カメラのキタムラ
Vol.49 2004 SUMMER
 
第12回全国秋の彩フォトコンテスト
デジカメプリント・紅葉の部
準特選受賞作品「晩秋の仁王門」
中山賀一郎氏(キヤノン EOS-1Ds)
  コンパクトデジタルカメラとの違い  
■現像素子
OLYMPUSの各種CCD。左がE-1、真ん中と右はともにコンパクトデジタルカメラのもの。
大型撮像素子で高画質・高感度を実現
デジタル一眼レフカメラではボディサイズの大きさを生かし、コンパクトデジタルカメラに比べて、格段に大きいサイズの撮像素子を装着。これによって、より豊かな光の情報を受け取り、高画質な画像を実現できるのです。
■データ形式
RAWデータで撮影すれば、現像作業で思いのままの写真がつくれる
RAWデータは最近の上位機種のデジタルカメラで注目されているデータ保存形式。コンパクトデジタルカメラで一般的なJPEGデータと異なり、撮影時に細かな設定をおこなう必要がありません。RAWデータでは撮像素子で受け取った画像情報がそのまま保存されます。その画像を現像処理ソフトを使って細かな画像処理を施し、被写体の魅力を強調した自分好みの写真をつくることができます。

多彩なモード設定で、高度な撮影テクニックが可能
フィルム一眼レフカメラから移行しても全く違和感のないCanon EOS Kiss デジタルのモードダイヤル。
コンパクトデジタルカメラでは難しい、絞り優先やマニュアル撮影など幅広い撮影スタイルに対応できる各種の撮影モードにより、自分が思い描くイメージ通りの写真を撮ることができます。
保存形式と記録メディア容量の関係
デジタルカメラで使われているデータ保存形式は、画像情報を圧縮して保存する標準的な「JPEG」、画像ファイルを圧縮せずに保存する「TIFF」、画像を生のまま保存する「RAW」の3種類が一般的。設定する保存形式と記録メディア(メモリーカード)の容量により、撮影できるカット数が決まってきます。

  記録メディア容量
保存形式 128MB 256MB 1GB
JPEG形式(ノーマル) 約73.3枚 約146.7枚 約572.9枚
TIFF-RGB 約6.7枚 約13.3枚 約52枚
RAW 約11.9枚 約23.8枚 約93枚
※ニコンD100、3,000×2,000ピクセル時での概数。
光学ファインダーで正確なピントコントロールが可能
視度調節機構も付いたNikon D70の本格的なファインダー
デジタル一眼レフカメラならではの光学ファインダーは、レンズから入ってきた被写体の画像を見ることができるので、微妙なピント合わせや撮影に必要な情報確認が被写体から目を離すことなく正確におこなえます。

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