手ごたえがあった時ほど、
シャッターを押しつづけます。


 現在は35mmカメラで撮影されていますが、
6×7や6×4.5などの中判サイズのカメラもよくつかわれていたとか。
 「どのサイズのカメラも一緒ですが、私の場合はひとつのシーンでフィルム2〜3本は使います」。
 ご自分が納得するまで撮らないと満足しない五島さんですが、撮影中に手応えを感じれば感じるほど、シャッターを押しつづけてしまうそうです。
 「同じアングルでも露出を少しずつ変えながら撮っています。1度の撮影でたくさんのフィルムを使用しますので、現在は機動性に優れている35
mmカメラで撮影しています。でも、後で現像されたフィルムの整理は、やっぱり大変なんですけどね」。
 と、笑いながら楽しそうに語られる姿が、印象的でした。

【春の嵐】春とはいえ身を震わせる冷たい風の吹いた夜、桜は髪を振り乱し私に襲いかかってきた。
■カメラ:ニコンF3 レンズ:Ai50mm F1.2 絞り:f5.6 シャッタースピード:2秒 フィルム:フィルム:エクタクロームタングステン160(ET) 三脚使用 撮影地:福島県三春町 4月

PROFILE
ごしま けんじ
1960年福島生まれ。22歳の頃より独学で風景写真の世界に入る。1989年に初めての個展「雪花風色」展を東京・銀座コダックフォトサロンで開催。1992年「雪月花」展を東京・銀座ニコンサロンで開催。1995年「四季風韻」展を東京・新宿ペンタックスフォーラムで開催。1995年写真集「SILENCE 移ろう季節の中で」を出版。2001年写真集「櫻酔いHANA‐YOI」出版。日本写真家協会会員。


五島健司写真集


「櫻酔い HANA‐YOI」
86P 306×217mm 定価3,990円(税込)


「SILENCE 移ろう季節の中で」
72P 200×220mm 定価2,447円(税込)


お問い合わせ先:株式会社そしえて TEL.03-3234-3102

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