テーマを持って、一途に撮ってゆくことに、
本当の表現行為としての価値がある。
たなかたつや/1956年愛知県生まれ。愛知学院大学文学部卒業。医療ソーシャルワーカーとして精神障害者のケースワーカーに従事した後、自然写真家として独立。日本写真家協会・自然科学写真協会会員。。著書に『自然風景表現術』『Q&A写真の学校』(学研)、CD-ROM『空』(シンフォレスト)がある。多数のカメラ誌に作品を発表。執筆・講演と幅広く活躍中。
四季を通じておう盛な活動力で、幅広く作品を創作されている田中達也先生は名古屋にお住まいです。最近の写真家としては少数派の、地方在住でいらっしゃいます。高速を使えば2〜3時間で日本アルプスに、また、飛行機を使えば北海道まで2時間と、その名古屋という地の利便性を活かし、素晴らしい冬の作品をたくさん発表されています。今回はその田中先生をお訪ねして、「雪は白ではない。私にとっては青いんです」とおっしゃる先生に、冬の撮影の難しさと素晴らしさについて、伺いました。先生が撮られた鮮やかな冬の作品とともに、その豊富なご経験に裏打ちされた、冬場の撮影テクニックを参考にして、皆さんもぜひ、この冬は素晴らしい作品にチャレンジしてみてください。「チャレンジし、失敗すること。そこからが写真の第一歩なんです」とおっしゃる田中先生の、写真に対する温かい愛情が、皆さんのもとに届けば幸いです。
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