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365日フォトコンテスト2011 秋冬
トップ腕自慢コース
「風景」
総評:紅葉から冬景色まで、いろいろな作品が集まりました。純粋な風景プラス動物であったり人物であったり、田園風景や都会の風景もあり、様々なバリエーションがそろいました。きれだな、すごいな、どうやって撮ったのかな、と思わせてくれたもの。自分もこういう所へ行ってみたいな、こんな写真を撮ってみたいな、と思わせてくれるもの、そういう作品を選びました。上位はどの作品も色や構図が洗練されていますが、大きなプリントで見ると、スケール感が非常に大事なポイントにもなります。見た人が気持ちを震わせ、どきどきするような、ハッとして心が静かになるような作品が、今回上位に選ばれたと思います。
 
三好和義   審 査 員
三好和義 氏

みよし かずよし/1958年、徳島県生まれ。1981年東海大学卒業。13歳の時沖縄を訪ねて以来、タヒチ、モルディブ、ヒマラヤ、サハラなど世界各地で「楽園」をテーマに撮影を続けている。高校時代に当時最年少で個展を開催。また27歳の時「RAKUEN」で木村伊兵衛写真賞を受賞。これも当時最年少だった。NYジョージ・イーストマンハウス国際写真博物館に作品が永久保存されている。2004年藤本四八写真文化賞を受賞。2009年には豪華写真集「京都の御所と離宮」を発表。最新刊は「世界遺産 小笠原」。 三好和義公式サイト http://www.rakuen344.jp
 
     
 
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「パール富士
石川欽庸 (神奈川県藤沢市) 藤沢湘南台店
寸評:この作品の面白いところは富士山と月、道とトラック、街の風景を一緒に画面に入れたところです。雄大な富士山と月を一緒に写すことで、宇宙までつながるような、そのスケール感が素晴しい。露出も明るさもぴったりで、月の模様までもがクリアに映っています。信じられないシーンを見せてもらったという気がします。二月の寒い中で撮られていますが、月が黄色っぽくなって、だんだんと沈んでいくところでしょう。雪をたっぷりまとった富士山もきれいだし、素晴しい一瞬を、二度と撮れないであろう一瞬を、感動しつつ撮った。その撮った人の気持ちが見る側に伝わる作品です。
※パール富士とは…富士山の山頂に満月が重なる現象/ダイヤモンド富士とは…富士山の山頂に太陽が重なる現象
 
     
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「人」
総評:最近はカメラが良くなり、昔のように写しそこねたという作品はひとつもなくなりました。かなりのレベルで写っている中で選ぶわけですから、審査は大変です。そんな中、何を撮っているのかよくわからない作品が、まず選からはずれていきます。作者本人は撮った時のことを加算して作品を見るのですが、審査する人は、そういう加算が何も無い状態で作品を見ます。だからそこで表現が足りないと、どうしても選からはずさざるをえません。そこは一番気をつけていただきたいところです。また、説明的になり過ぎてもいけません。写真がつまらなくなってしまいます。最終的には写した内容と作品が一致したものが残ります。さらにその中から作品として素敵なもの、素晴らしいものが栄誉を勝ちとるのです。
 
田沼武能   審 査 員
田沼武能 氏

たぬま たけよし/1929年、東京・浅草生まれ。'49年、東京写真工業専門学校卒。サンニュース・フォトス入社、木村伊兵衛氏に師事する。'51年「芸術新潮」嘱託、'65年タイム・ライフ社と契約。'72年、フリーランスとなる。モービル児童文化賞('79年)・菊池 寛賞('85年)受賞。'90年には紫綬褒章を受章。2003年文化功労者を顕彰する。現在、(社)日本写真家協会会長、東京工芸大学芸術学部名誉教授、全日本写真連盟会長。
 
     
 
応募者の申し入れにより、辞退となりました。グランプリは今回はありません
 
     
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「自由」
総評:今年は更にレベルアップしていて、審査にはとても悩みました。特に、自分にしか撮れない作品を創りたいという個性あふれる作品が多かったように感じます。こんな作品が撮れるんだ、こんな作風があるんだと、すごく驚かされました。若い人の応募も増えました。そして何より、今年はプリントがきれいになりました。お店のアドバイスをよく聞いていることを作品から感じます。お店でプリントすると、変な方向へ色が転ぶことがありません。時代はデジタルになりましたが、銀塩時代のプリントの美しさ、自然さを、皆さん理解するようになってきたのではないでしょうか。撮影を楽しんで、いい作品を生み出して、プリントでも考えながら一枚の絵を創り出していく。そんな印象を受けました。
 
吉村和敏   審 査 員
吉村和敏 氏

よしむら かずとし/1967年、長野県松本市生まれ。高校卒業後、東京の印刷会社で働く。退社後、1年間のカナダ暮らしをきっかけに写真家としてデビューする。以後、1年のうち約半年を欧米各国のカントリーサイドで生活し、旺盛な撮影活動を行っている。絵心ある構図で、光や影を繊細に捕らえた叙情的な作品は人気が高く、個展には日本全国から数多くのファンが足を運ぶ。2003年カナダメディア賞大賞受賞、2007年写真協会賞新人賞受賞。
 
     
 
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「視線」
渡部久恵 (栃木県宇都宮市) 宇都宮/FKDインターパーク店
寸評:最初パッと見て、あ、鉄道だなって思ったんです。でもすぐに模型だとわかって、その模型を興味津々で見ている子どもの表情に引きつけられました。これを全部シルエットにして夜景で撮ったのはすごいことです。模型の照らし出す光だけをうまく使い、なおかつ子どもの目の輝きも写し出しています。構図も計算されていて、少し斜めにすることで臨場感が生まれ、まるで本物の電車がこちらへ向ってくるように感じます。デジタルカメラの特性である高感度をうまく使った、完成度の高い素晴らしい作品です。
 
     
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