の滝百選の一つにもなっています。上部渓谷の甌穴(おうけつ)群とともに県の名勝・天然記念物に指定されています。
 清冽な水と山々のコントラストは絶景で、法体の滝の前に広がる広い園地の中には、ブナ林にたくわえられた清冽な水が引き込まれています。炊事場等のキャンプ設備もあり、滝を眺めながら自由にキャンプを楽しむことができます。春は新緑、夏は避暑、そして秋には紅葉と年間を通じて多くの観光客が訪れ、鳥海町の観光拠点となっています。

 



 
今回ご登場いただいた五十嵐さんは、写真を撮り始めて今年で35年になります。地元の羽越本線から蒸気機関車が廃止されることになり、その勇姿を撮影しようと思ったのが写真を始めたきっかけだったそうです。それ以降は風景写真やスナップなども撮影されてきました。特に風景写真では、地元を中心に全国各地を撮影されてきました。やがてコンテストにも応募を始め、入賞し始めると、それがうれしくてさらに写真に熱が入っていったそうです。
 しかし、10年ほど前からは鳥海山麓に撮影場所を絞り、現在に至っています。「全国各地を歩きましたが、地元鳥海山麓の魅力をあらためて知ることになりました。それは四季の変化がはっきりしていること、そしてその勇姿をめったに見せないことなど、ますますその魅力の虜になりました」とおっしゃる五十嵐さん。
 そんな五十嵐さんは、長年撮り続けてきた鳥海山麓の写真をもっと皆さんに知ってもらいたいと思い、ポストカードセットを製作しました。地元の道の駅など観光地を中心に販売されていて、現在では第3部まで製作されています。
 特に写真クラブなどには属さず、「これからも鳥海山麓を自分で好きなように写真を撮り続けたい」とおっしゃっていました。


 
 
 
 

 



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