「おねがいごと」岡田 加代子(高知県高知市)
寸評/今回は全体のレベルが高く、グランプリの選定には苦労しました。その中でもかわいらしい表情がよく表現されているこの作品を選びました。鈴を鳴らす縄の房と、それをつかんだ小さな手との対比が、こどもの小ささ、かわいらしさを強調しています。房の白と着物の赤のコントラスト、暗いバックの中に浮き上がっている千歳飴の袋など、無駄のないフレーミングで七五三の雰囲気を随所にうまく取り入れています。よく計算された完成度の高い作品です。

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