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2015.08.21【Vol.232】

水辺の景色を撮影する

水辺の姿

水辺の姿

水辺の姿

夏をイメージした風景に水辺の景色があります。これだけ熱い日が続くとわずかながらも被写体に涼を求めてしまいます。暑い中街を歩き回ってスナップ撮影もいいですが、のどかな田舎で小さな渓流や池、小川の様子を観察してみましょう。水の流れ、写りこみといった定番のモチーフや池に浮かんだ流木、小さな生き物の姿など水辺を連想させるものであればいろいろと思い浮かびます。

水辺の風景で大切なのは光の様子です。曇りや雨の日だと仕方ないのですが、少しでも陽が射しているのであれば、存分にその光を活かします。水面の反射はもちろん、陰影や波の模様のコントラストも光の強さで変化します。渓流や池そのものを撮影するというよりは光の強く当たる部分と、影になっている部分を見つけてそのコントラストで見せるとシンプルですが立体感ある画面になります。水の動きはシャッター速度次第で自由にコントロール可能ですので、低速、高速イメージどおりになるまでいろいろ試してみたいものです。動きが大きい場合はあえてスローでうねりを大きく見せてみても面白いでしょう。

その場合はNDフィルターが必要かもしれません(PL ND両フィルターは重ねないようにします)。また、日陰だと案外薄暗く、ISO感度はあまり高くしたくないとなると三脚は便利です。PLを利用して水面の写りこみや反射をコントロールするのであればなおさら三脚は必要です。また、滝や大きめの渓流であれば長靴を用意して水につかり、水面ぎりぎりのフレーミングでも面白いでしょう(機材の水没に注意)。

意外と風景撮影のモチーフが少ない夏場ですが、滝、渓流とあわせて、身近な水辺の景色を探してみてはいかがでしょう。

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