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種清豊のフォトコラムコラム・ギャラリー

2015.10.30【Vol.242】

和の雰囲気をねらう

和のねらう

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日本ならではの建築物である日本家屋。落ち着いた佇まいと何処となく漂う静かな雰囲気は素敵な被写体です。屋内の撮影は、保存家屋など撮影可能な場所で行う必要があるかもしれませんが、ふすま、畳、廊下など日本家屋ならではの赴きある被写体も撮影していて楽しいものです。また、瓦、板塀、縁側、庭など外側から見えるものだけでもいろいろと撮影できるのではないでしょうか。

格子を組み合わせた緻密な様子が特徴的な日本家屋ならではの明り取りは、細かく区切られた素通しガラスやすりガラスに当たる反射がキレイで、またそこから差し込む光はとても幻想的です。派手な装飾や、鮮やかな色はあまり目にすることはできず、どちらかといえば端正で落ち着いた木造建築になり、明り取りがあるとはいえ、室内はやや薄暗い印象です。無理に明るい露出で狙おうとせずにややマイナス気味の露出で狙えば、室内の雰囲気を残して撮影できるでしょう。

その他、廊下の天井にかかる小さな照明などを活かした床の間や、そこに置かれた掛け軸、小さな茶器や花道具などの和を感じる小物もいいアクセントです。庭に出れば、小さな灯篭や獅子おどし、飛石などを見ることもできます。建物全体の様子を捉えるだけでなく視点を変えて被写体を探して見ることがオススメです。

もしかしたらご自身の家にも日本家屋ならではの特徴を見ることができるかもしれません。数が少なくなってきたとはいえ、日本だからこそ撮影できる身近な存在である日本家屋に目を向けて見るのもおもしろいのではないでしょうか。

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