さわやかな夜の四万十川。沈下橋を見上げて。
■カメラ:キヤノンEOS-1 レンズ:35mm 絞り:f2.8 シャッタースピード:1時間 フィルム:ベルビア100 撮影地:高知県四万十市高瀬

夕暮れのタバコ畑をブルートーンになる時間帯に。
■カメラ:キヤノンEOS-1 レンズ:70-200mm 絞り:f4.5 シャッタースピード:15分 フィルム:ベルビア100 撮影地:愛媛県分子町小田

すっきりと天気の良い田舎の秋祭りを自分らしく。
■カメラ:キヤノンEOS-1 レンズ:24mm 絞り:f8 
シャッタースピード:1/125 フィルム:ベルビア100
撮影地:高知県宿毛市平田町


ペンタックス645のファインダーを覗く河野さん。

 

日頃から仕上がりのイメージを描く。

――受賞のご感想をお聞かせください。
 “よみうり風景写真コンテスト”では、以前にも入選したことが1度あります。その翌年にも応募したのですが、入賞できませんでした。その時は2点だけ応募したのですが、やはり数が少ないと入賞するのは難しいのかもしれないと思い、今回はテーマや撮り方、被写体などもいろいろ変えて撮影し、結局8点応募しました。その中では桜を撮った作品を気に入っていたのですが、フジフイルム賞を受賞したのは足摺岬で撮影した作品で、これは少し意外でした。

他人とは違った作品作りを心がけています。コンテスト上位入賞の常連が今後の目標。

――非常に幻想的な写真に見えますが、どのような状況で撮影されたのですか。
 足摺岬のこのポイントには7回ほど通いましたが、イメージ通りに撮影できたのは3回だけです。受賞したこの作品はその3回目の時のものです。この時は4人の仲間と一緒で、実はグランプリを受賞された吉村さんも一緒でした。
 波が高くなる台風の時が狙い目なのですが、20〜30分は露光していますので、あまりにも波が高いと、そのしぶきが飛んできてカメラがベトベトになってしまいます。ほどよい波の高さと追い風などの条件がうまく揃わないと、撮ることができない1枚です。何回も通っていたので、日頃から仕上がりのイメージを描いていました。

――撮影時に心がけていることや、今後の目標を教えてください。
 漠然とシャッターを切るのではなく、表現したいイメージに最適なレンズ、トリミング、光の活かし方、露出などを常に考えて撮ることを心がけています。
 私は何をするのにも、とことんやらないと気が済まない質です。中判サイズのカメラを自由に扱える体力があるうちに、コンテストに上位入賞することを目標に、これからの5年間に、より一層の努力をして、写真に取り組んでいきたいと思っています。

個性と個性のぶつかり合い。

――河野さんは「フォトクラブすくも」の会長を務められていると伺っていますが、クラブの活動や特徴についてお聞かせください。
 みんな写真歴は長くベテランの集まりです。男性8人・女性6人の14人で活動し、主に自然風景を撮っています。月1回の例会ではプロジェクター映写による評価会を行っています。特に写真家の先生の指導を受けている訳ではなく、それぞれが独自の方法で勉強を重ねています。私もそうですが、みんなかなり熱心に取り組んでいるクラブだと自負しています。一人ひとりの個性が強いので、月例会では毎回のように白熱した議論が交わされています。これからもクラブの会員みんなでがんばっていきたいと思っています。


「フォトクラブすくも」の皆さん。個性派集団なので、クラブ名を「フォトクラブいごっそう」に変えた方がいいのではという意見も出ているとか。


 当サイトに掲載されている写真・テキスト等を無断で複製・転載することを禁じます。