●ナビゲーター Let'sフォト美
【今回使用したカメラ】 COOLPIX 4300 (Nikon)
11月1日から、いよいよ年賀状が発売となりましたが、今年の年賀状はどうされますか?デジカメユーザーなら、ぜひとも自分で撮った写真を使って、オリジナル年賀状にしたいものですよね。そんなとき、ポイントとなるのが、記録画素数と画質モード。えっ、そんな言葉は知らないですって?
でしたら、ぜひこの機会にフォト美と一緒にマスターしてしまいましょう。
来年の干支は未(ひつじ)。
そこで、フォト美はとある牧場に行き、年賀状用にヒツジの写真を撮ることにしました。
ところで、ここで重要なのは記録画素数の指定です。「記録画素数」とは、撮影する画像のサイズのこと。必ずしも、デジタルカメラのスペックとして表示されている画素数(「200万画素CCD」など)というわけではなく、撮影する際に指定し、それによって記録された画像のサイズをいいます。
あまり低い画素数で撮影してしまうと、十分なプリント画質を得られず、キレイな仕上がりにならない場合があります。
下図のように、640×480dot(35万画素)で撮影したものと、2832×2128dot(600万画素)で撮影したものを、同じサイズの用紙いっぱいにプリントする場合、どの程度の違いが生じるのか、比較してみましょう。
■画素数が高いほど、画質はきめ細かくなります
それでは、640×480dot(35万画素)で撮影された画像と2832×2128dot(600万画素)で撮影された画像の画質を比較してみましょう。
それぞれをハガキいっぱいにプリントし、その1インチ角の中に存在する点の数を比べてみると、以下のような結果になります。
■高画素数のデジカメでも、画素数の設定が重要です
今回、400万画素CCD搭載のデジタルカメラを使ってヒツジの写真を撮影したフォト美でしたが、撮影する際、640×480dot(35万画素)相当に設定してしまったため、あまりキレイなプリント結果になりませんでした。
あぁ、もう一度撮り直さなくちゃ〜!


さて、年賀状(ハガキ)の全面にプリントする場合、いくつの画素数に設定して撮影するのが最適なのでしょうか?
それを決めるにあたり、「画像解像度」とその単位である「dpi (ドット・パー・インチの略)」についてカンタンにご説明します。
つまり、デジカメ画像をプリントするためには、少なくとも300dpの画像解像度が必要と考え、そこからプリントサイズに応じた記録画素数を割り出す必要があるのです。
■プリントサイズ別 最適な画素数
(画像解像度を300dpiとした場合)
ハガキ全面にプリントするなら、200〜300万画素に!

※( )内には同じようなサイズの用紙を例に挙げてみました

※プリントサイズに対して300dpi以上の解像度をもつ画像なら、ネットプリントサービスや店頭のデジカメプリントでも十分な画質で仕上がります。


つぎに、画質モードを設定します。
この「画質モード」とは、デジタルカメラで撮影した画像をメモリカードにJPEG形式のファイルとして記録するとき、その圧縮の度合いを設定するモードです。
通常、デジタルカメラには「ファイン」「ノーマル」「ベーシック」といったように、数段階に圧縮する度合い(以降「圧縮率」といいます)を変えたモードを選べるようになっています。
この圧縮率と画質の関係は、つぎの通りです。
Tipsを開きます
■美しくプリントしたいなら「ファイン」モードで撮ろう
実際に、各画質モードで撮影し、それぞれを比較してみると一目瞭然。やはり、画質を追求するなら、多少ファイルサイズが大きくても「ファインモード」で撮影するのがオススメです。
圧縮率は最も低いため、画質はキレイです。この程度の圧縮なら、肉眼ではほとんどわかりません。 圧縮率は中レベル。
部分的に圧縮による画質の劣化を判別できます。
圧縮率は最も高いため、画質はかなり劣化してしまいます。しかし、ファイルサイズは軽くなります。

■圧縮しないTIFF形式よりも「JPEG・ファインモード」に
TIFF形式で記録できるデジタルカメラでは、圧縮せずに画像を記録することができます。
ただし、圧縮しないで記録した画像のファイルサイズはとても膨大です。しかも、肉眼ではファインモード(低圧縮率のJPEG形式)の画質とほとんど変わらないため、特別な理由がない限り、TIFF形式(圧縮なし)よりもJPEG形式のファインモードで十分です。
※ネットプリントサービスでは、TIFF形式の画像に対応しておりません



最後に、構図についてひとこと。
年賀状の全面にプリントする写真は、なるべくシンプルな構図の写真が向いています。
それは、写真の上に、年賀文字やテキストやイラストを重ねて配置し、それら全体でひとつの年賀状という作品になるからです。
通常写真を撮るときの「情景描写」に重きをおくよりも、ヒツジならヒツジのイメージだけに絞った写真の方がインパクトもあり、スッキリした構図で他のオブジェクト(年賀文字やテキストやイラストなど)との編集もしやすくなります。

■シンプルな構図には、クローズアップ写真がオススメ
広角で撮るスナップ写真だと、広く背景が写ってしまい、主役のインパクトが薄れがち。
そこで、望遠レンズでズームアップしたり被写体に近づいたりして、主役だけにクローズアップした構図にしてみるとイイかも!


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