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キタムラフォトコンテスト2009春夏
トップ腕自慢部門
「風景」
総評:今回初めて秋と冬、両方合わせたコンテストの作品を見せていただきました。秋の紅葉と冬の雪の作品を一つの土俵で比べるのは難しいと思っていましたが、やはり最終的には作品として優れたものが残りました。また全体的な特徴としてはプリントがとてもキレイでした。特にクリスタルプリントで仕上げている作品は、写真に奥行きが出て立体的に見えます。光の透明感がキレイに表現できるので、ポジフィルムをビューワーで見ている感じに近いものがあります。特に腕自慢部門に応募するのであれば、最後の仕上げであるプリントのクオリティも審査に大きく影響しますので、そのことはぜひ知っておいていただきたいです。
 
三好和義   審 査 員
三好和義 氏
みよしかずよし/1958年、徳島県生まれ。1981年、東海大学文学部広報学科卒業。同年、株式会社「楽園」を設立。13歳の時に沖縄を訪ねて以来、タヒチ、モルディブ、サハラ、ヒマラヤ、南極からチベットまで世界各地で「楽園」をテーマに撮影を続けている。高校時代には銀座ニコンサロンで、当時最年少で個展を開く。27歳の時に写真集『RAKUEN』で木村伊兵衛賞を当時最年少で受賞。作品はニューヨーク・ジョージ・イーストマンハウス国際写真博物館に永久保存されている。1999年、外務省が作品「日本の世界遺産」540点を買い上げ、国際交流基金(THE JAPAN FOUNDATION)により世界各国で巡回展が行われている。2004年藤本四八写真文化賞を受賞。四国八十八ヶ所の作品は切手にもなって発行された。1年間にわたり全編デジタル撮影を敢行した豪華写真集「京都の御所と離宮」を2009年12月に発行している。 三好和義公式サイト
http://www011.upp.so-net.ne.jp/rakuen/
 
     
 
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腕自慢風景グランプリ  
「空に浮かぶ」
安部 武 (栃木県佐野市) キタムラ佐野/佐野店
寸評:おそらく朝の撮影だと思いますが、船の中やまわりには氷が張っています。それにより寒い空気感が伝わってきます。水面に映っている雲が少し色づいていて、格調高い絵のようなシーンを写し込んでいます。さらに、フレーミングに緊張感があります。実際の空をかなり少なくすることで、水面に映り込んでいる空の表情の中に、船が浮かんでいるような不思議な印象に仕上がっています。
 
     
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「人」
総評:上位入賞作品と選外の作品には少し差がありました。撮影しているときの感動が作品に写しだされ、それが観る人に伝わった作品が上位に入賞しています。皆さん感動しながらシャッターを押したと思いますが、必ずしも感動が写真に表れるとは限りません。何に感動したのか、どこを強調したら感動が伝わるのか、そういうものを計算して撮ることによって、自分の受けた感動を写真を通して観る人に伝えることができるのです。このコンテストは年々他のコンテストと比べてもレベルの高いものになっています。特選から入選までの作品は僅差で、賞を決めるのは大変な作業でした。どの作品も撮っている人の意気込みが伝わってくるだけに審査は困難を極めました。
 
田沼武能   審 査 員
田沼武能 氏
たぬまたけよし/1929年、東京・浅草生まれ。'49年、東京写真工業専門学校卒。サンニュース・フォトス入社、木村伊兵衛氏に師事する。'51年「芸術新潮」嘱託、'65年タイム・ライフ社と契約。'72年、フリーランスとなる。モービル児童文化賞('79年)・菊池 寛賞('85年)受賞。'90年には紫綬褒章を受章する。現在、(社)日本写真家協会会長、東京工芸大学芸術学部教授、全日本写真連盟会長。
 
     
 
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「大満足」
植木 元 (新潟県柏崎市) キタムラ柏崎/柏崎店
寸評:抱きかかえられた鮭の口の獰猛さと目の強さ、それに対して少年の柔らかな表情との組み合わせが心地好く表現されています。背景を水面だけに単純化したので、少年の明るい表情と鮭のコントラストが強調されて写しだされています。斜光線も効果的で計算された作品に仕上がっています。
 
     
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「自由」
総評:今回初めて審査を担当しましたが、レベルが高くて驚きました。すごく楽しく審査をさせていただき、日本各地で撮影された作品を審査しながら、まるで自分が旅行をしているような気分になれました。またその場に行って自分で写真を撮ってみたくなりました。それが写真の力ではないでしょうか。そしてプリントもしっかりしていて、その美しさに感動しました。ご自分でプリントされている方もいましたが、自信や経験があまりない方は、迷わず「お店プリント」することをおすすめします。写真はプリントまでがひとつの流れです。最後のプリントにもこだわって欲しいと思います。
 
吉村和敏   審 査 員
吉村和敏 氏
よしむらかずとし/1967年、長野県松本市生まれ。高校卒業後、東京の印刷会社で働く。退社後、1年間のカナダ暮らしをきっかけに写真家としてデビューする。以後、1年のうち約半年を欧米各国のカントリーサイドで生活し、旺盛な撮影活動を行っている。自ら決めたテーマを5〜10年かけて丹念に取材し、作品集として発表する。絵心ある構図で、光や影を繊細に捕らえた叙情的な作品は人気が高く、個展には日本全国から数多くのファンが足を運ぶ。今、最も注目されている若手写真家の一人である。2003年カナダメディア賞大賞受賞、2007年写真協会賞新人賞受賞。写真集に『PASTORAL』(日本カメラ社)、『BLUE MOMENT』(小学館)、『プリンス・エドワード島 七つの物語』(講談社)、『林檎の里の物語』(主婦と生活社)、『ローレンシャンの秋』(アップフロントブックス)、『こわれない風景』(光文社)、『あさ/朝』(アリス館)、『草原につづく赤い道』(金の星社)、『光ふる郷』(幻冬舎)、『Sense of Japan』(ノストロ・ボコス)などがある。
 
     
 
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腕自慢自由グランプリ  
「ファンタジー」
高木 真優美 (大阪府大阪市) キタムラ大阪/なんばCITY店
寸評:最初に見た時から色彩が美しいと思いました。そして構図がしっかりしています。気球の位置も計算しつくされている印象を受けました。シルエットになった人が下に写っていますが、良く見てみると一人ひとりにドラマがあります。空気感・生活感・物語性など、いろいろなものが画面の中に凝縮されています。グランプリにふさわしい力強くてキレイな作品です。
 
     
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