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種清豊のフォトコラムコラム・ギャラリー

2014.11.28【Vol.195】

センサーのゴミの話 その2

2011.08.05【Vol.023】のコラムでもお話ししたセンサーのゴミの話。依然としてカメラ内(センサー面)へのゴミ付着については決定的な対策は掃除以外に無いようです。

初めてご自身のカメラで撮影した画像に黒っぽいものが写れば、不安を感じられるのはもっともで、この黒いものはなんですか?カメラの異常ですか?といったご質問を受けることがよくあります。写真の同じ位置に黒っぽいものが写れば、それはセンサー面に付着したゴミとほぼ断定していいと思います。ただしゴミは毎回写るとは限らず、そのときの絞り数値、画角、露出そして被写体によっても表れたり、消えたりと目立ち方が変化します。

確認する方法は、ライトボックスや蛍光灯、白い壁にカメラを向けて(レンズはつけたまま)撮影して確認できます。その際、絞りは必ずF16やF22などに絞って撮影。そしてピントはマニュアルに切り替えて、ピントリングを無限側、最短側のどちらかへセットします。そうして撮影された画像に黒い影が写っていればそれがゴミということになります。

それではゴミをどのように除去するのか。カメラ側の自動センサークリーニングで除去できればいいのですが、それでもだめなら手動クリーニングに切り替えてみます。そのときに使用するのが、カメラの掃除アイテムの基本となるブロアーです。ブロアーの風でゴミを吹き飛ばします。通常はここまでの清掃にとどめておくのが安全。大きなゴミはこれで大抵きれいになります。ただしブロアーでも除去できない粘着性のゴミであれば、面倒でもカメラメーカーのサービスに持っていくなど、専門的な場所に預けての清掃がオススメです。しかしながら、お住まいの地域によってはサービスを受けることが難しい場合や、旅行先などでは対処ができないなんてこともあります。

自己責任ではあるのですが、その際はセンサークリーニングツールを使用して清掃することも考えられます。センサー清掃グッズにもいろいろありますが、一番手軽なのはスタンプにゴミを貼り付けるタイプです。センサー面に軽く触る程度でゴミ除去ができるので、センサーを直接拭き取るタイプよりは手軽です。クリーニング液をしみ込ませた専用布や紙でキレイにセンサーを拭き取るのが確実なようですが、キズをつけてしまうのもいけません。

面倒でもサービスセンターへ預けるか、多少の慣れやリスクの可能性もあるが手軽なセルフメンテナンスにするか、意見が大きく分かれるレンズ交換式デジタルカメラのゴミ問題です。


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