【その3】 ガーデニングをより魅力的に撮る方法
こうして丹精こめて育てた植物には愛着もひとしお。見事に繁殖すればするほど見せびらかしたくなります。そして、美しい写真で記録していくのもガーデニングの醍醐味のひとつです。せっかくですから、この手で美しく撮影してみましょう。
1. シンメトリー(左右対称)な構図や壁面のあしらいは、正面から撮ろう
ガーデニングは、鉢やコンテナなどいろいろなかたちの花材で構成される空間です。そのため、画面は全体像でとらえ、いかにバランス良く写すかがポイント。規則正しく整列するシンメトリーな花材や、壁面をあしらった花材は、真正面からカメラを構え、なるべくゆがみの出ないように撮ります。また、平面的になる場合は、斜めから射す光(斜光)、真横からの光(サイド光)の当たっているときに撮影すれば、立体感も出ます。さらに、画面の水平垂直を保つと、安定感も増しますよ。
↑せっかくシンメトリー(左右対称)に掛けられている花材なのだから、斜めから撮るよりも、正面からの方が映えるはず。
→必ずしもシンメトリーな配置でなくても、壁面をあしらった花材を正面から撮ると、それだけで安定感のある美しい写真になります。
 
2. 天気や時間帯によって変わる花の表情を撮り比べよう
屋外での撮影は時間帯によって日光の射す角度が変わり、それによって花の表情も大きく変化します。さらに、天気や場所によっても写り方や光の射し方が異なります。できるだけ、それらをプラスに利用しましょう。とくに、ある方向からの強い光で、明るい部分と暗い部分の差がかなり出る場合は、ミニレフ板で暗い部分に光を補いながら撮影すると効果的です。
※画像をクリックすると、別ウィンドウで大きめの写真とコメントを表示します
↑窓を背にしたバックライト ↑日中の真上からの光
 
↑朝のサイド光 ↑曇り日のやわらかな光
 
3. 水滴で花びらを演出してみよう!
ガーデニング写真も全景ばかりではなく、後々見て楽しむために、花そのものに注目したカットも同時に残したいものです。そこで、ガーデニングの一部の花を美しく切り撮ってみるのも良いのでは?その際、花びらに水をかけてしっとりと濡らす(小さな花なら霧吹きで)と、みずみずしさが増し、ダンゼンイメージアップします。
この水滴で花びらをお化粧しちゃう裏ワザを知っておくと、写真の出来栄えも、きっとワンランクアップすることでしょう。

●今月のテーマ「ステキなお庭

読者から寄せられたステキな作品を、作例写真としてご紹介しています

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