第32回西部写真コンクール(全日本写真連盟西部本部・朝日新聞社主催、アサヒカメラ後援、キヤノン販売、富士写真フイルム、ニコンカメラ販売協賛)の最終公開審査が5月18日、雲仙・普賢岳噴火災害から11年を迎えた長崎県島原市の「島原復興アリーナ」開かれ、入賞、入選作品が決まった。昨年十一月末から三月末までに全国の全日写連会員から応募された作品は1817点。田沼武能・全日本写真連盟会長を特別審査委員長に招き一般部門173点、ネイチャー部門94点、サロン部門51点の計318点が最終公開審査に臨んだ。今回は合成やデジタル加工のされていない作品の一般、自然の営みを題材としたネイチャー、自由な写真表現をしたサロンの3部門で募集、写真表現を尊重した形とした。
一般部門金賞に長崎市の大矢統士さんの「山峡」、ネイチャー部門金賞に宮崎市の廣末武夫さんの「ファミリー」、サロン部門金賞に福岡県岡垣町の西豊さんの「自然の涙」が選ばれた。ほか各部門にアサヒカメラ賞1点、銀賞3点、銅賞5点、入選50点(ネイチャー、サロン部門は各30点)を決めた。 |