黒瀬さん作品
【熊本城】「ブルーインパルス」熊本城築城400年祭(2007年4月)。
 
 

黒瀬さん作品
【宇土・住吉沖】宇土市住吉町有明海沿岸の海苔種付けの日(2006年10月)。

黒瀬さん作品
「出番前」『カメラのキタムラ四季のフォトコンテスト・夏」腕自慢部門:テーマ自由 入選受賞作品(2006年)。

 
 

熊本城】

 日本三名城のひとつに数えられる熊本城は熊本市のシンボル的存在。天正16年(1588)、熊本に本拠を置いた加藤清正によって築かれ慶長12年(1607)に完成しました。明治10年(1877)の西南の役で天守閣など主要な建物を焼失。現在の天守閣は昭和35年(1960)、熊本市によって再建されたものです。
 その広大な敷地では四季を通じてさまざまなイベントが行なわれ、観光客はもちろん、小さな子供からお年寄りまで広く市民にも愛されています。
 また、今年は“熊本城築城400年祭”が開幕し、来年5月までさまざまなイベントが催されます。


【宇土・住吉沖】

 熊本市の南西から島原湾に突き出している宇土半島の中ほどにあり、日本の渚100選にも選定されているこの地域は干満の差が大きく、最干時には沖合い2キロ以上にわたり、砂の模様が現れます。
 また、近くの住吉沖では海苔の養殖が盛んで、海一面に海苔ひびの竿が立つ風景は壮観。夕日を浴びた海岸の姿は特に美しく印象的です。近くには1999年「熊本未来国体」のヨット競技メイン会場となった“宇土マリーナ”もあり、撮影の合間に気軽に立ち寄れる憩いの場となっています。

    今回ご登場いただいた黒瀬さんは、銀行在職時から趣味として写真を始められ、そのキャリアは40年以上になります。その間に各種フォトコンテストに応募して、上位入賞も数多く経験。カメラのキタムラ主催のフォトコンテストでも度々名を連ねています。
 「当初は地元のフォトコンテストに応募し続け、連続して上位に入ることもありました。そのうち先輩に勧められて全国規模のコンテストに挑戦するようになりました」。
 ところが、地元では上位入賞していた黒瀬さんも、全国規模となるとなかなか入賞できず、何年も落選の連続。家族からは「お金がもったいないからやめた方がいいのでは」と言われたそうですが、諦めずに応募を続けていたところ、やがて入賞し始めるようになりました。 
 その後も応募を続け、全国規模のコンテストでも上位に入るようになりました。今ではご家族も応援してくれるそうです。
 「実は息子も写真を趣味にしているんです。特に教えたわけではないのですが、私の後姿を見て自分なりに撮り方を勉強していたようです。先日もあるフォトコンテストで息子がグランプリを受賞しました。今では身近にいる良きライバルとなっています」。
『第22回“水とのふれあい”フォトコンテスト』でグランプリ(国土交通大臣賞)を受賞された黒瀬さんと奥様。
 
 そんな黒瀬さんの一番新しい入賞作は、『第22回“水とのふれあい”フォトコンテスト』のグランプリ(国土交通大臣賞)に輝いた作品です。実はその作品には点景として奥様が写っており、モデルを務めた奥様と喜びを分かち合いたいということで、お二人で表彰式に臨まれました。
 今後も奥様をはじめご家族のご協力のもと“人とは一味違う作品づくり”に取り組んでいかれるそうです。

 



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