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365日フォトコンテスト2011 秋冬
トップ腕自慢コース
「風景」
総評:私が審査するこの風景部門だけで5,000点以上もの応募があり大変に驚きました。これは応募者の皆さんの熱意の表れだと思います。そして作品はどれも見事な出来栄えでした。惜しくも選外になった作品にも素晴らしいものが多数あり、写真の表現の可能性の広がりを実感することができました。ごく身近なところにある目の前の風景を、どうつかみ、どう表現していくかが大切です。それは日ごろ自分の思っていること、感じていることを映像としてどう表現してくかということにもつながります。今回、そういう視点に立った作品をたくさん見ることができました。素晴らしいことだと思います。
 
竹内敏信   審 査 員
竹内敏信 氏

たけうち としのぶ/1943年愛知県生まれ。名城大学理工学部卒。愛知県庁勤務の後、フリーとなる。主として35ミリ一眼レフカメラを駆使し、鋭敏な感覚と的確なテクニックで自然の映像化に挑戦しつづける。風景写真の第一人者として最も人気が高く、多くの写真コンテストの審査委員を務める。写真展、講演会など多数。アマチュアの指導にも力を入れている。主な写真集に「花祭」(誠文堂新光社)、「天地」「一本櫻百本」「竹内敏信の熊野古道」「大欧羅巴」「山河照抄」(出版芸術社)がある。日本写真芸術専門学校 校長。NPO法人フォトカルチャー倶楽部顧問。
 
     
 
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「噴火」
下川武治 (福岡県筑後市) 久留米/上津店
寸評:桜島の火山がこのようにとらえられることに驚きました。こんな姿もあるのだということを見せてくれているのが素晴らしい。溶岩が流れている姿をフレームぎりぎりでとらえて、光の具合も見事に決まっています。まさに「赤」の世界です。視点が変われば通常とは異なる表現ができることを我々に教えてくれる非常に珍しく、味があり、撮ろうとしてもなかなか撮れない作品です。
 
     
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「人」
総評:今回も偶然の出会いや、時には日常の一コマなど、それぞれのシチュエーションの中の様々なドラマを感じさせてくれる作品がたくさん集まりました。その中から、ずっと見ていても飽きない作品を選ばせていただきました。日本のみならず、海外で苦労して撮られている作品もあれば、身近に恵まれた被写体を持っていらっしゃる作品もありました。ふと、見入ってしまう作品からは、撮影者が現場を熟知している印象を受けました。また、今はデジタルカメラで撮影したものをモノクロに表現することがとても簡単になりました。昔は現像に失敗して作品のレベルが落ちることもありましたが、今はそんなことはありませんので、モノクロの作品にも今後期待したいと思います。高度な現像によってモノクロならではの魅力がきっと引き出せると思います。
 
織作峰子   審 査 員
織作峰子 氏

おりさく みねこ/石川県生まれ。1981年度ミスユニバース日本代表に選ばれ、ニューヨーク大会に出場。ミスユニバース任期中に写真家・大竹省二と出会い、1982年大竹省二写真スタジオに入る。1985・1986全国二科展入選。1987年独立。女性の優しい視線で世界各国の美しい風景や人物の瞬間を撮り続けている。日本全国や世界各地で写真展を多数開催する傍ら、テレビや講演に幅広く活躍中。大阪芸術大学教授。
 
     
 
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腕自慢 人グランプリ  
「兄弟」
小野寺 智之 (岩手県一関市) 一関/千厩エスピア店
寸評:ご自分のお子さんを撮られたのでしょうか。じっと見ていると、作品から稲穂の香りがしてきて、風の音まで聞こえてきそうな作品の中に映しだされた空間を立体的に感じられる作品です。澄み切った青い空と綺麗な雲と、そこに兄弟が虫捕りに出かけるという、このままコマーシャルにもなりそうな非常に平和なものを感じさせる作品です。構図も非常にいいですし、身近にいる素晴らしいフォトジェニックな被写体を、とてもうまく演出した作品だと思います。
 
     
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「自由」
総評:今回の応募作品はバリエーションが豊富で非常に楽しく拝見しました。鉄道写真が増えたのも今回の特長です。どんなテーマの作品であっても、自分らしさというものをアピールしていきましょう。今回も過去の入賞作品に影響された作品を見受けましたが、すでにある作品をなぞるのではなく、自分の感覚で見つける世界を大切にしましょう。全体的には皆さんレベルアップして非常にいいカメラポジションで撮っています。そんなハイレベルの中で入賞した作品は、心象的な自分らしさが出ている作品、気持ちのこもったドラマが感じられる作品です。ただ残念なことに、おうちプリントでの応募の中にはプリントがきちんとできていない人がいます。お店での銀塩プリントと自分がプリントしたものとを比較してみてください。どんなに良い出来の作品であっても、写真の最終仕上げはプリントです。レベルアップのためにも、ぜひ銀塩プリントを体験してほしいと思います。
 
丹地敏明   審 査 員
丹地敏明 氏

たんじ としあき/1936年広島県生まれ。出版社の写真部勤務を経て1963年フリーランスとなる。撮影対象は多岐にわたる。第21回全国カレンダー展で通産大臣賞受賞。「西表国立公園郵便切手」の原写真を撮影、出版物に丹地敏明写真集「沖縄」(主婦と生活社)、「森の水音をきく」(世界文化社)、美しい日本四季の名景(日本写真企画)など多数、BS-TBS「風景芸術家と巡る日本の美1-2 日光編・伊豆編」に出演。公益社団法人日本写真家協会(JPS) NPOフォトカルチャー倶楽部顧問 フォトパラダイスアカデミー講師。
丹地敏明公式サイト
http://www.toshi-tanji.com
 
     
 
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腕自慢自由グランプリ  
「書」
市川清一 (青森県八戸市)八戸/マックスバリュ八戸城下店
寸評:今回のグランプリは感動しました。高いところから見る広い展覧会場は、右側の窓から光が差し込んでいます。右から左へと文字を読む一人の男性は黒っぽい服と白い靴と帽子で、カラーなのに一見モノトーンに見えます。物音ひとつ聞こえない、そんな静寂を感じさせる会場で、左へ少しだけ向いた顔が、書を読んでいる動きを感じさせて、そこにはどんなことが書かれているのかと見る者の想像力を刺激し、作品の中に宇宙を感じさせる、光と影をうまく利用した素晴らしい作品です。
 
     
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