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キタムラフォトコンテスト2010春夏
トップ腕自慢部門
「風景」
総評:今回全体の中で、自分でこう言うのはどうだろうと挑戦するような作品が出てきたのはいいことだと思います。毎回このテーマは選ぶのが難しく、風景と言っても、今回は特別なものを選んだという感触があります。稲妻などの作品は、僕の審査では今まであまり入賞しなかったのですが、こう言うのもあるんだという意味で、取り上げました。過去に入賞したような作品に倣ったものより、自分で新たな美を開発して挑戦しようとするものは評価したいと思います。次回以降、そういったものが多く出てくるようになると素晴らしいと思います。
 
竹内敏信   審 査 員
竹内敏信 氏
たけうちとしのぶ/1943年愛知県生まれ。名城大学理工学部卒。愛知県庁勤務の後、フリーとなる。主として35ミリ一眼レフカメラを駆使し、鋭敏な感覚と的確なテクニックで自然の映像化に挑戦しつづける。風景写真の第一人者として最も人気が高く、多くの写真コンテストの審査委員を務める。写真展、講演会など多数。アマチュアの指導にも力を入れている。主な写真集に「花祭」(誠文堂新光社)、「天地聲聞」「天地」(出版芸術社)、「天地風韻」(日本芸術社)、「水の変幻」(文一総合出版)、「芭蕉百吟」「燦(きらめき)」(春陽堂書店)、「雪月花」(トーキョーセブン)、「櫻」「山櫻」「櫻暦」(出版芸術社)、「欧羅巴」(小学館)、「花風景」(日本カメラ社)、CD-ROMに「雪月花」(トーキョーセブン)、「風景遺産」(シンフォレスト)などがある。日本写真芸術専門学校副校長 東京工芸大学講師 現代写真研究所講師。NPO法人フォトカルチャー倶楽部顧問。
 
     
 
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腕自慢風景グランプリ  
「春遠雷」
横田 康治 (高知県高知市) 高知/土佐道路店
寸評:合成かと思われるほど見事な瞬間を捉えている作品です。桜が満開の姿とイナズマの閃光と暗雲、山々などが見事に写し出されています。しかし、ちょっと余分なのが手前の菜の花です。黄色が強く目立ってしまっているのが惜しい所ではありますが作品の素晴らしさには、支障はない。これほど一枚の写真に捉えていることは見事しか言えません。まさに日本の桜のあるべき一面を写し出しています。そういうところから、グランプリに選ばさせて頂きました。
 
     
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「人」
総評:皆さん苦労されて生活の中の一部を切り取っていらっしゃっていて、最終的な絵を良く考えて創り上げた作品もあれば、自然な表情をナチュラルな感じで撮って、それが何かを感じさせるものになっていたり、いろんなバリエーションがあって今回も楽しかったです。北海道から九州沖縄まで、それぞれの風土や土地柄を感じさせるような、四季折々の雰囲気をうまく捉えた作品が多かったと思います。選者としては、やっぱり前例のないものに惹かれますので、これからも人の作品をあまり意識せずに、自分の目の前に起きた素敵な瞬間をものにしていっていただきたいと思います。
 
織作峰子   審 査 員
織作峰子 氏
おりさく みねこ/石川県生まれ。1981年度ミスユニバース日本代表に選ばれ、ニューヨーク大会に出場。ミスユニバース任期中に写真家・大竹省二と出会い、1982年大竹省二写真スタジオに入る。1985・1986全国二科展入選。1987年独立。女性の優しい視線で世界各国の美しい風景や人物の瞬間を撮り続けている。日本全国や世界各地で写真展を多数開催する傍ら、テレビや講演に幅広く活躍中。大阪芸術大学教授。
 
     
 
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「夏祭の日」
工島 勇 (静岡県静岡市) 静岡/草薙店
寸評:お祭りの写真というと、華やかな作品が多いと思いますが、この作品は非常に静かで落ち着きのある、そして情緒のある作品だと思います。手前の金魚とおじいさん、それと奥のほうで女の子が若者ならではの楽しみ方をしていて、いろんな世代のドラマが感じられます。風情であったりノスタルジックであったり、いろんな意味で被写体になっている方の人生をふつふつと感じさせるような、なかなか味わいのあるいい作品でした。
 
     
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「自由」
総評:全体的にレベルアップした写真作品が多く悩まされたという感じの審査でした。一番気になったことは、自家プリントとクリスタルプリントとの差が余りにも目立ったことです。応募前に良いと感じた写真作品は自家プリントとクリスタルプリントとで比較して見ることをお勧めします。プリントの差が何処にあるかというと、透明感、立体感、遠近感、質感など、様々な部分にその差が見られます。特にコンテストでは自己主張し自分をアピールするという観点からすると、上位入賞と思われる写真作品がプリントの差で入れ替わってしまった現実があったことをお知らせしておきます。人に見せるということを意識してほしいと思います。また、自由の部だからといって余りにも極端でイメージしたものとの差が大きすぎると思われる写真作品もありました。この点も、これからの課題として応募者の研究と努力を期待します。
 
丹地敏明   審 査 員
丹地敏明 氏
たんじ としあき/1936年広島県福山市生まれ。出版社の写真部勤務を経て、1963年フリーランスとなる。風景写真を中心に、民家、伝統工芸、職人、刀剣などへの関心も高く、撮影対象は多岐にわたっている。活動も、国内の出版物や展覧会ばかりでなく、中国、オーストラリアでの写真展は話題を呼んだ。後進の指導にも熱心で、撮影会に写真教室にと、日本中を駆け回っている。ビデオアドバイスによる通信講座、フォトパラダイスアカデミーを主宰。主要著書および共著には『丹地敏明写真集 沖縄』(主婦と生活社)、『日本の民家』(山と渓谷社)、『美しい日本の旅』(学習研究社)、『日本の伝統工芸』(ぎょうせい)、『森の水音をきく』(世界文化社)、『変幻譜・The Microcosm of Freeze』(芸文社)、写真集+CD-EXTRA『水の調べ・An Enchanting Melody of Water』(DDN)、「美しい日本・四季の名景」(日本写真企画)、など多数。NPO法人フォトカルチャー倶楽部顧問。
丹地敏明公式サイトhttp://www.toshi-tanji.com
 
     
 
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腕自慢自由グランプリ  
「巨大卵」
三上 発代 (滋賀県守山市) 守山/播磨田店
寸評:「これは何だろう」と惹きつけられる魅力がありました。データを拝見すると魚眼レンズで魚の目になって見ている海中写真なので、魚が見た時の感覚が伝わるようです。それほど巨大な物体では無いと思いますが、ダイバーと比較できるような撮影がなされているため、その巨大さを想像してしまいます。独自の視点が魅力的です。また、水中の透明感あるプリントが美しく、光と影によって物体の立体感と遠近感が写真を魅力的にしているところに作者の意図を感じました。
 
     
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