フォトライフ四季

協力:カメラのキタムラ

カメラノキタムラ
Studio Mario

夏 vol.81 SUMMER|撮っておきたい それぞれの夏 たったひとつの夏をとらえる

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   思い出をつくる道具たち Vol.6 徳光ゆかり

思い出を作る道具たち

写真家の道具論お役立ちプロの金言撮影機材&持ち物リスト取材こぼれ話おうち編

写真家の道具論撮影モードは”こころ優先”が基本事前準備も醍醐味 Vol.6 徳光ゆかり

"こころ優先"の写真を大切にする写真家・徳光ゆかりさん。機材をできるだけコンパクトにして風のような気分で身軽に撮影を楽しむための心構えをうかがいました。

こころの針がふれたときに撮る

徳光さんの撮影モットーは、"こころ優先"。何をどう撮りたいかという自分の気持ちが基本になります。

「撮影はカメラを構えたときの気持ち、つまり、何をどう表現したいかによってアングル、絞りなどが決まります。それはフィルムでも、デジタルでも同じ。どこで何を撮ればいいのかと悩むのではなく、こころの針がふれたときに自由に撮ればいいんです」

徳光さんの写真教室で生徒に教えているのは、自分が感じたものを写真で表現するための心構え。テンポよく語られる写真哲学は、写真を撮る喜びを再度気づかせてくれます。

カメラは素早く自然体で構えたい

徳光さんが愛用しているカメラは、フジフイルムX-Pro1。高い解像度や操作性など注目すべき点が多いカメラです。徳光さんが気に入っているのは、レンズを交換すると、カメラがレンズの焦点距離を自動的に判断し、ファインダー倍率を切りかえてくれる「ハイブリットマルチビューファインダー」機能。

「ミラーレスであるにもかかわらず、一眼レフと同じように、ピントやボケの状態をファインダーで確認しながら撮影できるのがいいですね。また、レンジファインダー風の外観と、小さなバッグにも収まる大きさもちょうどいい。街で写真を撮るときは、周囲の邪魔にならないようにサッとカメラを構えたいですからね」

徳光さんはそう言うと、X-Pro1を手に、街へ撮影に向かいました。その姿はさわやかな秋の風のようでした。

紅葉に祈る

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”こころで撮る、徳光ゆかりさんの必携アイテム”

液晶モニター用フード

液晶モニター用フード

液晶モニターでの画像の確認は、どうしても見づらいもの。視力の悪い人にとってはなおさらです。とくに日差しの強い屋外での色や明るさ、ピントの確認は困難を極めます。そこで便利なのが、拡大鏡のついた液晶モニター用フード。これがあれば、その場で確認して次の1枚をどう撮るか決めることができますね。

自分流にアレンジしたカメラケースなど

自分流にアレンジしたカメラケースなど

人気製品を使用していると、ケースなども人と同じになり、撮影会などで区別がつきづらくなります。そこで考えたのが、徳光さん流のちょっとしたアレンジ。カメラケースの紐を、ペルーの友人が編んだカラフルな紐に付け替えることで、自分仕様にしたそうです。また、カメラバッグのなかの小物も、好きな柄で統一。ちなみに江戸時代の判じ絵「かまわぬ」は徳光さんのお気に入りです。

収納力抜群のショルダーバッグ

収納力抜群のショルダーバッグ

カメラが3つも収納されているとは思えないサイズ。海外の撮影旅行も小さな鞄で身軽にいくそうです。ポケットのなかからカメラをすぐに取り出せるように、ジャケットを着用して撮影することもあります。

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撮影したら選んでプリントする

 「カメラがデジタルになって1番大きくかわったのは、枚数を気にせずに撮影できるようになったこと。しかし、撮ったままにしておいては写真が上手になりません。画像はプリントしてはじめて写真になるので、選定をしてプリントすることをすすめています。1枚1枚の写真を大切に撮り、プリントすることが写真上達の近道になります。無尽蔵にシャッターを切らず。"こころ"で感じた写真を撮りましょう。また、プリントした自分の写真をフォトブックとして作品に残すのもいいですね。季節ごと、テーマごとに写真をまとめてみると、自分の長所や短所がよくわかります。ステップアップのために、成長記録としてフォトブックを作ってみましょう。」

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撮影機材&持ち物リスト

【カメラボディ】
フジフイルム X-Pro1、
フジフイルム X10、
フジフイルム KLASSE W

【交換レンズ】
XF18mmF2 R、
XF35mmF1.4 R、
XF60mmF2.4 R Macro

【その他】
ミニ三脚、予備電池、扇子とハンドタオル(写真教室などで話すときは温度調整のため年中必須)


愛用のフジフイルム X-Pro1と交換レンズ
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Web 限定!取材こぼれ話

 7月中旬、都内の閑静な住宅街のなかにある徳光ゆかりさんの事務所で取材をしました。事前に住所をうかがい、準備万端で向かったはずが、たどり着けない編集部一同。何度も同じ場所を歩きまわる私たちを徳光さんが偶然発見してくれ、なんとか事務所へお邪魔することができました。まわりの住宅とは少しちがったおしゃれな建物。「5人も部屋に入らないよ」と言いながらも、明るい笑顔で編集部一同を迎えてくださいました。 部屋に入ってまず目に付いたのが、きれいなショーケースに飾られているミニカー。「カメラもそうだけど、メカニックなものがなんだかんだ好きなんだろうね」とお気に入りの車をみせてくれました。

ベルギーの撮影旅行から先日帰ってきたばかりだという徳光さん。そんな様子は感じさせず、ペルーやベルギーでの撮影旅行や徳光さんが毎月実施している「東京ぶらり・808」の様子を写真を見ながら、うかがうことができました。

徳光さん愛用のフィルムカメラ、フジフイルムKLASSE Wの話も盛り上がりました

たくさんのお話をうかがったあとは、徳光さんの全身写真の撮影。いくら涼しい部屋のなかだといっても、気温が30度近い夏日。しかし、秋号にのせるための取材だったため「長袖を着てください」と無茶なお願いをしました。徳光さんは、「暑い」「いつもこんな感じだったかな」といいながら、ここでも明るい笑顔で応じてくださいました。

帰り際に玄関先まで見送ってくださった徳光さん。「また来てね」と言ってくださるあたたかさに癒されながら、まだ暑い日差しのなか帰路につきました。

徳光ゆかり(とくみつ・ゆかり)

大分県別府市生まれ。日本写真映像専門学校芸術学部卒業。西部毎日広告社制作局カメラマンを経て、フリーランスに。

写真教室を開催する傍ら、東京、ペルー、ベルギー、チュニジアなどの撮影をライフワークとしている。PCCでPCCフォトインストラクター養成ディレクターとしても活躍。撮影会「東京ぶらり撮り・808」を毎月実施中。

写真家の道具論あれこれプロの金言撮影機材&持ち物リスト取材こぼれ話おうち編
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