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種清豊のフォトコラムコラム・ギャラリー

2015.03.27【Vol.211】

桜を撮影してみる その5

スローでぶらして撮影

桜 50mm

桜 200mm相当

夕方5時ごろのライティング

寒の戻りが続くようでこの時期にしては気温の低い日が続いているようです。全国的に開花した桜も多いようですが、この先満開は何時になるのでしょうか。やはり撮影となると満開の限られた一瞬を狙いたいものです。例年のコラムでも書いているように、桜は春の風物詩です。紅葉と同様に気温の影響で開花状況が大きく変化します。気温=標高とも考えることができるので、たとえ同じ地域でも海沿いと山間部では桜の咲き具合に違いが出てきます。都会の平野部であればいっせいに満開が訪れますが、しかしながら樹の種類によってそのタイミングは違いますので、できれば数日間通える範囲で観察して撮影を行いたいものです。遠く桜前線を追いかける撮影もいいですし、自宅の近所で咲き始めから散ってしまったところまでを記録してもいいのではないでしょうか。

さて、撮影する際の基本ですが三脚は必須となります。これは桜だけでなく風景撮影全般に言えることです。手ブレを防ぐことが最大の目的ですし、また厳密なフレーミングを行うのも三脚の役目です。あえてスローシャッターを使い強風にあおられる桜を狙うことも容易です。広角レンズで見上げたり、マクロでの接写撮影もありますが、それは樹に近づける場合、多くは公園や寺社の境内など人の出入りが多い場所です。山間など自然に植えられた桜であれば望遠レンズを多用することになります。どのレンズが最適かというわけではなく、被写体に応じた適切なレンズワーク、柔軟なレンズワークが必要です。

そして、時間帯による光の変化で桜の色は変わっていきます。日中だけでなく、夕方や朝方のライティングも魅力的ですし、日が落ちた直後の薄明かりの様子もきれいです。WB太陽光モードで少し色を乗せて表現してもいいですし、オートWBで桜の白さを狙ってもいいでしょう。その時々に応じた色の変化をカメラ側の設定で容易に変更できるのもデジタルのメリットです。 まもなく満開を迎える桜。今年は何日間桜撮影に出かけることができるでしょうか。

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