「風景」
総評:これまで見たことのない被写体、センスを持った作品が多く、とても楽しい審査でした。入賞作品は新鮮な被写体の選び方や独自のフレーミングが感じられる、いろいろ考えながら取り組んだであろう作品を中心に選ばせていただきました。今後気をつけていただきたいのが、上位入賞作品を見てもらえばわかるのですが、コンテストにおいてはプリントの美しさも重要なポイントだということです。自分でプリントしたものは作品の質にバラつきが多く残念でした。風景というのは自然そのものです。自己流に解釈して変化を付けるのではなく、自然をいかにありのままに表現するかというのが大事なことだと思います。 |
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審 査 員
吉野 信 氏 |
よしの しん/1943年生まれ。桑沢デザイン研究所リヴィングデザイン科卒業。1972年フリーの動物・自然写真家として独立。それ以後、日本国内にとどまらず、アフリカ、アラスカ、インド、ロッキーの野生と自然を求めて、その成果を多くの写真集や個展で発表。主な写真集に、「野生のバラード」(月刊さつき研究社)、「アラスカの詩」(日本カメラ社)、「THE ROCKY MOUNTAINSーロッキーの野生」(平凡社)、「TIGER ODYSSEY」(美術出版社)、「吉野信自然美術館 全5巻」(六耀社)、「野生のカメラ」(光人社)など多数。日本写真家協会会員、日本写真協会会員。
※事情により、事前に告知していた竹内敏信氏から吉野信氏に変更になりました。
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