「妖怪」大西道夫(長野県東御市)
寸評/老木についたきのこだと思いますが、その形が不思議な生き物のようになっています。きのこと周りのコケの色合いが対照的で、非常に存在感のある作品になっています。きのこの質感と形状、そしてモミジの葉がうまくマッチして、不思議な空間が生まれました。自然の美、自然の造形の妙技がつくりだした自然界の神様の姿に思えます。小さな空間ですが、小さいが故に大きな広がりを感じさせる、的確なフレーミングとイマジネーション豊かな映像で表現したところが見事です。

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