日常風景ウォッチング
物事っていうのは、見方によっていくらでも面白さを発見できるんですよ。

『おみくじつき』駐車禁止の看板におみくじが付いている。赤色というところがいかにも鳥居らしい。埼玉県の行田にて。

 ボク自身は「路上観察」で採集した物件写真を、自分のコレクションとして楽しむというよりは、人に見てもらうことで、いっしょに現場に居合わせたかのように、面白さを分かち合いたいと思ってます。『路上観察学会』の会合でも、自分が面白いと思ったモノを、みんなも面白がってくれたりとか、他の人が面白いと思って撮ってきたモノを、自分も見せてもらうといったことが好きですね。例えば釣り好きな人が魚の話ばっかりするのと同じで、我々にとってはそれがたまらなく楽しいんですよ。カメラマニアの人たちでも、よく専門用語を駆使して機能のアレコレを語り合っているじゃないですか。門外漢の者にとっては、まったくチンプンカンプンの話。でも彼らはそれだけで楽しいって感じですよね。趣味って大体そういうものだから、他の人たちにとってはどんなにクダラナイ事だっていいと思うんです。やってる本人たちが楽しければ。



『リタイア狛犬』狛犬が見守る神社の参道が、何らかの事情により変更させられたらしい。ある日突然、柵が作られてしまった。香川県の坂出にて。

『重すぎる頭』“何だか顔に見える”もののひとつ。頭でっかちで、「これはちょっと重いなぁ」って感じ。目も上を向いちゃってる。埼玉県の騎西町にて。

『初霜』あっ、初霜が下りた?と思ったら実は菊の花の種類。名札だね。枯れかけた風情がいい。埼玉県の菖蒲町にて。